2021年11月8日月曜日

秩父の父と、下北出身のママの居酒屋で語らう

2週続けて行けた父の家。ちょうど水戸の姉とも会えてしばし談笑。恵まれましてのSOLA


11月に入り周りの山々も色づきはじめました。

晩秋らしいうす雲がかかり武甲山の姿へ見えず。途中、国道140号線は人出が多数。
長瀞の紅葉狩り、SL目当て、繰り出してきたバイクツーリングのライダーたち。
その喧騒から少し離れて、父の家の庭は心地よい午後の陽だまりでした。


家の下では、野菜づくりが盛んで。

近くの空き地では、日曜日らしいサンデーファームの方々が汗を流す。
地面起こしの最中を見学、お聞きすると来年の種付け開始への土づくりなのだとか。
駐車中のクルマは、地元ほか東京のナンバーも2台いました。凄い情熱です。


姉の相棒ジンジャーくん。

水戸から姉とロングドライブ、またひとまわり大きくなった感じのトイプードル。
旅犬としての貫禄も備わってきた感じで全くもって頼もしい。かわいいヤツなのです。
ひと足さきに帰る姉と助手席から感慨ふかげに顔を出す彼に手を振って見送りました。


父を連れ出してドライブ。

定峰側の山を登っていったいただき付近は牧場になっており視界が開ける。
眼下の風景は、小川町、越生といった東武線沿線の古くから発展した街並みでした。
西日もさらに下がってきて風も冷たくなってきてましたが、お互い近況をポツポツと。


高原牧場は、管理棟の母屋が立派で売り場スペースも立派。

運営しているJAもかなり力を入れている様子。
宣言解除から1ヶ月がすぎて、行楽も本格的な再稼働か。賑わう家族連れ。
駐車スペースは入れ替わりクルマ出入り頻繁、店内の野菜、お菓子が好評のようでした。


じつは、ソフトクリームには目のない父。

牛乳好き、加えて乳製品でもソフトクリームには一家言あると言っていい84歳。
肌寒いさなかでも当然買い求めてペロリと。で、なかなかイケるね、とご満悦の様子。
少々震えながら、付き合いペロリとして、父とデートしている私なのでした。


月の石公園の紅葉がいい。と最新のウエブ情報。

では行ってみようと山を降りて向かってみると上長瀞駅の近所。博物館の前。
父も私も昔から知ってる場所なのですが、ココ、そういう名前の公園なんだと知見。
夜はライトアップされるそうで文字通りのデートコースなのでした。


本日のハイライトはご近所の居酒屋さん。チィちゃん。

たまたま見つけて飛び込んだのが最初で、父が気に入ってくれたのでまたしてもの入店。
陽の落ちた秩父の空に浮き彫りになる停車場の灯りのようで、、、いいでしょ!?
平日は、工場、作業所からのお客さんで賑わう様子も日曜日は間隙を縫って。


ママさんに予めリクエストしてあったサツマイモの天ぷら。

父の好物、これがまた、彼女の揚げ方が絶妙、うまし! って、私が喜んでどうする!?
他に、スルメイカと大根の煮付け、シャクシ菜の漬物、出てくる出てくる、、
野菜はいずれもママさんの自宅下の庭で作っているもので、地産地消のお店なのです。


父は、メニューから好物のシシャモを注文。

ママさん、秩父は亡くなった旦那さんの故郷と職場というご縁から。
生まれは、青森県下北半島のむつ市田名部というところ。なのでお魚は全てご当地から直送。
海無し国の秩父で、ホッケ、シシャモ、コマイ、の干物が美味い、まさに珍店かな。


父も、居ながらに下北・青森旅行を。

ねぶた祭り、ねぶた、か、ねぷた、か。ぶ、と、ぷについての地域的な考察とか。
恐山のこと、湖のこと、イタコのこと、温泉、、、話も弾みます。
↓私は、ふと、かつてお世話になった津軽の浜乃食堂のことを思い出してました。

http://macobusa.blogspot.com/2017/12/2017.html


シメでお願いしたのは、ヤマイモ焼き。チィちゃん新メニュー。

すりおろしたヤマイモに、いろんな具材、味付けを加えて練り上げる。
薄く引き伸ばして焼き上げて、ネギとカツオブシを散らせての完成。うまし!
喜んで口を動かす父を見ながら、安堵と感謝と、素敵な秩父の夜に乾杯!