2017年5月2日火曜日

奈良 三重 滋賀の川をぶらぶら。

連休序盤の土日、近畿3県の川辺を巡る。超特急で駈け抜けたゴールデンWタイムでした。


あっ、山手線だ!

懐かしい記憶がビビーンと蘇ったけれど、ここはJR奈良駅。さらに。

あっ、京浜東北線だ!

スカイブルーの電車までもがやってきました。

私の田舎にも、似た趣向のタイプの電車が最後のお勤めとして走ってます(秩父鉄道)

というわけで関東人にはとても懐かしいのです、なにもかもが。

ふと思ったコトですが、この懐かしさこそが、普遍的人気観光地の秘訣なのかも。

著名な寺院だけではない、いにしえの都、営み、歴史の幅、厚み、洞察のこころ。

そのあたりをみなさん、よく解っていらっしゃるような。

懐かしいから来てしまう、に、お邪魔いたします的な関東人。

あっ。

こういう文言を見つけたら、入ります。

そうおっしゃるなら、まずは、見てみないとです。

コピーライターやなあ、惹かれますやん。

入ってみて、買う、買わん、は、あんた次第やで。そんな感じです。

わかってまんがな。

でもほんと、いいお店でした(天理市にて)


さて、川へやってきました。

沈下橋を発見、この橋を見たらまずは降りていきます。

降りて、渡って、川をみんしゃい!(急に九州か?)

奈良県と三重県を結ぶ国道の境界付近でした。ご当地では、しずみ橋と呼ばれるらしい。

ええ川やで、見てみいや。解ってまんがな。

あっ、鯉や!!! 驚いて逃げていきよる!

仕方ない、他の魚はどうや? なあんもおらんね。 

沈下橋は、そう誘ってくるようで素敵なのです。(宇陀市の宇陀川にて)


お地蔵さまを守るちいさな東屋の社。

こういった処仕方に西国の歴史や余裕みたいなものを感じたひととき。

西陽を浴びた女竹の林を風がゆっくり抜けていきます。

晩春ですなあ。(名張市河川敷にて)




名張川へ注ぐ農業用の水路にて。

流れまでの高さについ腰が引ける。へっぴり腰でござりますなあ、仕方ない。怖いのだ。

大きな川から遡上する元気のある魚を狙うポイントということですが、、、。

ウキを流した途端、ウキがイッキに沈んで魚は掛かる。

ところが途中でハラリと水面に落ちてしまいました。


気を取り直したところで、ウキがペコンと沈むこと再び。

ピラピラピラと掛かってくれたのは、ちいさなウグイの子ども。

ほんとにちいさい。でも、おなかはふくらんでいる。

ヒレにはほのかにオレンジ色がついて、産卵の時期を告げていました。

結果として、ですが、このちいさな1尾が唯一の釣果。


三重からふたたび奈良県側に入り。

吉野川を遡っていけば、深山幽谷の趣き。

年間の雨量も4000ミリを超えるとかで、一帯は地衣藻類の宝庫。

石橋の羅漢には、ふかふかしたコケの厚いこと。

美しい水に目を凝らしてみたものの、生命の影は見えずに残念。


奈良吉野のクライマックスのひとつ、大台ケ原の頂上付近にて。

山また山、深い山、高い山、まるで山々の起伏が永遠に続いているような山また山。

紀伊半島の水源、まさに源流の一滴がここから始まるとか。

いつまで見ていても飽きることがなく、呆然と立ち続けてしまいました。

連休中だけあって、ひっきりなしにクルマが立ち寄っては記念撮影。

関東のナンバーもたくさんいて、一度は行きたや、神々の住む大台ケ原なのでしょう。


大台ケ原からいっき下界へ。

道の駅での特設テントで吉野地方のトン汁をいただく。

あっさり、さっぱり、どこか、けんちん汁風味。

険しい山間の暮らしのなかで、塩分控えめこそが肝要なのだと理解しました。


吉野川の国栖地区にて。

引き込まれるほど美しい水面を眺めながら、ちくっとウキを流す。

逃げていく魚たちの群れ、当然、ウキも竿も自分の姿も、バレバレなのでしょう。

夏にここで泳いだら、さぞかし水中は夢空間、シュノーケルがしたい!

水を触ってみたら、まだ手が切れるほど冷たかった。深山です。


美しい川での川遊び。

美しいままを、より美しくするぐらいの心得は必要だと思います。

こういった看板の建てられる背景には、心ない行楽客の行為があるのでしょう。

川は流れてなんぼ。流れてこそ美しくなってなんぼ。川は人心のごとく。


国道、県道、街道で立ち寄りたいお店。

中京から西では、このパトライトの存在にいつも注目しています。

赤、黄、緑、青、パトライトにも色のタイプはありますが、

クルクルと回しているお店に、まず外れはないというのが信条。

オーナー氏の自信の現れのような気がするのです。(名張市国道165号線ぞいにて)


ビンゴ!!!

上記パトライト論が今回もジャストミートしました。

ミックスサンド580円で、ボリューム、味、抜群!!!

うまし! うまし! うまし! いやあ、うまいなあ。

美人ママさんとそのお母さんとのふたりで切り盛り、ビンゴ!!!でした。


ビンゴ!!! その2

西に来るとつい頼んでしまう焼きそば定食。

目玉焼き入り鉄板焼きそば、具だくさんお味噌汁、大きなオニギリ2個つき。

うまし! うまし! うまし!

この定食で、おなか一杯、しあわせ一杯。ねむし! いかんいかん、睡魔一掃を!


夏も近づく八十八夜、、という時節柄。

水田に水を引き入れる作業の始まった河川では、同時に泥も流れ出すので濁ってます。

ちょうど白鷺が佇んでいたので魚もいるだろうと推察してちくっと竿を出してみました。

しかし、この濁りは、濁りすぎやろ!!! ひとり突っ込みたくなる。

すこしマシな濁りの用水が注ぐ場所でも粘ってみましたが、やはり、濁り過ぎやろ!

ウキも動かんし、次第に耐えきれなくなってきました。(甲賀市野洲川の支流にて)


貴生川駅の駐輪場にて。

このにらみ目のポスター、全国各地で拝見します。

なかでご当地では特別な迫力というか凄みを感じたのです。

ニイちゃん、コウガモノ=忍びの目は逃れられませんぜ、みたいな。

といった物見遊山ぶらぶら、あっという間に過ぎた2日間でした。楽しかった!

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投げ釣りだから出逢う。人と魚、人と人が、水辺・岸辺を共有して暮らすための視点で編集。つねに新しい発見や感動と、魚への愛を忘れないあなたに読んでいただきたい一冊。
「投げ釣り列島縦断」で検索ください。お問い合わせ メディアボーイ社03-3576-4051
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2017年4月28日金曜日

水深1000mのカレイを食す!!!

いきなりトロ箱が届いた。ふたを開けると、なんと巨大なカレイがドーンと!!!


全長54センチ、送り主は浦辺利広さん。

岩手県山田町で、釣り船・神栄丸を操舵しています。

このカレイは、漁師をされている友人のおっそわけの、さらにおっそわけとか。

一帯では、セイダガレイと呼ばれており、産卵の季節にだけ浅場での網に掛かるもの。

標準和名はサメガレイと呼ばれて、なんと水深1000mにも生息する深海魚なのです。

いやはや、物凄いカレイが、クロネコのクール便でやってきたのです。


サメガレイの水揚げされた岩手県山田港。

黒潮と親潮のぶつかり合う三陸海岸のド真ん中に位置するリアス式地形の内湾です。

山田湾はタコ壷のような形状で、写真の、右手がその湾口部。

ここを出ると、雄大な太平洋の蒼海が果てしなく広がる、世界有数の漁場。

この北の海に潜む深海型カレイのサメガレイ、さっそくいただきました。

↓ ↓ ↓ なお今年の1月末に訪れたご当地での船釣りの様子はこちらをどうぞ↓ ↓ ↓

http://macobusa.blogspot.jp/2017/02/blog-post.html


浦辺さんから伺った内容をヒツジ(釣り執事)がメモ。

それを読みながら、調理をすすめていきました。

ゴツゴツした表皮が顔面付近までを覆う。

目は可愛くて、愛嬌のある表情、、、ま、カレイの顔はみんな可愛いですけどね。


裏側から見える歯と歯茎は、まるで恐竜のよう?

暗い海の底で、獲物を捉えるのに適した形状であることが解ります。

カレイの仲間のなかで、オオクチガレイの部類に入るとか。


表皮の手触りは、まるでワニのよう(といってもワニを触ったことはありませんが)

骨が飛び出したような硬い棘が全体に生えており、ざらり、ゴツゴツしています。

これはサメ肌より強烈、丈夫な鎧を着用している印象であり、

天敵や水深に耐えるための装備なのでしょうかね。


よっこらせ! と裏返した状態で気がついたこと。

裏側にも、ざらりとした丈夫な表皮が覆っているのです。

その肌触りは、まるでアンコウのようであり、さすが深海魚だと実感。

この灰色の表皮をなんとか剥がすと、普通のカレイのような白い皮が現れました。

つまり二層、なんとも不思議なサメガレイ、ちなみにこの個体の獲れた水深は150mとか。

産卵だから、大陸棚を昇ってやってきたということですかね。


水シャワーをかけながら、小出刃でノメリをとっていきました。

とにかく、物凄いノメリの量。

身体の防護、水深を耐えるためのノメリ、緩衝剤ですね。

とれたノメリでシンクの排出口がなんども詰まってしまいました。

超深海カレイの体液に、脱帽と感動、果たしてどんな味が?


頭を落として、ワタを抜き、5枚おろしを目指します。

胃には、ほとんど内容物がなく、ヒトデのかけらが出てきた程度。

産卵の時なので、あまりエサを食べていなかったのかなと推察。


5枚おろしまで切り分けました。

魚が大きいので作業はしやすいのですが、表皮があまりにゴツイ。

ワニ皮、ヨロイを切り裂くような出刃があれば便利ですかね。


こうして、表と裏で2枚づつ。

それぞれラップして保存しました。

ちなみに、たまたま運よくおっそ分けできた方は岩手県の紫波郡矢巾町の出身。

三陸の山田町から離れた内陸の人ですが、ふるさとの味を賞味いただけました。


私のほうは、5枚おろしの身をブツ切り。

醤油と出汁で溶いた小麦粉をまぶしてフリッターに。

ものの本によれば、このサメガレイは、深海かつ北洋系のカレイ。

フィッシュ&チップス、フィッシュバーガーのネタとして絶品であるとか。

ならば、さくっと揚げてしまいましょうという考えでした。


ブツ切りの身をできるだけ大きくとって、ジュっと揚げる。

表面がキツネ色になったら出来上がり。

浦辺さんがおっしゃるには、ギンダラに似た食感ということでしたが、、、。


なんとも、不思議な食感と味わい、コク、うまみ、きめ細やかさ。

とても柔らかい、柔らかいけど口のなかで弾む、とても上品な脂分、驚きました。

うまし! うまし! うまし! 

いや一語で言えば、切り身で食べて、これはカレイだと判断するのが難しい不思議。

種類の多いカレイですからいろんな味があるのでしょうけれど、珍味の極みなのでした。

深海魚なので、釣るのは難しいそうですが、ご興味のある方はこちらへご連絡を。↓ ↓

岩手県山田町 船越 神栄丸 浦辺利広さん 携帯090-3124-9755

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2017年4月22日土曜日

三浦半島、春告気流

定休日は晴れの予報、内房か三浦か、ちょっと迷いましたが、風向きで三浦にしました。


ナオキさんのお店でエサを購入。

天気がいいので、遊歩道をつたう油壺湾の入り口へ向かうことに。

ここへは3年ぶりぐらい、海岸の景色がおぼろげだし、だから道筋は新鮮。

ジョギングの御仁に抜かれながらも、期待がふくらみます。

あっ、青い鳥が、すぐそこの梢に止まったりして、なんだかいい感じ。


という気持ちをズガーンと落としてくれたコレは一体?

おそるおそる崖の下を見てしまいましたが、ナニもありませんでした。

遊歩道の起伏と同じく、気分も、上がったり下がったり。


目的地に到着すると、先客さん2名。

カップルで投げ釣りなので、テンション上がりました。

ところがです、その眼前に浮かぶ白いブイの数々、まるで釣り場全体を覆うように。

先客カップルさんたちは、そこを必死にかわすように巻き取ってはいるのですが、

私にはその自信がない。きっとブイをつなぐ真横に這うロープの餌食になること確実。

ダミダこりゃ〜〜〜。

またテンションが下がったのに加えて、諦めてとって返した遊歩道は上り。

釣りをする前から汗ばむ展開となりました。きびしか。

ちなみにこの日、当ブログ常連うみかぜ公園メンバーは、黒ヒツジ&JUNさんのふたり。

私とヒツジ(釣り執事)が登り勾配にフラフラになっているところへ携帯が鳴る。

JUNさん、本命マコガレイ39センチを獲得の朗報。

やりましたね、あれっ? 黒ヒツジは? 


結局、三崎港へ。

いつもの場所、通称・白灯堤防のある護岸。

だったのですが、いつもと違う光景にはばまれる!

護岸の右角が広い範囲にわたって金網で囲まれてしまい、立ち入り禁止に!!!

近隣では、超低温冷蔵庫の建物の増設工事も開始されており、唸る重機がすさまじい。

釣り人の存在できるスペースがますます狭められてきた印象でした。


立ち入り禁止になった距離をなんとか稼げないものか?

といっても、私の投げる距離では、ただリキんでいるだけみたい。

ここは丁寧にと心して、じっくり、ゆっくり、底を探っていきました。


釣り人同様、居住の肩身の狭くなったネコたち。

左端が母ネコと推察、右側の仔猫は右前脚を負傷、大きく腫れて痛々しい。

チーカマをちぎって食べさせると、母ネコがすべて仔猫に譲って自分は食べない。

なんとか一匹、魚が掛かれば、生のおっそわけができるのですが。


ツツツツーンという感触で掛かってきた三崎港迷物。

赤くて、痛くて、怖い方。これでは、ネコたちに渡すわけにいかず。

ところが母ネコは対処方法を心得ているのか、ねだってくるのです。

でもナニかあったら大変なので、海へ戻しました。


コの字形の港湾入江を歩いてさぐる。

岸壁から離れた船の水流が魚たちに活性を与えないだろうか。

流れの帯に投げてみたりもしました。

しかし、とにかく、三崎港、まだ春らしい水辺を感じません。

もはや、これまで!

コンビニでお昼を買ってさらに移動。


長井港まで戻ってくると、先客さんがちょうど竿じまい。

運よく先端部が空いたので、対岸の堤防との間を探れました。

ただ先っぽなので、行き交う船には神経を使います。

前日までの大荒れから穏やかになり、釣り船たちも大賑わい。

港の内外に注意を払って、投げる、探る、あっ船だ、あわてて巻く。


ついに、ちいさなアタリをキャッチ。

おおっ、サイズもちいさいですが本命が居ました。

針先がほんのちょっと掛かっているだけなので放流。

まず、この1尾で気持ちがグーンと上昇気流に。


長井港には、魚は居ました。

いまの季節は、居なかったら、どんどん移動するのがいいのですかね。

アタリは小さくとも、魚がのってきたり。

魚がのらなくても、エサはついばまれていたり。

明らかに、魚たちが活動している証しを感じました。

水温を測ると16度、気温は21度、陸上はとても過ごしやすい日和。


ゴン、ときて、ドーン! 巻くと首振り。

水温16度ともなると、この方も起きていました。

今年も「ベラの女王」を目指しますか。


右のお隣さんは、パパと娘さんのコンビ。

玉ウキがよく動いているらしく、おふたりとも夢中、集中。

海の底、海の中層、それぞれに、春はようやく来ているのだなと。

足元には、吐かれたイカスミがポツポツと。


ツツツツツイーン。

そんな感じ、エサをくわえたまま、どこかに持っていこうとしていた感じ。

小さなホウボウでしたが、ほうぼうを這っていこうという意志が伝わりました。

胸ビレは、まさにバタフライ!!!

この世のものとは思えない魅惑の色彩と紋様に、見入るばかり。

うつくしか。

アタリが賑やかになってきました。


ブルっときた。

キューンときた。

まさに、目の覚める春胎動の一発でしょうか。

ああ、ここへ移ってきてよかった。粘ってよかったと思う感激の体格。

パキっと張りのある砂色とピンク、青紫の艶やかボディでした。

今年もまた、シロギスの季節がやってきたようです。

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2017年4月17日月曜日

鉄剣タロー&生家の近郊を徘徊

定休日、気分転換で進路を内陸側へとる、生家の近隣をクルマで流してみたのでした。


第一目的地は、鉄剣タロー。

行田市の熊谷バイパス上り線沿いにあります。

鉄剣タローは、全国オートレストランファンの聖地のひとつ、なのだそうです。

子どもの頃からオートレストラン・スナックは家の近所に多々あったのですけれど、

生まれ育った通称・群玉エリア。

埼玉県北部から群馬県はとても設置件数の多いエリアだったようです。

だからいまでも生き残っている! 日照時間が長く、天気はいいですからね。

オートレストランの真夜中は、赤と青の灯り、エキゾチックなのです。


自販機に囲まれて、テーブルにイス、並んだゲーム機の数々。

なんとも言えない昭和の匂い、昭和の光と音につつまれるひととき。

鉄剣タロー、威風堂々たる聖地の趣きに浸るミッドナイトスペシャルになりました。

かつては、夜中に徘徊していた少年少女たちもタムロしてたのでしょうね。

んんん? あ、これは、大昔は少女だったがひとり懐古している絵図、なのでしょうか。


店内をもう少し引いた絵にしてみますと。

後方側はすべて片付けられていて、リストラされたスペースなのだと解ります。

かつては、もっと広く、大きく、たくさんの人々が寄っていたであろうことが一目瞭然。

コインゲーム族、昼夜を走るトラッカーたち、営業車、ライダーたちの憩いの場所。

がんばれ、鉄剣タロー!!! 

ちなみに、鉄剣の由来とはご当地・行田市のさきたま古墳から出土した古代の鉄剣。

おそらくオーナー氏は、地域の観光誘致にも賭ける熱い男タローさんなのだ。


第一目的のさらに筆頭として、さっそく食指を伸ばしました。

鉄剣タローで健在の、そば・うどん自販機。

そばは、残念ながらしばらく取り扱わないという貼り紙が。ズガーン!

気を取り直して、うどんのボタンを押して待つこと30秒、カウントダウンがたまらん。

オートレストランのクライマックスのひとつ。


こちらも健在なり、ハンバーガー自販機、トースト自販機。

トーストは残念ながら売り切れ、深夜帯の時間がまずかったか!

ハンバーガーは、チーズバーガーがセーフ!

ボタンを押して待つこのわずかな秒読みが、昭和だったりするのです。

あ、まわりから、懐かしのゲーム機ギャラガのピュンピュンピュンが聴こえてきました。


出てまいりました天ぷらうどん、300円なり。

麺は、フツーでした。ご当地のフジダナ風、いなかっぺ風、ハニュウ系でもない。

天ぷらに、おおきな特徴がありました。

野菜天、中身いろいろ、南瓜も入っている、抜群の手作り感覚。

アットホームで、たいへん好感の持てる天ぷらうどん、感心いたしました。


レンチンされて、HOT。

箱を開けると、薄紙につつまれたチーズバーガーが登場。220円なり。

こちらも大変懐かしいパッケージなのですが、今回、驚愕するほどの事実が判明。

あまりに熱いのと、天ぷらうどんでお腹が膨れて、冷めてから食べたのです。

これが、うまし! うまし! うまし! いやあ、うまいなあ、コレ。

冷めてもうまいというのは、本当に旨いということではないか?

すっかり満足、駐車場の車中にて仮眠とあいなったのでした。

うーん、オートレストランらしい!


コケコッコーーーーーーーっっっ。←久しぶりに使った。

朝が来たので行動開始、鉄剣タローから北西に進路をとって富岡を目指す。

富岡製糸場の世界遺産登録でその名を天下に轟かせましたが、

たまたま通りかかった富岡の小幡という一帯が素敵なのでした。

小幡は、小さな城下町、それを治めたのも織田信長ゆかりの子孫たちとか。

田畑、神社、旧街道、用水、桜並木、武家の名残、養蚕で栄えた旧家の数々。

そう広くないエリアに、これらがぎっしりと身を寄せ合うようで、素敵なのです。

では、その富岡の、どこを目指したかといいますとーーーーーー。


ジャーン!!!

群馬サファリパークなのでした。これは通称エサバス。

子どもの小さい頃は、よく来ました、実家から近いし、子どもたちも大興奮。

オトナもまったくもって、大興奮なのですけれどね。

子どもがすっかり成人したので、ふと懐かしくなって、また来てしまった次第なのです。

鉄剣タローとの関連性は、ほとんどありません、ドライブコース上ということで。


バスには、猛獣たちからタイヤを守るためのカバーがとりつけられています。

係員の方にお聞きしたところ、ライオンやトラの爪が危険なのだとか。

タイヤの側面を狙われると一発でバーストするということです。

ライオンやトラの、ねこぱんちは、ハンパでないみたいですね、当然ですが。


という説明を受けまして、久しぶりにエサバス車中の人となりました。

平日にかかわらず、朝イチバンのバスからお客さんでいっぱい。

動物園から、より一歩踏み込んだ動物たちへの接近が人気の理由なのだと思います。


バス側面の小窓から、エサをあげます。

まずは、草食動物の部。

金網ごしに、素手のまま用意された草木を食べさせる。

おとな、こども、みな、大喜び、動物たちも大喜び。


一度バスを降りての、ふれあい時間。

オリの向こうにはホワイトタイガー、オオヤマネコ、チーター、など、ネコ系は大人気。

オオカミたちの生活の森を俯瞰で眺めるなど、飽きることはありません。

もちろん、危なくない動物たちには、直接ふれあうことも。

ちなみに、センベイをねだる時のシカの目つきなのですが、ちょっとヤバクない?


エサバスのクライマックスはライオン。

こちらは、金属製の長い鉗子を使って、鶏肉、馬肉を与えます。

肉をガシっと噛んで、すっと引き抜いていった感触。

大きな頭、逞しい牙、力強い顎、鉗子をつたって感じた圧力。

手元にきたのはメスライオンでしたが、サファリの王者をちょっと実感。

つがいのライオンは、みんなからの肉で納得したようで、離れていきました。


サファリパークでのライオンの食事とはまったく関係なく。

昼食は、モツ煮定食にいたしました。

上州牛、コンニャク、ゴボウ、長ネギ、に、甘じょっぱい群馬の味噌。

モツ煮は、群馬を代表する地産地消のひとつ。

赤みを帯びた味噌汁もモツ煮に負けじと、甘じょっぱい! うまし!


最終目的地に向かう途中に立ち寄った下仁田駅。

近くのコンビニに入ったところ、駅がある、電車が停まっている、近づきまして。

高崎とを結ぶ上信電鉄、下仁田はその終着駅でした。

車体いっぱいに広告宣伝のラッピング、これは目立ちます!


停められた電車の前を見て、終着駅。

線路が、途端に、なくなるから、終着駅。

なんだか、このぶっきらぼうさが、素敵だなと、下仁田駅。


下仁田から山越えの道を上野村へ目指す。

ちょうど渡った橋のしたに釣り人を発見、クルマを停めてしばし見学。

砂防堰堤から落ちる水音しか聴こえない山間の流れ。

ここに集中して過ごす時間もいいものかなと思えたりしました。


最終目的地に到着。

群馬県上野村の天空回廊です。

山と山との峡間に、吊り橋を渡してつなげた遊歩道。

これが完成した直後に来たきりなので、いま渡ったらどんな心地がするのか?

歳月を経て、また来てみたくなった次第、、、なのでした。


橋の床には、こういうイジワルな金網がかけてあります。

真下がすっかり丸見えになっているわけでして、なんともイジワルな光景です。

橋の下の底、ここまで90mの高さとかで、ビル30階に相当するそうです。

2月に伺った三陸沖の船釣りで水深90mというのがありましたが、

ちょうど同じ深さ(高さ?)なわけで、こんなに深いんだと納得したりして。


おそるおそるですが、手すりにつかまって中央部付近に立ってみました。

風がそこそこ吹くと、当然、吊り橋は揺れて、通行禁止になります。

運よく、微風、空青く、雲たちもゆっくりと動いていました。

爽快かな、天空回廊、でも、やっぱり、おそるおそる、歩く。

以前はこんなに怖かったかな? 

やはり歳月は、寄る年波は、人をより臆病にさせるものなのか?

いや、そんなことはない、やっぱりそう? いや、そんなことはない。

こころが繰り返す天空回廊のいただきなのでした。 

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