2018年6月3日日曜日

岩手県山田町へ、ふたたび!

今年は、船釣りも好きな黒ヒツジ、トミさんを加えて、いくぜ三陸の第二弾!!!


山田町船越の、浦辺利広さん宅に到着。

昨年に引き続き、いきなりの大歓待をしていただきました。

東京をお昼の新幹線で出発、北上駅からレンタカーで、山田町には18時過ぎ。

かつてない、記録的な早さだと、運転していたヒツジ(元祖釣り執事)は興奮気味。

遠かった、本州最東端の海が、すこしづつ、近づいているということでしょうか。

↓これでもかと、無尽蔵な連チャンでふるまわれた、三陸の、初夏の、恵みたち。


ホタテの刺身、海水に浸したままの、ウニのむき身、手前は、洋ワサビ。

浦辺さんが、自宅脇の沢の東側斜面を使って育てた自家栽培モノを、擦っていただく。


ナメタガレイの煮付け。

本種は、宮城県と岩手県の年末年始のステイタス魚、体力回復の初夏も、うまし!!


ホヤ。

はじまりました、ホヤの季節、サイコーです、まさに三陸の珍味の王道、病み付き。


モズクと豆腐。

三陸特有な、太いモズク、抜群のトロミと豆腐とのハーモニー。


カラスガイ、イガイ、または、ムール貝。

大玉で、濃厚な味、呑み、語り合いながら、食べ続けてしまいそうな、、、素敵。


昨年は、ヒツジが、船酔いで即座に轟沈、人体マグロ&人体コマセにて、終了。

黒ヒツジ、トミさんを伴ったのは、今年の第一目的であったのです。

私たちにも、船釣りを愛好する仲間がいることを、三陸に暮らす浦辺さんに伝えたい。

黒ヒツジ、トミさんのふたりにも、三陸の海を、見て、感じて、想って、もらいたい。

歓待いただいた宴を、にこやかに見守ってくださる浦辺さんの奥さん(写真手前)


そして、愛犬アンドリュー。

2011年3月11日の午後、山田町を襲ったかつてない津波に飲まれる。

浦辺夫妻と、自宅ごと漂流した屋根で過ごして、今日。

かけがいのない家族は、13歳になったということでした。


コケコッコォォォォーーーーーーーーッォ!!!!!!

翌朝、またもや、年甲斐もない雄叫びを上げながら、山田港を出船。

生憎の雨、山田湾を囲む山々、沖合いもほとんど見えない視界のなか。

前方、左右に浮かぶ、牡蠣棚などは、認識できました。


神栄丸を操る浦辺さん。

昨夜とは一転しての、船長のまなざし。


風が強くなかったのが救いでしょうか。

ポツポツと落ちてくる雨しずく、煙った霧雨のなか。

神栄丸は、浦辺さんの操船技術のおかげもあって、落ち着いていました。

なお、快晴だった昨年冬の風景はこちらをクリック↓



改めまして、同行者の、紹介、トミさんこと、トミザワさん。東京在住。

私とヒツジの、呑み仲間、行きつけのお店で知り合った40歳。ご一緒は初めて。

船釣り専科、ホームグランド、北茨城、東京湾、伊豆半島周辺。

対象魚は、全魚というぐらいの、オールラウンドプレイヤー。


黒ヒツジこと、M川さん。平塚市在住。

投げ釣りによる大物専科で、船釣りは、カワハギのみ燃える。

しかし、一番は、大型のマコガレイに燃えるという特殊性格につけこまれてしまった。

三陸のナメタガレイ、大きなマコガレイ、、、と耳元で嘯くヒツジにそそのかされ、

ふらふらっと、ついに、三陸山田湾へやってきてしまった。


そして、カッパ姿で奮闘の私。昨年同様のボート用のパックロッドで勇躍、乗船だ。

おおおっ、いきなり、竿が引き込まれております、さすが三陸の濃い魚影。

水深がドカーンと深いため、なかなか上がってこない。重い重い重い。

ちなみに、引率者?のはずのヒツジ、については、後述いたします。以下、釣り状況。


5月末の、三陸の海は、根魚たちが元気に泳ぎ回る。

仕掛けを入れた途端から、賑やかなアタリがありました。

私の竿にも、魚たちがエサを見つけて騒いでいる様子がビビンと伝わり、

巻いてみると、重い重い重い、になりました。


雨が止むと、姿を見せてくれた、本州の最東端の付近、リアス式海岸の岩肌。

晴れてくれれば、新緑も鮮烈なのでしょうけれど、もやもや、薄らと見えるのみ。

水平線側も、雲と海がくっついているため、いまここが、まさか。

そう、まさか、の、世界三大漁場の黒潮の流れる崖の先に漂うことが、解らない!


ここが、どんなところなのか?

それは、雨の中で、竿を持ち、リールを巻くことで、解ることでした。

とりわけ、浦辺船長と、三位一体となって、竿を操作していた、黒ヒツジとトミさん。

あれよあれよと、まるで船釣り雑誌のグラビアのような光景が展開される。

呆れて見ていた私も、翌日、リールを巻いた左腕がパンパンになるぐらい釣れた。


ちいさな魚、は、ほとんどリリース。

浮かんでしまった魚は、カモメたちがみな持っていくなか。

「名残り惜しいだろうけど、そろそろ上がりますか?」

浦辺さんが、そう言ってくれたのは、理由(ワケ)がありました。

ほんとは、あと1時間ぐらいは、できたのですけどね。ワケとはこの人の状態↓


神栄丸が、帰港についてしばらくのち。

よくやく、立ち上がって、笑っているヒツジが、真ん中に写っています。

今年も、体内のすべての中身を海と同化のち、横倒しの、くの字状でのマグロで昏倒。

浦辺さんは、ヒツジの極限状態を察して、すこし早い帰港を促してくれたのでした。

ようやく起き上がれたことが、よほど嬉しそうなヒツジ。


波ひとつない、山田湾へ帰る。

岸壁に近づくにつれて、現実は、待ってはいるのです。


まだ、造成中の山田港、山田の街。

より高くに設計され、建設中の津波対策の「壁」

三陸の海岸線の港町には、みな、同様の風景が広がります。

しかし、すこしづつ、ですが、街は、昨年よりは、変わってきていました。


浜あがりのラーメンをいただく、これは昨年にひき続き。

出汁がきちんと効いていて、醤油味、あっさり、細麺、チャーシューも薄い。

船を降りたら、まず食べたくなるのが、浜あがりのラーメン。

こういうラーメンがいま一番食べたいのに! と痛感させる、山田町のラーメン。

ラーメンに限らず、お店の数も、なんとなく、増えてきているような、、、。


山田港にて、記念写真。

2年続けて丸ボウズのヒツジが、二輪トライアル選手だった浦辺船長にこう言ってます。

「完璧なゼロラッシュ!」「オールクリーン継続中」「これは岩手県の新記録」

なにも出来なかったヒツジの負け惜しみの遠吠えと、お許しくださいね。

山田町神栄丸・浦辺利広船長 090-3124-9755


浦辺さんのもとを辞して、北上駅へ戻る途中。

大槌から県道を通って遠野へ抜けるコースで、立ち寄っての史跡見学。

橋野高炉跡、、、日本最古の溶鉱炉の跡であり、世界遺産に登録されたばかり。

製鉄の街・釜石の原動力となった江戸時代の知恵や苦労に触れる、オトナの遠足?


北上駅から、はやぶさ号で帰京、山田港の朝獲れを、東京へ運べました。

持ち帰った三陸の根魚と底生魚、ざっと、確認してみたところ。

マゾイ、クロソイ、アイナメ、ガヤ(エゾメバル)、アカメバル、カジカ、オコゼ、

ムシガレイ、マコガレイ、、、そしてナメタガレイはまた次回のお楽しみでしょうか。


釣魚を速攻調理していただき、箸をのばしました。

写真は、ムシガレイの塩焼き、、、釣れたての三陸産、をその日、東京で食べる、

なんという贅沢!!! 魯山人なみの、贅沢と言っても、過言ではなく。

すべての釣魚を引き受けてくれた、大塚壱縁の南部店主にも、深く感謝いたします。

塩焼きのほか、ムシガレイの天ぷらもいただき、三陸の幸の至福に酔ったのでした。

大塚・壱縁 03-6912-9159

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<関連書籍>『投げ釣り列島縦断』(メディアボーイ社刊・税込み1700円)
魚が好きなのか。釣りが好きなのか。求めて旅する、今日もまた。

「投げ釣り列島縦断」で検索ください。お問い合わせ メディアボーイ社03-3576-4051



2018年5月27日日曜日

環境展に行ってきました

東京ビッグサイトで5日間にわたって開かれた、2018 NEW環境展を見てきました。


 毎年開催されている環境展、今年は私の平日の休みとのタイミングが一致。

ぜひ一度は見たかったので、東京ビッグサイトへ向かった次第でした。

時流を反映してか、地球温暖化防止展と銘打たれたイベントも併催。

空気、水、土、資源の再生利用、、、企業、団体、地方自治体、学校などなど。

いろんな方面が取り組む、地球を「よくするため」の方策や製品を見学しました。


見本市、メッセ、展示会、、、いろんなイベントが多々ありますが、

東京ビッグサイトの規模での展示は、また格別な印象があります。

とにかく、広い、高い、果てしない、途方もなく。

パンフの位置図とにらめっこしながら、自分のいま居る場所を確認しながら歩く。


いきなり専門的な機械やシステムは、理解するのが大変。

そこで入門として、クルマ、いつもお世話になっているパッカー車(ゴミ収集車)

ゴミの集荷、搬出ひとつにも、臭いや音を抑え、働く方々の安全を考えた工夫が。

説明に聞き入るのは、プロの関係者ばかりのようでしたが、シロウトにも解りやすい。


事業や生活から出た廃材や不要品を、砕いて、捨てられるレベルへ加工する機械。

詳しいところまではわかりませんが、その仕組みぐらいは、勉強、勉強、見て、考える。

社会科見学というのは、おとなになってからのほうが、有意義? でないかと、、、。


↑こういった固形物が、こういうふうに加工される、という過程。

少しづつ、土に戻る、戻せる、ということを、見ていきました。


作ったもの、便利なもの、生活必需。

ありとあらゆるものは、いつか、古くなり、朽ちて、使用が難しく、捨てる時がくる。

環境に、できる限り、負荷を課すことなく、いかに、安全、無害に、終わらせるか?

いま、日本の企業の、意地と技術力が試されているようであり。


細かな水滴を噴霧するミストは、注目のアイテムのひとつ。

解体工事などの業務用から、一般的な街角の、冷却、防塵の対策まで。

いろんな大きさ、タイプがあるようです。


下水道、週末処理、最終的に、川や海へ水を戻すことは、とても大きな、テーマ。

濾過、浄化への取り組み、壁になること、使った水を、使う前の水にすること。

1立方メートルの水を、浄化するために必要な水の量とは?

日頃、家庭で流している水についても、つい考えてしまいました。


水の後始末について、まずは、一杯、一服つけながら。

カフェスタイルで、お水を飲みながら、お水の相談にのります。

いろんなアプローチ、前向きな取り組み、小粋な提案の会社もありました。


毎年、全国で、必ず起きる、洪水、氾濫の被害。

一時的であっても、その被害を食い止めるための防水フェンスの提案製品の展示。

さまざまなカタチで起きる災害の即時対応の必要性と同時に、

人間の生産活動、地球温暖化、の根本の理由との整合性を考える機会にもなりました。


えっ、この会社が、こんな取り組みを!!!

環境展は、企業にとっても、新しい顔、自社のこだわった環境性能を謳う機会のような。

意外だった、なんとなく解る、そういう出会いも多々ありました。

環境性能というのは、いま一番のキーワードのようですね。


クールビズへの取り組みも、ひきを切らず。

こちらは、特殊な環境下で働くための、冷却装置を備えたジャケット、パンツの展示。

鉄工所など、炎熱のなかでの労働にたいへん重宝する仕様でした。

クールビズの考えとは、趣きが異なりますが、専門職の方には、理想のジャケット?


バイク、しかも、レーサーが置かれていたので足を止めてみましたら。

いろんな、大小の冷風扇が並ぶブースなのでした。

ひんやり、すずしい、だから、作業もはかどる、安全、安心。

夏の、鈴鹿8時間耐久レースでも活躍しているという冷風扇でした。


展示は、東京ビッグサイトの屋内だけにとどまらず。

外では、廃棄物における、種別・選別のデモンストレーション。

また、ゴミを環境に配慮しながら燃やし、発電、給湯するシステム製品の実演。

小さな会社であっても、その想いと技術力は、圧倒されるものばかりでした。


小休止。

ちょうどお昼にさしかかり、展示ブースの片隅では、お弁当の販売が開始。

環境展なので、どんな内容のお弁当か? ほうほうほう。

まこぶさ食堂の店主として、ここのチェックは重要、ただの食いしん坊です。


地方自治体での、参画も、拝見できました。

投げ釣り、河川や海岸での泳ぎやシュノーケリングといった、

つねに、水、土、山、森、空気と触れ合うことが大好物になってしまった私。

とりわけ、自然環境の回復に力を入れる自治体、企業には、注目してしまいます。

最後の清流を守る高知県、スタバよりスナバを重要視する鳥取県、、、、。


♬島根うまれのしまねっこぉぉぉ〜、で、すっかりお馴染みの島根県。

釣りにおいて、川、湖、海、いづれも、日本屈指のサイコーのフィールドゆえに、

できれば、日本の各都道府県の、お手本となられることを、期待したりするのです。


島根県 江津市の「苔」を利用した、緑化作戦の展示。

木々の生い茂る山地を、右に左に蛇行して進む豊富な水量の江の川。

河口の街江津で、かつてお会いした、画期的発想を持った方々の生き方を思い出して、

急激に、行きたくなってしまったりするのでした。


粉砕した瓦(石州瓦)の再生利用を考案した展示の数々。

水を濾過できる能力によって、水生動物の暮らせる環境の構築。

庭や駐車場に敷くことで、コンクリートやアスファルトにはない、熱吸収や水はけ。

降雪とフェーン現象の同居する日本海側らしい発想、着想に感心することしきり。

全国の、瓦産地に、再生利用をめぐるいろんな連携提案やヒントになるのではと。


水のことに触れたせいか、水辺へ行きたくなる。

東京ビッグサイトの有明から、若洲海浜公園のある埋立て地はクルマならスグ。

釣り客の皆さん、ベイゲートブリッジを行き交うクルマを眺めながらお昼を食べる。

世界でも指折りの大都会の、前の海で、かろうじてでも魚の姿はある。

これは、誇れることなのか? それとも、努力次第で、もっと増やせるものなのか?


「やっぱ、人間が、もっともっと、深く、考えてくれんとにゃあ」

木立の茂みには、白い野良ニャーゴさんの姿、ご機嫌はいまひとつの様子。

「魚が居るとにゃあ、ワシにも回ってくるにゃあ、カリカリだけじゃ飽きるにゃあ」

そう勝手に解釈しながら、環境展、海浜公園の埋立て地を、後にしたのでした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<宣伝>『投げ釣り列島縦断』(メディアボーイ社刊・税込み1700円)
魚が好きなのか。釣りが好きなのか。求めて旅する、今日もまた。

「投げ釣り列島縦断」で検索ください。
お問い合わせ メディアボーイ社03-3576-4051