2019年1月23日水曜日

城ヶ島ヤマネコを発見!? 

初釣りを三崎港、橋を渡って城ヶ島の磯を歩いてきました。


横須賀市林交差点、武山自衛隊前。

今年もここへ立ち寄る季節がやってきました。

活きエサ徳丸の浜田店主が、泉鏡花にのめりこんでいる!!!

とこの前に聞いていたので、金沢のフリカケをお年賀にお持ちしたところ、、、。


「いやあ、マジで、熊野古道に行きたくて行きたくて、、、、」

高野聖が昂じて?、紀伊半島の奥地へ日々想いを馳せる店主なのでした。

しかし、熊野は遠く、、、、猫ちゃんが居るので、どうしても残していけない。

奥さんと行けるとイイネ、思い切ってペットホテルに預けちゃいなよ!

と、新年のご提案をしたところで、お店を出る。アオイソメ購入。


三崎港の製氷所前。

スカッと晴れた空の下、城ヶ島との小さな瀬戸にて新年釣り始めです。

1投目から、ブルっ、ブルブルっとアタリがある。

おおっ、いる、いるじゃん、いい感じ、もうすこし、もうちょいと、上がるテンション。


あれっ? この子でしたか、おなじみ、全身タイガース!

しかし、この子ではないなにか、ブルっ、ブルルと、首を振る感触、、、

尾びれを長く振るような感触もあって、あれっ、あれっ、が続く。

つまり、エサは齧られていて、載ってない、小さいのか?


城ヶ島大橋の下。

超のつく人気場所が奇蹟的に空いた。すかさず横に移動して投げてみる。

タイガースが居るのですから、その上には、口をすぼめたあの方がきっと!

新年に信念は通じるか? トシを感じさせるダジャレに自己嫌悪する新年、、、。



目の前を、賑やかに通り過ぎていく遊覧船。

船底がスケルトンになっている三崎港の観光目玉のひとつ。

いつかは乗ろう、一度は乗ろう、と思ってはいるのですが、まだ未到達。

カモメを引き連れている様子から、えびせんの販売を始めたか?(松島のように)


ブルっ、ブルブルはあるものの、載らない。

つまりは、針が大き過ぎるのは解るのですが、ここで針を小さくすると、、、。

ズボっと針を呑まれてしまうのが、私の腕、ウデ、だから小さくしない。

それにしても、このところの関東、ピーカン、からからに乾いてるなあ。


モソっ、モソっと、ちいさく引っ張る。

軽くアワせると、ゆっくりとしたグーン、とか、ドーンとか。

出ました、ベラ殿、この子は居ますね、今年もベラの女王の面目を保つ?


小気味いい感触に今度は期待しましたが、全身タイガース君。

この子が居るなら、きっときっと、大本命様が、1尾ぐらいはいる(はず)

という信念も、次第にあせてきたところで、移動しようかな、と。


ここ2年ほど、三崎港にも、↑この看板が増えてまいりました。

釣り人の残すゴミ、海中に漂うライン、駐車車両、釣り人公害にたまりかねて、、、

きわめて数少なくなった竿の出せる場所のために、細心の注意を払って釣りを楽しみたいものです。

その一方で、公共の埠頭での、釣り人の意見という考え方もあるとは思います。


ちょい釣りで、初釣り、釣り詣で、ということで、散歩目的にチェンジ。

城ヶ島大橋を渡って、島内に入り、山を登って城ヶ島公園の県営有料駐車場へ入る。

駐車料金を支払って解ったのは、島内の駐車場に共通して停められること。

丸1日、飲食店やお土産屋のほうにも停められるというリーズナブルさ。


公園駐車場から徒歩2分、城ヶ島の外洋側が開けました。

すっかり太平洋です、三浦半島ではないみたい、、、遠い景勝地に来た気分。

もっと早くから来ればよかった、、、大海原が開けていたのでした。


さくっと、歩いてみよう。

遊歩道、設えられた小径を、淡々と降りていきました。

次第に、波の音が大きくなってきて、波涛のシブキが、、、。

波止場、堤防、小磯しか知らなかった城ヶ島でしたが、これがなかなか。

ワクワクしてきたのでした。


軽い散歩のつもりが、、、あらら、、、磯ですから、当然、険しい。

最初にすれ違ったご夫婦が、山歩きの装束をされていた理由が解ってきました。

スニーカーでよかった、両手を開けていてヨカッタ。

岩場には、ひと歩きの跡がそのまま擦れ削られたように窪んでいて、

そこへ手をかけて、足を置いて進みました。


磯、、、ですから、当然、磯釣りの方も居ました。

駐車場にクルマを停めて、さくっと降りてきて釣り場。

磯釣り師の方々には、とても身近かで、いい場所なのでしょうね。


比較的たいらで、白い灯台が現れました。

安房崎灯台、、、、城ヶ島の東の端に達したようです。

灯台の正面向こうには、房総半島が伸びていました。

左手には、久里浜の火力発電所の高い煙突も見えて、視界が開けてました。


磯釣り師の方々もたくさん。

みな、コマセを撒いています、メジナ? クロダイ? 人気の場所のようです。

あのコマセにつられて、大本命様もいらっしゃらないかしら? 思索の時。

でも、投げ入れたら、イッパツで地球様の可能性もなあ、、、思索の時。


と、集中するワタシを見つめるなにか? 視線の予感、殺気?

おおおっ、岩の上には猫、虎柄、これはヤマネコ、城ヶ島ヤマネコ、ついに発見!

すかさずカメラを向けるとすっと背を向けるヤマネコ、、耳が丸い、、やはり。

しかし耳が丸く見えたのは、カットされていたから、地域認定の島ネコ、残念。


♬島ネコよ、そばに来てぇ〜〜〜ワタシのぉ〜〜、旋律はおまかせします。

また再び、険しい磯辺を進みます。

渡し板に、ロープ、岩にカラダを擦りつけて進む散歩、素敵です、真冬に汗をかく。

釣り道具を持って、もし今度来ることを念頭におきながら。


なんとか公園駐車場に戻ってきた私を、迎えてくれたスイセン。

緑の葉と白い花びらがゆっくり潮風に揺れていました。

ちょい釣りと磯辺トレッキング、こういうのもいいな、なかなかいいな。

近さと本気度数? 三浦半島の、魅力を再発見?

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2019年1月16日水曜日

♬6時ちょうどの、かがやき500号で、、、の時代?

ヒツジ(釣り執事)の故郷金沢へ、義兄さんの快気祝いとお墓参りに行ってきました。


北陸新幹線が長野から延伸して、この3月で丸4年。

連日たくさんのお客さんで賑わい、ライフスタイルも変わってきました。

田舎との行き来、仕事、都会と地域の方々の距離感の変化でしょうか。

旅の情緒でいえば、かつて越後湯沢や長岡で乗り換えた時代が懐かしくもあり、、。

↑写真は、中能登の回転寿司で活躍中のE7系のお運び超特急、荷物は後述。


JR西日本のガイド誌もおかれるようになりました。

福井、石川、富山、おもに北陸三県の情報が中心です。

関東平野のあと、上信越は、ほとんどがトンネル。なにか読み物を。

ちなみに、在来線時代の北陸行きはこちらもポチっと↓

●さよなら特急はくたか号
http://macobusa.blogspot.com/2015/03/blog-post_9.html


日本海側に入ると、右の車窓には、ちらっと海。

晴れてました。1月の空模様とは思えない、青空、白い雲、青い海。

といっても、日本海が見えるのは、ほんの一瞬で、もどかしく。

加えて、高い壁、、、冬の北西の風雪を遮るための壁が、なんともはや。


左側は、運がいいと立山連峰が広がるのですが、、、。

この日の山側は雲がかかって、勇姿にはお目にかかれず。

とりあえず、狙っていた場所、黒部川でパチリ。視界が橋の上だけ広がるのです。

何度か行き来するなかで、こうして好ポイントを見つけてきた次第。


とかやってるうちに、富山を経て、金沢に到着。

東京・上野から、約2時間30分。新大阪と同じぐらいの所要時間、慣れました。

この「きまっし」とは、長崎弁の「きんしゃい」ぐらいのニュアンスだとヒツジ。

「きまっしね」と、「ね」をつけると、より親しさを込められるとのこと。


駅前に出迎えてくれていた、ヒツジの姉、姉の旦那さん(義兄)とお墓参り。

墓地は、金沢市を見下ろす卯辰山の奥にあります。

年末に積もった雪もすっかり解けて、まるでピクニックとヒツジ姉。

義兄さんは、10ヶ月に及ぶ入院生活、軽い足取りを見て、嬉しくなる私。


お疲れさま、快気祝いは、1月の旬をいただいて。

お造り盛り合わせ、ふくらぎ(ブリの若魚)がやはり、うまし!

加賀野菜のサラダ。五郎島金時、加賀蓮根、好きです。

義兄さんは、お酒もちょっぴり、いやあ、ほんとヨカッタと、私もグビリ。うまし!


高台のお店から眺める金沢市街。

北陸ならではの、鉛色とは対照的な好天気、なんという1月、金沢ではないみたい。

しかし、この地に暮らす方々は、その反動を警戒するようです。

青天の霹靂、突風、冬の雷、アラレ、の前触れみたいでコワイとか。


それでもまだ、いい天気のうちにぶらぶらと。つい入ってしまった近江町市場。

かつては、市民の台所と呼ばれたそうですが、現在はどちらかといえば観光仕様。

買って、その場で食べられる店舗が人気なのは、全国一律のようです。

香箱(コウバコ)、ズワイガニのメスをいただきました。今年は豊漁とか。


市場の近くに、一度、立ち寄ってみたかったお店がありました。

『目細八郎兵衛商店』

縫い針店から創出された鮎釣りの加賀毛針を作る創業440余年の老舗。

掛ける、のではなく、食わせる、という鮎の毛針釣りの信念が伝わりました。

ひょっとすると、釣り道具店としては、世界最古ではないかとヒツジ。


コケコッコーーーーーーーーっ、と、今年も使用継続。

翌朝も天気がいい、ならどこか行こう、と、ヒツジ姉の運転で氷見までドライブ。

手前に映っておりますのが、氷見のゆるキャラ、ひみぼうずクン。

日本海側を代表する漁港、なのに、ボウズ、、、自虐たっぷり?


氷見港の、観光の目玉になっている道の駅、敷地内にあるお店ばんや。

にぎり寿司をはじめとする飲食店、お土産屋さんが並んでいます。

幻魚(げんげ)は、富山湾で獲れる深海魚で、知る人ぞ知る?

珍味、クセがあるといいますが、私は個人的にはおいしいと思います。


氷見漁港のポスター、魚群のなかから、マダイとシロギスをアップにしてみました。

赤と白(パールピンク?)つい惹かれてしまった。このイラスト。


氷見の海は、まるで湖のように静まりかえってました。

これが、北陸の冬、うそみたい、夏や秋と変わらない、そういえば、、、、。

あちこちで、釣り竿を振ってる姿を見るのは、私が釣り竿を持っていないから?

竿を持つ→北西風とみぞれ雪。竿を持たない→この冬いちばん穏やかな海。法則でんな。

●昨夏の氷見海岸での釣りはこちら↓


●真冬の北陸釣遊、キス、ヌマガレイならこちら↓


で、氷見から能登半島側へ、海岸べりではなく内陸部の山越え。

県境付近にはまだ雪がありましたが、中能登町まで降りると、ひとつもなし。

ちなみにアルプラザがありましたが、関東人の私には、新鮮なのですアルプラザ。

なんでも、お弁当が、たいへんおいしいという噂を聞いておりまして、、、。



でも結局、アルプラザお向かいの回転寿司店へ入りました。

特別メニュー、頼んでみた能登イノシシ炙りのにぎり。

獲って食べて、数を減らす、、、これでいいのだと、ほおぼりながら、おお、うまし!

冒頭写真E7系新幹線の運ぶお皿のひとつがこれなのでした。


ヒツジ姉の運転で、金沢駅へ向かう海辺の高速道路(無料)

氷見の内海だけではなく、外海も、シーンと水を張ったような?湖の状態。青空。

連休で少々混んではいましたが、駅に送ってもらって新幹線、東京へ帰ってきました。

近くなったふたつの都市、東京で働くヒツジの甥っ子はこんな替え歌を唄っているそうな。

♬6時ちょうどの かがやき500号で わたしはわたしは田舎から出社しまーーすぅぅぅ

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2019年1月6日日曜日

初料理は紀州と房総を一緒にいただく!

急速冷凍した魚たちを、取って出しての解凍と松の内調理、本年の店開きであります。



謹賀新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

遅くなりましたが、年賀状風を描いてみました。災害の少ない多幸な年であらんことを!

みなさまの健康と生き生きした毎日と、貫かれるべき愛を、お祈りいたします。

店主まこぶさ敬白、with大本命のシロギス&カワハギ。


冷凍庫から取り出した魚たちは、紀州産、房総(内房)産。

紙を敷いたトレイにならべてみると、相応な数と量になっていました。

己の腕のつたなさで、しっかり針を呑まれてしまった魚たちが殆どです。

ほんのちょっとの針掛かりで、戻っていった魚もいました。

美味しく食べて、感謝と感激の2019年初春の出立といたします。


ささっとウロコをとり、皮をはいで、ワタを抜いて。

塩をかるく振って、ゆっくりと炙っていきました。

冷凍→解凍の、シロギス、カワハギの、身を崩さずに焼いてみる方法。

ほっこりと、ふたつの魚の風味を活かすことができました。うまし!

●いつもの内房でフツーに釣れた本命様たち↓
http://macobusa.blogspot.com/2018/11/blog-post.html


ガラっと醤油で煮て、ちみちみと細かく箸を動かして食べる。

小骨の多い白身の魚は、この、ガラっと、適当に煮ることも、いいのではと。

醤油、ミリン、日本酒、砂糖を少々、長ネギも一緒に、ガラっと。

イシモチ、エソ、クロサギは、うまし! うまし! うまし!


昆布だし、醤油、日本酒を少々、、、鯛飯を炊き込みました。

たくさん掛かったヘダイ、コダイ、さらに幼少なチャリコ。

サイズは小さくとも、そこは、鯛はタイ、上品な味わいがシャリに浸みました。

紅ショウガなどを添えますと、たくさん食べてしまい、困ってしまうほど、うまし!


ご飯があると、汁物も欲しくなる。

ヘダイは、丸ごと、潮汁にしてみました。昆布だし、長ネギ、自家製のレモンを添えて。

タイ系特有の脂分がほのかに溶け込んで、タイ飯とつながるハーモニー。たまらん。

●とにかくヘダイの数には、頭のさがる、紀伊ハンター2018↓
http://macobusa.blogspot.com/2018/11/blog-post_11.html


よく晴れ渡る、関東の新年の空、つやつや輝く青い海、でも、人はわがまま。

夏が来れば、冬のキュンとした寒気を想い、冬が来れば夏の熱波を懐かしむ。

海の味覚をいただいて、感謝と感激、あとは、竿につたわる海中の鼓動でしょうか。

冬の海は澄んでおりまして、いま泳げば、どんな様子なのでしょうか。

今年も、行ってみたいな、あの川、この海、、、であります。

●内房の夏、ちょい投げと水中散歩の夏↓
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