2018年11月2日金曜日

内房のいつもの場所で、フツーに釣れた日

近ごろ、なかなかフツーに釣れません。しかし、この日はフツーに釣れました、運か!?


パキっと晴れてくれました。秋の空、いえいえ、もう晩秋です。

アクアラインを通って、内房へ、保田の道の駅に駐車して、定番の埋立て地で投げる。

ひと頃は、ここで投げれば、まず、ひと目は見ることのできた、あの方。しかし、、。

波除の壁が高いのが難点、その先は波消ブロックがびっしり、難点、難儀。

でも、まだ、あの方が居残っていらっしゃらないかしら?


あっ、いつもは手こずる高い壁なのですが、なんと変化が、、、!!!

シンゲキのキョジンさんが手をかけたらしく、すっかりモゲていたのです!

これなら、視界は広がるし、投げやすい、取り込みやすい、釣り人にはうってつけな。

という、考えは不謹慎ですね、連続する大型台風の力が凄まじかった! アゼン。


たまには、これを持って行こうと持ち出した8リットルのクーラー。

こじんまり、ポータブル、歩き回るには重宝します。

妹のあしらってくれたデコパージュが、ハコモノの楽しさを倍加させるような。

この絵ひとつで、いろんな方と会話が始まったりするのです。


雲ひとつない快晴のため、北側の明鐘岬、ノコギリ山、くっきり見えます。

風はちこっと冷たくなりましたが、ジャケットひとつで、快適、カラダも動く。

あとは、あの方が、ここに、いましばらくでいいので、逗留していてくれればと。

たまに触る、コワーイ根を意識しながら探っておりましたところ。


カツカツカツ、と、小気味いいアタリが伝わってきまして。

巻いて、巻いて、そう、これ、きっと、あの方であろうと、巻いて巻いて。

手前まで来たところ、いきなり、横に走ったりしたため、あっ、あの方だと確信。

開いた壁穴のおかげで、不謹慎ながら、楽に抜いて姿を拝見ことができました。


おおおおっ、あの方は、この方。

水汲みバケツに、こうして泳がしてみながら、最近、気がついたこと。

この方はオスだったのですが、背びれの起こす水のヒダ、水流といいますか。

オスのほうが、水流が力強い、気がするのですね、ほんと、見た目なのですが。

魚の雌雄による外観や体格差、はあると思いますが、力の差というのは、未測定の領域?


保田の埋立て地での本命獲得に気をよくして、日本寺下の海岸に移動。

投げた途端に、コンコンコンコンコンと、賑やかな歓待を受ける。素晴らしい。

針なしの仕掛け、次ぎも、コンコンコンコン、針なし、素晴らしい。なワケなく悲しき。

グーフ殿の宴会まっさかりに、大盤振る舞い? 暑くなり上着を脱ぐ、、、即刻移動。

指をさしているのは、昨年登りましたノコギリ山の興奮を思い出して。

ノコギリ山の上はこうなってる、↓ポチっと。



金谷港の砂揚げ場入江の右側の段差の護岸へ。

陽射しのコンクリへの照り返しが厳しくなり、風がなかったら真夏日に逆戻り。

ようやく涼しくなったと胸をなで下ろした途端、ぶり返すのが最近の流行です。

ということは、夏魚は居残り、元気なアタリよ、来て欲しい。


と、願った矢先のこと。

ブルっときたぁーーっ。ゾクっときたぁーーっ。

ナイスボディ、凛冽とした表情、これです。これが、やはり主役なのだと言わんばかり。

この子に会えれば、それでいい、明日がある、明日もやっていける、、ぐらいの存在感。


と、胸ドキドキとなりましたが、このあとブルっは、もう一度きり。

モソモソ、とか、ツンツクなかりになってしまい、後続がないと申しましょうか。

私の口も、次第に、この子みたいになってきたような。


たまたまの偶然に吹き出してしまう。この子が掛かって、シャツがチェックだったこと。

赤いキューセンのシマシマと、シャツのシマシマがカブってません? 狙ってない!

こういう刺繍やワッペンのシャツがあったら、オシャレ?

ベラの女王、面目躍如と、またもや自画自賛。


金谷の沖合は、言わずと知れた浦賀水道、東京湾の出入り口。

なにか、走っていくなあ、と凝視しましたら、軍艦でした。いろいろ通ります。


あっ、これは、イケナイ!!!

堤防や護岸で釣りをしていて、いちばん悲しくなる光景のひとつ。

カサカサに干上がったクサフグの姿、、、、非道い、これは、いのちへの冒涜。

こんなことをするのが釣り人、、、こんなことをする釣り人がいるという現実。

強く受け止めて、このような行為を減らしていきたいですね。


遅い午後、国道127号線ぞいドライブインで、昼食。

内房に来ると、なぜか無性に食べたくなる黒い醤油のラーメン。

内房に来ると、なぜか無性に食べたくなる横須賀海軍カレー風カレー(対岸だから?)

腹パンになった腹をさすりながら想うのです。結局、私は、東京湾が好きなのだな、と。


腹パンで移動、眠くて死にそうになりながら、富津岬まで戻ってラストの1投。

岬を象徴する展望台のモニュメント脇の砂浜は、潮の流れがいい塩梅に見えました。

しかし、これは大誤算、糸にスグに絡み付くマコモの量が凄まじい。外すの大変。

でも、今日は、いつもの場所で、フツーに投げて、フツーに釣れた。

運も、タイミングも噛み合った、晩秋の良き一日だったなと、しみじみ。

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