2019年6月19日水曜日

梅雨 中休みの、内房ワンツゥースリー!

真夏一歩前の休日、最短で行ってくるキス探し。朝駈けでアクアラインをくぐりました。


岡田准一さん主演のドラマ(映画も)のDVDを観ているとつい行きたくなる木更津。

いちばん近いキス釣り場所のひとつですが、街に味わいがあるのです。

ちいさな港湾を中心にいろんなお店があつまっていて、駅前に劇的な変化がない。

ドラマに出てくる赤い橋近くの船宿さんでエサを買いました。


その船宿さんの斜め向かいにあるお弁当屋さんの、看板がまた素敵なのですね。

弁当、24時間営業、酒、たばこ、、、つまり、なんでもあり、完璧や、と言わんばかり。

夜駈け朝駈けあたり前な釣り師の来る船宿さん前の、常連食堂的といいますか。

いま、すべてのお店がコンビニエンスになる時代に逆らうようなお店の存在が木更津?


さて、釣りエサ、自分のご飯と購入したところで、折角だから食べるか、となりまして。

いまで言うイートインコーナーも昔からありまして、お味噌汁は無料。

内房にあるこのお弁当チェーンは、店内食事の先取りをしていたような、、、。

玉ネギスライス(内房名物?)そして、赤いウインナーをつい買ってしまった私。


満たされて、富津海水浴場へやってきました。快晴。

クルマ横付けの砂浜、東京湾、湾口部の千葉側、右手に三浦半島を望みながら、、、。

この日は、対岸、うみかぜ公園にて、黒ヒツジとジュンさんが夏カレイ狙い?

私といえば、あっ、アタリは即座に出てまいりまして、、、これは!


なるほどねえ、なるほど、なるほど、うーん。

横へ移動しながら、投げて、サビいて、アタリ、巻く。これは、やはり。

なるほどねえ、なるほど、なるほど、たいへん解りやすい、アタリと正体。

グーフどの グウグウいいますが、こちらはグウの音も出ません。


南下して、富津大貫港の堤防へ。

ちょっと深いところがいいかなと感じまして、しかし、ここにも問題があり。

前日の雨の影響で背後の山や川からの水が濁って、あんまり芳しくない。なるほどね。

相変わらず元気なグーフをなんとかかわせないないかな、と思ってましたが。


ゴキンゴキンとヘンな感じなアタリがきまして、、、。

うわっ、掛かってしまいました、サメちゃん、サメの子どもちゃん。

下あごに掛かった針がすっと外れてくれたので、助かりました。

濁りのなかは、どうもいけません、、これも晴れとはいえ、梅雨時の悩み。移動。


東京湾観音、いつも遠くから見つめておりましたが、折角だからとアプローチ。

小山につくられたカーブ道をさかのぼってまいりますと。

なんという大きな、、、見上げて、圧倒させられるサイズ、車中より撮影。


結局、保田の埋立て地、道の駅まで来てしまっていました。

ここまで南下すると雨水の影響は少なく、濁りは弱いので、いいかな?

1投目いいアタリがあって、これはもしかしたら! と思ったところ、外れる!

続いてまた、また違ったいいアタリがあって、もしかしたら大本命様か!


大本命様には似ているのですが、お土産には決してできない方でした。

しかし、この方々がいるということは、大本命様もいるかも、、、それはない?

陽が高くなり、じりじりと頭と顔面を灼かれる思いながら、粘る。

今年もやってきましたね、暑くて、どこで竿を仕舞うか、やめ時をうかがう季節。


港内側がしーんと静かだったので、ソロリと投げてみる。

目の前には、房総の山々、、ずっとなにかに似ていると思ってましたが、解った!

ブロッコリーです、それもちょっと痛んで黄色い部分の目立ってきたブロッコリー。

なんて、独り悦に入っていたところ、ブルル、ブルブル、ちいさいアタリです。


ちいさいアタリどおり、ちいさな仔ギスちゃんでした。

針先にほんのちょっと掛かっていたレベル。なので、すっと海へ戻せました。

キスの顔が見られたし、照りつける太陽だし、今日はこれでいいかな。


保田から国道を戻って、ふたたび木更津の街、駅南口の商店街へ。

立ち蕎麦のA師匠の情報で、今月、立ち蕎麦のグランドオープンを知る。

これはおめでたいと、酔狂、おめでたい血潮が騒いで立ち寄った次第でした。

お店は、ちょい飲み、立ち呑み、も視野に入れた、全趣向(酒肴?)スタイルか。


かけに、ご当地らしいアサリ入りかき揚げ、ちくわ天の別盛りをいただく。

内房からの釣り帰りといえば、なぜかラーメンもしくは中華が定番的でした。

たまには、立ちそばもいいかな、うみほたるの立ちそばと並んで、木更津のこちらも。

金田から入ったアクアラインは空いていて、1時間で帰ってこれました。ラッキー!

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<参考図書ご案内>『投げ釣り列島縦断』(メディアボーイ社刊・税込み1700円)電話03-3576-4051
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2019年6月10日月曜日

たまには熱海でも、、、イカ釣り見学の記

黒ヒツジが、熱海でエギイカをする、というので合流しようとヒツジと未明に出発。


ところが、"釣り執事"同士が、ちゃんと確認してないモンだから、黒ヒツジが居ない。

ヒツジの連絡で、黒ヒツジは釣行を促されて? 呼び出されたカタチ? 

慌てて、平塚の黒ヒツジ邸を出立して熱海に向かってるということでした。

彼を待っていたところ、目の前で、泳がせ釣りをしていた方の竿が満月になる!


寄せるけど、イカは人に近づくとビューンと離れる、また寄せる、ビューン、寄せて、、

繰り返す綱引きを目の当たりにして、手に汗にぎり、やがて、、、玉網が用意されて。

フツーならこのあと、アオリイカはタモにおさまり、やりました、なのですが。

イカンせん、このイカ、大きいのです、人を見た途端、逃げる、ドーンと、逃げる、、


一瞬の出来事だったのですが、吐いた墨が水中に広がって、、あっ、となって。

イカは、外れてしまったようで、すっと海中へ消えていきました。しーん。

気まずい雰囲気ではありましたが、ここはベテランらしきイカ釣り師の方。

イカの居るのが確認できただけでもよし、と、踏ん切りをつけたご様子でした。


私といえば、少し離れた場所にスペースを見つけて入れていただき。

ぼちぼち竿を取り出し、つないで、ちょい投げ釣りを始めました。

熱海港での釣りは、妹夫婦と来てから久しぶりで、あの時は釣り公園に入ったな。

確かカワハギが、と思い出しながら、底をサビくホテル街に囲まれた港湾。


アタリは一向にあらわれずに、、、しかも、陽が上がってからというもの、、

めきめきと気温が上がり、とても朝とは思えない、うだるような大気となって、、

おまけに、無風、空気が少しも動かない、爽やかさのカケラもない梅雨の中休み、、

あ、なんかアタったとトキめいて巻いてまいりましたら、この子でした。放流。


そこへ、遅ればせながら黒ヒツジが到着。

到着とともに、気勢は上がって?いやはや久しぶり、、灼けた? そういえば、、、、

黒ヒツジといえば、うみかぜ公園、熱海で見る黒ヒツジは初めてですなと感慨深く。

黒ヒツジは、一年を暖期アオリイカ、寒期マコガレイのサイクルということですが、、、


苦笑いを浮かべながら、いきなりラインを結んでいる黒ヒツジ。

第1投目、投げたあとの糸の出方に問題あったとのことで、いきなりエギをロスト。

「これが日頃、いかにイカ道具をおろそかにしているかの証拠でありますよ」

自嘲気味に笑う黒ヒツジの横顔が引きつっているのが印象的でした。


そこへ黒ヒツジのイカ釣りの盟友カラサワさんが移動してやってきました。

カラサワさんは熱海港の奥のさらに奥で暗いうちから狙っておりましたが不発。

ここで、当初ヒツジと私は、彼らに会う目的だったという辻褄があうワケでして。

ちなみに、カラサワさんはこの日のラストに一杯掛けたというから、執念実る!か。


それにしても、ちょっとお会いしない間に、みなさん相応に齢を重ねられて、、、

ヒツジと黒ヒツジが並んで釣りをしているのは珍しいので撮りながら想う。

ということは、みなさんから見れば、私も相応に齢を重ねてなのでしょう、それ以上?

カラサワさんと黒ヒツジの6年前をコチラ↓と見比べながら思索に耽る。



ブルっときた、、、と、言いたいところが、プルプル、ぐらい、微弱。

ちいさな1尾が、なんとか針先に乗っかっていたという印象、でも居ました。

いるか、居ないか、ゼロかイチか、ここの違いだけで、釣りの充足度は大きい。

顔を見て、ひとまず、納得したかなあ、、、これでいいかな、いいのだと。


竿を交換しあって、ちょいとエサを投げたりしている黒ヒツジ。

連絡の取り方が曖昧だったこともあり、今日の熱海はスルーのつもりだったらしい彼。

手をつけた家の仕事を中座して出てきたそうであり、義理堅い番外の登板?

それでも、来る以上は大本命を!、、イカす男の夢見る小宇宙を↓絵にしてみました。


『坐・Atami』堤防

黒服が、釣れたてを調理したりして、、、熱海で、、黒服割烹、、、アオリClub

お店には、、新幹線グリーン車で有閑マダムも乗りつける『坐・Atami』

陽が高くなりました。

気力、体力、努力、限界に、、解散、、私らは、隣りの網代港に寄って帰ることに。


人気の(だった)網代港、、あれっ? 人が居ない、チャンス!

と思ったら、こういうことでした、、、ああ、なんという、、カワハギ、、ああ。

つまりは、致し方なし、堤防、埠頭、釣りゴミの山、ひしめきあう釣りグルマ。

漁港は、おそらく、苦渋の選択となったのでしょう、以前は優しかったですし。


呆然としながらそのまま国道を伊東の道の駅まで行ってしまいました。

ワケもなくアテもなく、、いえ、せめてもう1投ぐらいと思ってましたが、暑い。

ジリジリと顔を灼くような太陽に照りつけられて限界、エサを逃がして、終了。

売店で購入の磯揚げ、うまし! なぜか鳥羽の会社みたい、、道の駅の交流?

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2019年6月3日月曜日

南房総まで足を伸ばしてしまい、、、、

仕事明けの夕刻。いつもの内房のつもりが、ついつい平砂浦まで走ってしまいました。


駐車場に停めて、、、、低木の茂みを抜けて、最後の砂の傾斜を登ると、、、。

出た! 海原や、これが太平洋だと言わんばかりの海、寄せては返す波のひだでした。

浮かぶサーファーの方々は多数、あ、お連れさんらしき親子さんが川に入ってる!

もう泳げるの!? されど準備なし、、しまった。いえいえ、まだ泳ぐ勇気は、、、。


コケコッコォーーーーーーーーっっ!

このところ、熱波の日があります。晴れれば酷暑。梅雨の晴れ間は仕方がない?

いえ、やはり気象がヘン、おかしい、、ぶつぶつ口にしながら翌朝は暗がりから行動。

涼しいうちがチャンス、白浜の塩浦港の海水浴場へ繰り出しました。


あらっ。

天気晴朗なれど、波が結構ありまして、濁ってもいたので嫌な予感はしてましたが。

あかつきの時刻から南房総・白浜の砂浜ですからね、フツーはブルっ、ブルルでしょ?

あらっ? 今度はハリスがなくなってまして、結んで、投げて、また結んで。あらっ?


砂浜に嫌気がさしたのは、グーフだけではなかった、、藻、藻、モモモモォーっと。

波打ち際には流れてきた藻、もぉーたくさんと、なぎさを避けて、岩場に乗る。

しかし、海にはまだうねりがあって、濁っている、ぱっとしない。移動。


ふと、気になった看板、ニューがあるということは、元祖があるのか?

ミックスラーメンとはどんなラーメンなのか? 釣りに出ると気にかかることいっぱい!


一旦、野島崎の駐車場に戻って思案、すぐ手前の砂地もいい感じ。

なのですが、いかんせん浅くて今日は波に揺すられて、濁り気味、、、風よ止んで。

駐車場には、暗いうちから岩場に出ていたルアーマンたちが帰還。談義が賑やかでした。


どちらかといえば、サーフィンやヒラスズキ釣りにはいい風と波なのでしょう。

ということで、乙浜港にやってきてしまった、、、結局ココか、、深いしね。

漁港側は、先客さまが万来、空いていた対岸の埋立て地から投げる。

カゴ釣りの方々が居なかったので、チャンスか、、、。


ブルっときた、

ブルルンとなった、ああ、よかった、いらっしゃった。

結局は、この、ブルっとか、ブルルンとか、この反応に触れたくて、、、毎日が。


モソモソっとなって、この子でした、ほうぼうを這い歩いていた。

ぱっと、胸ビレの開く瞬間を狙ってみるのですが、撮るのは難しい。

ホウボウが掛かる時、海の調子がいいというジンクスが私にはあります。


実際、ブルっ、の集まっている場所(その時)にあたったようで、アタリは即座に。

投げる、底につく、動かし始める、ブルっと、なる。タマりません。ヨカッタ。

南房総まで来たかいがあり、、、たまたまなのでしょうけれど、、、


ブルっ、ブルブルブルっが、長く、力強い、これは! と思った瞬間、、、。

写真はタイミングよく写ったのですが、直後、すっと、軽くなってしまいました。

外れてしまって、、、うーん、ドラマのハイライト、こんなアタリは2度となく、、、。

寄せ来る波と同じく、同じアタリはなしか?


とはいっても、本命と触れ合うことができて、納得、溜飲をさげて。

陽が高くなり、釣りもここらでと竿を仕舞い、白浜を散策、神社を見つけました。

集落を見下ろす小高い丘の階段をのぼり、社に手をあわせてきました。

漁師の方々を見守る鎮守でしょうか、礼拝、感謝。


勝浦を経由して帰ろうと沿岸を東寄りに進むと、和田浦の街。

道の駅には、捕鯨の街としての歩みを記すちいさな博物館がありました(役場に併設)

捕鯨といえば、黒潮の通じる日本列島・太平洋側の港のお家芸でした。

シロナガスグジラの、あまりの大きさに愕然、ほんと、恐竜のよう、びっくり。


クジラを捕った銛を展示。獲物が大きいので、モリもおおきい。

これを大型船の舳先から、ドン!っとクジラめがけて撃ち放つわけです。

捕鯨についての、博物誌の数々、、見応えあり、海外の方にも見て欲しい、無料。


これはナニか? えっ、そうですか、なるほど、そうなんですか?と。

男の子の大事なところだそうです。驚きと、いろんな思索めぐる展示物の数々。


見学を終えたあとは、こちら、なんといっても鯨を味わう、でありました。

好物の二品を購入、年上のお客さんがみえた時にも、喜ばれる珍味、、、。


南房総、温暖な気候を活かして栽培される花木の数々、、フラワーライン。

花摘み、鉢植えを購入しに来る方々がたくさんいらっしゃいました。


花嫁街道、、、これって確か!

なにかで読んだか、放映したテレビを覚えていたか、、、言われある花嫁街道。

山合いの集落からお嫁さんがこの路を通って海辺へ嫁いできた、、

その、おめでたいルートを地元がハイキングコースにしているといった、、


ひらめいて、山道を分け入ったのですが、緑の濃いこと。

南房総の山の樹木をまるで東南アジアみたいと話す知人がいます、、、納得。

花嫁街道は、ほんと、とても歩き甲斐のある、素晴らしいコースのようでした。


私が、むしろ注目したのは、看板の下にあった「黒滝」

滝見マニア(自称)としては、見ておかないといかんでしょうと、、それが。

長者川という小さな河川を遡るのですが、次第に、こちらも東南アジア風?

ジャングルめいてきたのですが、しっかり足場は作られておりまして、、、


目的地の黒滝へ無事に着くことができました。

房総半島、いつもの内房から、ちょっと足を伸ばせば新しい発見が、、、ある。

戻る途中、若い女子ふたり組と出会って、挨拶を交わし合う。

花嫁街道を訪ねてきて、ちょっと寄り道をしたのでしょうか。


遅い午後にキメたのは、勝浦タンタンメン、内陸に入った街道ぞいの来来というお店。

お店によって様々な趣向の凝らされた勝浦タンタンメン、これは辛い、でも、うまし!

好みのバージョンに出会ったようでして、吹き出す汗と、満足感、うまし!

身体が軽くなったようで、目も冴えて、あっという間の帰り道でした。

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