パキっと晴れてくれました。秋の空、いえいえ、もう晩秋です。
アクアラインを通って、内房へ、保田の道の駅に駐車して、定番の埋立て地で投げる。
ひと頃は、ここで投げれば、まず、ひと目は見ることのできた、あの方。しかし、、。
波除の壁が高いのが難点、その先は波消ブロックがびっしり、難点、難儀。
でも、まだ、あの方が居残っていらっしゃらないかしら?
あっ、いつもは手こずる高い壁なのですが、なんと変化が、、、!!!
シンゲキのキョジンさんが手をかけたらしく、すっかりモゲていたのです!
これなら、視界は広がるし、投げやすい、取り込みやすい、釣り人にはうってつけな。
という、考えは不謹慎ですね、連続する大型台風の力が凄まじかった! アゼン。
たまには、これを持って行こうと持ち出した8リットルのクーラー。
こじんまり、ポータブル、歩き回るには重宝します。
妹のあしらってくれたデコパージュが、ハコモノの楽しさを倍加させるような。
この絵ひとつで、いろんな方と会話が始まったりするのです。
雲ひとつない快晴のため、北側の明鐘岬、ノコギリ山、くっきり見えます。
風はちこっと冷たくなりましたが、ジャケットひとつで、快適、カラダも動く。
あとは、あの方が、ここに、いましばらくでいいので、逗留していてくれればと。
たまに触る、コワーイ根を意識しながら探っておりましたところ。
カツカツカツ、と、小気味いいアタリが伝わってきまして。
巻いて、巻いて、そう、これ、きっと、あの方であろうと、巻いて巻いて。
手前まで来たところ、いきなり、横に走ったりしたため、あっ、あの方だと確信。
開いた壁穴のおかげで、不謹慎ながら、楽に抜いて姿を拝見ことができました。
おおおおっ、あの方は、この方。
水汲みバケツに、こうして泳がしてみながら、最近、気がついたこと。
この方はオスだったのですが、背びれの起こす水のヒダ、水流といいますか。
オスのほうが、水流が力強い、気がするのですね、ほんと、見た目なのですが。
魚の雌雄による外観や体格差、はあると思いますが、力の差というのは、未測定の領域?
保田の埋立て地での本命獲得に気をよくして、日本寺下の海岸に移動。
投げた途端に、コンコンコンコンコンと、賑やかな歓待を受ける。素晴らしい。
針なしの仕掛け、次ぎも、コンコンコンコン、針なし、素晴らしい。なワケなく悲しき。
グーフ殿の宴会まっさかりに、大盤振る舞い? 暑くなり上着を脱ぐ、、、即刻移動。
指をさしているのは、昨年登りましたノコギリ山の興奮を思い出して。
ノコギリ山の上はこうなってる、↓ポチっと。
金谷港の砂揚げ場入江の右側の段差の護岸へ。
陽射しのコンクリへの照り返しが厳しくなり、風がなかったら真夏日に逆戻り。
ようやく涼しくなったと胸をなで下ろした途端、ぶり返すのが最近の流行です。
ということは、夏魚は居残り、元気なアタリよ、来て欲しい。
と、願った矢先のこと。
ブルっときたぁーーっ。ゾクっときたぁーーっ。
ナイスボディ、凛冽とした表情、これです。これが、やはり主役なのだと言わんばかり。
この子に会えれば、それでいい、明日がある、明日もやっていける、、ぐらいの存在感。
と、胸ドキドキとなりましたが、このあとブルっは、もう一度きり。
モソモソ、とか、ツンツクなかりになってしまい、後続がないと申しましょうか。
私の口も、次第に、この子みたいになってきたような。
たまたまの偶然に吹き出してしまう。この子が掛かって、シャツがチェックだったこと。
赤いキューセンのシマシマと、シャツのシマシマがカブってません? 狙ってない!
こういう刺繍やワッペンのシャツがあったら、オシャレ?
ベラの女王、面目躍如と、またもや自画自賛。
金谷の沖合は、言わずと知れた浦賀水道、東京湾の出入り口。
なにか、走っていくなあ、と凝視しましたら、軍艦でした。いろいろ通ります。
あっ、これは、イケナイ!!!
堤防や護岸で釣りをしていて、いちばん悲しくなる光景のひとつ。
カサカサに干上がったクサフグの姿、、、、非道い、これは、いのちへの冒涜。
こんなことをするのが釣り人、、、こんなことをする釣り人がいるという現実。
強く受け止めて、このような行為を減らしていきたいですね。
遅い午後、国道127号線ぞいドライブインで、昼食。
内房に来ると、なぜか無性に食べたくなる黒い醤油のラーメン。
内房に来ると、なぜか無性に食べたくなる横須賀海軍カレー風カレー(対岸だから?)
腹パンになった腹をさすりながら想うのです。結局、私は、東京湾が好きなのだな、と。
腹パンで移動、眠くて死にそうになりながら、富津岬まで戻ってラストの1投。
岬を象徴する展望台のモニュメント脇の砂浜は、潮の流れがいい塩梅に見えました。
しかし、これは大誤算、糸にスグに絡み付くマコモの量が凄まじい。外すの大変。
でも、今日は、いつもの場所で、フツーに投げて、フツーに釣れた。
運も、タイミングも噛み合った、晩秋の良き一日だったなと、しみじみ。
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