2019年9月23日月曜日

ヤマを越えて、戸田の町へ

空模様を見ながら出発。首都高、東名、厚木小田原、、、、しかし、いまいちな空と風。


予報が芳しくない。

当初は、雲の動きの位置関係から東伊豆を考えてました。海岸線をたどりながら、どこか泳げて釣りも出来る場所はないかな、、、ところが、向かい風が強まる一方で気持ちが萎えてくる。思い切って半島の背骨の山々を越えよう。風を背中に出来るのではないか。

決断して険しい伊豆の横断、こんな坂あんな坂、上がって降りて、また上がって。ようやく、峠の視界が切れた眼下に戸田(へだ)の街が見えて、、、


なんだこのドピーカンは!

戸田の町へ着いた途端びっくり。下界は雲がすっかりとれて、燦々と降り注ぐ陽光のまばゆいこと。伊豆半島の東と西では天候も表裏のようでして、駿河の海の向こうには薄ら富士の高嶺まで見える好天気なのでした。

街を望む内湾の鳥居には、観光客の方々もちらほら。気温、急上昇。


果たして、今年も一体いつまで泳ぐつもりなのか? 

自問自答しつつもパッパと着替えている自分がいるワケでして、岩場より水へ。

ライフジャケットは必需品だと思います。


やはり、水のなかは、いいですな。

川もいい、海もいい、海には、見たことのない生き物もあふれています。

水中メガネとシュノーケルで広がる、水中の博物大図鑑やあ。

ひんやり、心地よく、水と一体化、地球温暖化対策、いちばんは、ソトで泳ぐこと!


岩場の浅瀬には、ポツポツと熱帯性の魚たち。

海水温がまだ驚くほど温かいので、日本列島の定番的な魚たちは岩陰で休憩中?


戸田は、大きな砂州によって囲まれた内湾のほとりにできた街。

外洋側から転じた入江側は、静かな砂地の海水浴場になっていました。


昨年から同行のヒツジ(釣り執事)と始めた水中撮影。

安価な防水カメラひとつあるだけで、水中で見たモノを記録する楽しみが増えました。

静止画、動画、両方を撮ってみてるのですが、静止画のほうが難しい。

オートフォーカスでも波で揺れてピントが合わず、ブレブレに、、腕です。


こうして、かろうじて、雰囲気としては写っていてくれました。

波に翻弄されにくい内湾ならでは、、、

鮮やかな、濃い空色の魚、ベラの仲間ではないかと言うことでした。

 

納得の浜あがり、、、ひと泳ぎすると溜飲が下がるものです。

戸田の港では、シーズンを迎えたタカアシガニの水揚げが行われていました。

駿河湾での名代のひとつにもなっている深海の蟹、覗いた生け簀。

なるほど。足が長いですなあ、大型は広げると全長3m越えとか、世界最大。


覗いただけ、では味気ない? まだいただいたこともない、、、ということで。

レッツトライ、いただいてみることにしました。脚4本と甲羅がセットという、いちばん安価なメニューを。北陸や山陰の11月のズワイガニと比較すると、とても庶民的なお値段。

意外に、淡白、さっぱり、シャキっとした歯ごたえのものでした。なるほどねえ、なるほど。スリムな足脚を納得させる肉質、ミソを含めた甲羅の中身と申しましょうか。



夕刻、せっかくの西伊豆、戸田の港、ということで、竿を出しました。

港内には係留されている船が多し、当然ロープやブイも多いので、注意と確認しながらおそるおそる、、、私には極めて苦手なタイプの場所ですが、キレイな水に誘われて。

さきほど水中でお見かけした"ブルっ"とくる方々は来ないかしら、、、と。


結果、から申しますと、ブルっ、は、一度もなく。

コン、とか、コンコンとか、そしてグインと引き込む元気モノたち、しまった。

針を大きくしてはいたのですが、呑まれてしまった子もいて、腕だ、うで、ウデ。

ソフトクーラーへ入れてお土産、ソテー、塩焼き、うしお汁、、、


ンンンんっ? なにか視線を感じて、あ、見てます。見つめてます。そうでしたか。

ねえさん、それどうすんの? えっ、1尾2尾じゃあ、持ち帰るにもちょっとってか。

そうかね、東京、道中、長いねえ、大変だ、引き受けようか、それ、白身のそれ。

と、おっしゃってるようでもあり、この若猫殿ふたりに謹呈した次第なのでした。


帰りしな、あれっ! 頓狂な声をあげたヒツジ。

戸田の道の駅に、日帰り入浴が出来ていました。最近の道の駅、この温泉セットが全国的に流行しています。戸田は西伊豆を代表する温泉地のひとつ。最強のコンビでしょうか。

泳いだあとでもあり、湯浴みうってつけと入浴。装備も充実。女風呂は混んでました。それにしても、、、泳いだあとに、蟹グルメ、釣り、温泉。なんと昭和な響き満載な。

初秋のワンデイ贅沢旅行で御座いました。うまし!

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2019年9月11日水曜日

紀伊ハンター2019 Part2 後ろ髪引かれ編

もう一度、那智の滝が見たい。今年2回目の紀伊ハント超特急。紀伊中毒になってます。


午前中の仕事を終えて、ひたすら西へ走る走る!!!

東名、新東名、伊勢湾岸、東名阪、伊勢道、紀勢道、高速道路は紀伊半島の深くまで伸びてきておりまして、半日もあれば遠い街だった尾鷲も日没前に到達。近頃、こうして紀伊半島すらも1日半で"行って帰ってこれる"ことに慣れてきてしまいました。

運転する、疲れる、シートを倒して眠る、起きる、運転する、、これを繰り返していれば持続可能なクルマ旅。行けるトコまで行く。行ってから考える。着いてから次ぎを見つける。天気予報は前線通過を告げてましたが、走り続けました。

着いたなぎさは、まるで嵐の前の静けさ? テント設営で、これから夜釣りらしい家族連れを羨ましく思うものの、今回の目的はもう一度あの滝を見ること!


暗くなった道をさらに西へ南へ、熊野市、紀宝町、そして熊野川を渡って新宮へ。


新宮市に入ったところで、ぱらつき出した雨も本降りとなり、一服。

クルマの運転ばかりでも、おなかは減ってきます。折角だからとここは紀伊半島らしい地場滋養を頂こうと新宮駅に近いこじんまりしたお寿し屋さんへ。

長時間を揺れて揺られてハイな頭の状態でもあり、また切り盛りされるご夫婦のお人柄にも惹かれてオススメと紙で書かれた品目を片っ端から頼んでしまいました。

カツオ土佐づくり=黒潮が洗う町では、主食のような食べ物でしょうか。
エビパン揚げ=エビをすりつぶしてパテとして食パンに塗って揚げたもの。地域名物?
アサヒガニ=南方ならではの平べったいカニ。タテに歩くことでも知られる。
押し寿司=江戸前は握り、上方は押し、四角いシャリが珍しい。
サンマ寿司=紀州サンマは脂が落ちてサッパリ、スダチを載せてさらにスッキリ。

うまし! 目一杯いただいてしまい、そうなると次ぎは睡魔。クルマを停めた場所がその日の寝床になる定例のわけでして、止まない本降りのなかを、運良く道の駅。


コケコッコォォォォーーーーーっ!!!

目覚めると雨は上がっていて、どんよりの空。道の駅の名前は那智。ちょうどJR紀勢線の駅に作られており、駅名も那智。鉄道と一般道のコラボタイプでした。

敷地構内に、軽食喫茶があるものの、朝まだ早し。そこで朝メシ前に、今回の一番の目的を果たしてこよう。雨も落ちてきていない。チャンスタイムだと走り出す。

川筋の道をくねくね、遡りながら、山ふところへ。しかし、雨が落ちてくる! 山の深い紀伊半島は、海岸線では晴れていても、山へかかると雨、、、多雨地帯ですしね。


那智の滝、であります。辿り着きました。

前回(7月中旬)滝を拝見しようと伺った折はたいへんな人出。たまたま火祭りにカチあってしまい、肝心の那智の滝をじっくり見学することは出来ません。滝見マニアとして忸怩たる思いを抱えてしまい、再度訪問を狙っていた次第でした。

自分の立つ位置、その視点の高さと平行する目線の先に滝の落下開始がある魅力。
強まってくる雨の音と共鳴するように轟々と音をたてて、熊野の深山の趣きに浸ることができました。滝は飽きません。

前回の火祭り時は↓こちらもどうぞ。
●紀伊ハンター2019 雨の滝見感動編
http://macobusa.blogspot.com/2019/07/blog-post_20.html

 

那智の滝をあとに海辺へ降りてくる。

国道42号線を西へ進んで那智勝浦の町へ。小雨になったものの降り止む様子もないため、社会科見学・マグロの朝競りを拝見。三崎港とはまた違った和歌山県ならではの風情と申しますか、それは「言葉遣い」だけかもしれませんが、聞き入ってしまいます。

ところで、手描きの「はえ縄漁」の絵が素敵。解りやすい!


お腹が減ったので朝ごはん。
那智勝浦港卸売り場の前にあるビジネスホテルの下は喫茶店。市場関係者の方々が集っていらっしゃるなかへ入れていただきました。モーニング定食はサンマ。

サンマも、紀勢のサンマは脂が落ちてスリムな形状が特長と伺いました。
うまし! 私は正直にトロ系は苦手のため、多少パサついた魚の身が旨いと思うほうです。今年サンマは各地の不漁が伝えられておりますので、より貴重な、うまし!


あら? なにか視線を感じたところ、前のテーブル席から見つめられておりました。

「野良ちゃんが子どもを生んでしもてね、誰か貰ってくれるの待っとるとこなんよ」
とママさん。ちなみに視線の主というのは、オス(元)の地域猫で目下イクメンをしてくれているとのこと。いい顔してます。

紀伊半島と猫といえば、猫好きで知られる南方熊楠さん。猫が暮らしやすい土地なのか?


紀伊勝浦港 市場で見つけた八咫烏のコブシ。買ってしまいました、かわいいので。
「熊野三山、それぞれを詣でて目を入れていってください」とお店の方。案内人のヤタガラスの導くところ、出来ましたら、野良の猫ちゃんたちの平安を祈りました。


この、艶やかな色彩は?
思わず目を見張ったのは展示された小舟のレプリカ、道の駅太地にて。

クジラ、突きんぼ漁で使われた舟は、絢爛豪華、漁に出る男たちの想い満艦飾だったようです。ついに鯨漁を再開させた太地の町、私はゲイカツ復活に期待しております。


ふと見上げた中学校の屋上、ここで、この海抜です、という大きな表示がありました。

地域の避難場所は、まず学校、病院、役場、、津波対策に特別な鉄製の塔なども作られています。予見される東南海、西南海の地震と津波に取り組む地元の方々。水遊び、釣りをする私もつねに意識することを忘れず行動するようにしています。

海にいる時は、つねに、後ろの高い建物、山、どのくらいの海抜かを確認するクセを。そして、どうやって登るかをシュミレーションしておく。


雨の晴れ間、秋咲きの桜が一輪二輪、、黒潮洗う紀伊半島ならではの彩り。

出来れば、ずっと居たいけれど、前線通過、台風北上の報、、、長居は戻れなくなる?
旅は、後ろ髪引かれる、名残惜しいぐらいが丁度いいと申しますが、今回は辛かった。


目星をつけていた古座川か日高川にて泳ぐつもりが、、、、。

串本の町でさらりと折り返して国道42号線、走って走って尾鷲、紀勢道、伊勢道、東名阪、伊勢湾岸、新東名、東名、首都高、、、淡々黙々と帰ってきたのであります。

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2019年8月26日月曜日

夏休み終わりのまとめ書き

お盆を含めて前後の数日間、出て、帰ってくるまでを、まとめ書きしました。


 小学生のとき、休みも終わりに近づいて、焦って書きましたね、絵日記帳。

いくつになっても、8月が終わってしまう恐怖は、ぬぐい切れないモンですわ。

ヒグラシの声に追い立てられて、でも、とりあえずは、振り返れば楽しかったなと。

恒例、クルマに、布団を敷いて、走るか、寝るか、泳ぐか、喰うか、の休みでした。


熊谷からスタートして、関越を走りながら思いついたのは、まだ行ってないところ。

奥只見渓谷は行ってない、なら行くかと小出ICで降りたのち、山へ分け入り、細道、河岸、渓流を遡っていきました。奥只見ダムの脇をなぞり、嫌というほどの峠を越えて新潟県から福島県、檜枝岐、会津田島、会津若松の街を抜けて、、、。

まとめ書きなので、どんどんはしょって、進めてまいります。


コケコッコーーーーーーッ!

クルマを停めたところが寝床、道の駅で目覚めれば、磐梯山の勇壮なこと!

新潟の海に向けて阿賀川をくだっていくと目についた大きさ日本一の杉の看板。
日本一は、屋久島の屋久杉ではないかと思いこんでましたので、拝見して驚き、、根から六本の幹が空へ伸びておりまして、その威容に思わず手を合わせてしまいました。

会津から新潟へ抜ける道は、初めてとあって、新鮮、発見多し、いい街道でした。


新潟平野を村上へ走り、さらに沿岸を北上、名勝笹川流れでシュノーケル。

台風接近の報ではありましたが、日本海側は常軌を逸したような暑さ、熱風。
いわゆるフェーン現象に包まれているため、水中でようやく、ひと息つける心地。

海水浴場は、人、で埋め尽くされて、クルマのナンバーは地元、遠方、入り交じり。数日間を、幕営状態の家族もいらっしゃるようでした。納得。サイコーの避暑ですな。


村上まで戻り、市街を流れる三面川で泳ぐ。

鮎釣りのまっさかりなのですが、川遊びのエリアもあって、釣り人に気兼ねせずに楽しめました。市の運営する梁場では、鮎もさることながら、暑いとヘビちゃんが流れてくるそう。両生類は水に深く潜って凌げますが、爬虫類も暑い時は泳ぐ行動に出るという内容の専門家の本で読みました。水、、、泳げるキレイな真水は大切ですね。

↓以前の、村上および近郊での釣りは、こちらもポチhttp://macobusa.blogspot.com/2016/07/blog-post_20.html


水浴び、海遊び、川遊びのあとは、地元の銭湯、スーパー銭湯、日帰り湯。

常套の湯浴み、、釣りを覚えたおかげさまで、みっちり詳しくなりましたわ。最近では銭湯を備えた道の駅も急増しておりますが、単独で、個性的な、地場の湯泉を掘削されているお店もあって素晴らしい。

日中、夕刻を問わず、地元の方々と交わす会話もまた楽しみなものです。


今夏、初めて見た、初めて訪れた場所で、いちばんの驚きはこちら!

シャンツェ、ジャンプ台を仰ぎ見る! しかも真夏の照りつける太陽のもと。

サマージャンプと呼ぶのですか? ホースで水を撒きながら練習していました。


場所は、長野県飯山市の市営シャンツェ。

地元、飯山高校は初の甲子園出場で湧いたようですが訪れた日は残念ながら初戦敗退の翌日でして、市内はしーんとしておりましたが、ジャンプ台は気温も、ジャンパーも暑い熱い! 私、初めて、テレビ以外で、板を履いた人間が空を飛ぶ、、正確には崖を飛び降りる光景を観たのでした。驚いた、たまげた、高さ、急角度、壁だ。

ここが、白銀、白一色になった日にまた観たら、それはさぞかし、熱い!でしょうね。


飯山市は、長野県の最北端部、山懐深きところ、そして長野県ですから、おやき。

「ナスを切らせてすみません、いま作ってますのでお待ちになりますか」とご主人がすまなさそうにおっしゃる。お盆ですからね。ナスは作ってもすぐ売り切れるそうです。いえいえ私は旅の者、いまあるものをいただくのみと購入。野沢菜は定番でしょうな。

うまし、うまし、と食べながら気がついたこと。飯山市は北陸新幹線の駅がありますから、東京からカンタンに来られるのだと。長野駅の次ぎが飯山駅ですね。


急ぐわけでもない時は、ずっと国道、県道、つまり一般道を走っていました。

通行料を浮かせたぶんナニかを食べる、観る、浸かる、物見遊山の極意ですな。そんなことばかりしてると、『喰う寝る倒れる』=成人病一直線という懸念も御座いますが、その解消のために泳ぐ、潜るもある、、、と言い訳を考えながらまた食べてしまった。

この、鱒の寿しを考案した富山の方々は悪魔です、やめられない、とめられない、まるでオヤツのように口へ運んでお腹に入ってしまう。写真のハンディタイプは特に注意。

道の駅、コンビニでも売っているので、でも、そおいう"名物"は増えましたね。


富山から県境をまたぐと石川県。千里浜ドライブウエイで泳ぎました。
近くに、釣りを楽しまれているカップル発見。お邪魔にならぬよう適度に離れて浮かぶ。

クルマで渚まで入ることのできるのは堅く締まる砂の質のなせる技なのですが、当然、楽しむためのルール、マナーも徹底されています。近年は、渚が激減する痩せ細りの現象も指摘されており、クルマ乗り入れ禁止の意見も出てきているとか。

その一方で、渚をかかえる砂丘や河川を開発する動きがあり、ちょっと心配です。


日本海の夕陽を、宝達山の頂上から眺めおろして、、、。

見えにくいのですが、手前の陸と水の境界線が砂丘のへりになります。連なる砂丘は標高があり、その傾斜に建つ家々、集落。石川県の口能登と呼ばれる中央部の地域です。

今年の甲子園を湧かせた星稜高校のエースピッチャーさんはこの砂丘の街の出身とか。一帯を眺めながら感慨深く、、、私は板橋区にある当時野球のたいへん盛んだった高校に通っていたので、人文字を練習して応援に行ったのです甲子園に、、つい思い出す夕暮れ、、。夏の一時期だけ、にわか甲子園通になるのは、毎年のことであります。

写真正面の、左側(南)方向が金沢市、右(北)方向が羽咋市。


お墓参りを終えて、金沢市内のコインランドリーへ。洗濯中の時間待ちであたりをぶらついていたら発見。北陸新幹線が金沢まで伸びて4年、再開発著しい金沢駅前。

その片隅にぽつんと残っていた営業中の成人映画館。うーん、なるほどねえ、なるほどなるほど、と感心して正視できるオバハンなのだな私も。なるほど。これは文化です。

手書きで描かれた風の、女優さんのポスターが、熱い、暑い、燃えろいい女。


もう、どうしようもなく暑い! 市内を流れる浅野川を見に行きました。

水中を探してゴリの姿を発見、かろうじて、見つけた感じでしたが、一時期は絶滅に近い状態だったとか。金沢市の象徴でもあるゴリを失ってしまってはの危機感のもと、放流事業を続けて、なんとか戻しつつあるのか、ないのか、まだ今後は不透明。

観光都市の、どこを持って観光の目玉とするのか? いろんな価値観があるのでしょうけれど、自然魚、野性の魚がいない。そこで放流という現実は、どうしたものかと、、。


翌朝、まだ行ったことがない、、、ということで、能登金剛まで足を伸ばしました。

能登半島を人指し指になぞらえた場合の第2関節外側あたりでしょうか。能登半島屈指の景勝地の数々です。途中、ちょっと違和感のある建物の前を通る、、志賀町にある能登原子力発電所なのですが、堂々と、とてもオープンな感じで聳え立つ印象でした。

巌門、関の鼻、いずれも絶壁の荒磯なのですが、なんせ真夏のドピーカン。サスペンス劇場的なスリル感はまるでなく、暑い、あつし、ふらふら、歩くより、泳ぐほうが、、、


輪島の門前町、曹洞宗の総本山があったところ、いまは祖院と呼ばれてました。

とりあえず、今回の能登は門前町で引き返すことにしたのですが、ここへ至るまで、大社の気多神社、五重塔で知られる妙成寺など、能登半島は知るぞ知る神社仏閣の名所が目白押しなのですね。うだるような暑さではなく、葉の色づく秋とかに来るとまた印象も違うのでしょう。といっても、暑くなかったら釣りになってしまいますか、、、。

真冬の風雪、波しぶきから家屋を守る竹で作られた間垣を見つめてしみじみと。

以前の、夏休み能登めぐりはこちらもポチっと↓
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クルマのメーターについている外気温計。

数日間この数字をずっとキープしたままだったような、、、熊谷ナンバーを見た地元の方々からしきりに質問される「熊谷より暑いですか?」

北陸の、フェーン現象の暑さ、というのは特別だと思います。含まれている湿気の特殊さ、しつこさ、もああああっっと、まとわりつく暑さ。匂いまで暑いような、、、

熊谷の暑さは、キーンと肌さす暑さですが、北陸は、まるで服を着けてサウナ!


さて、このお城はどこのお城でしょう?

市街地にぽっかりと小高い丘、そこにこじんまりした佇まいのお城は、福知山城。金沢をあとに、福井、若狭、丹後とシタミチを延々と走るうちに着いてしまっていました。京都府の北部、綾部と並んで福知山。細長い盆地でもあり、由良川は流れてますが、暑い。

ちなみに、福知山城の築城は明智光秀とか。という蘊蓄より、とても登る気力もなく、さてこれからどうしようかと迷っていたのですが、閃いて、さらに西へ向かいまして。


お城つながり、というわけでもないのですが向かったのは兵庫県に入った竹田城跡。

一枚の雲海の写真によって、全国に知れ渡った戦国の城跡です。いつもは、このような大観光地へ行く趣向はないのですが、あまりの暑さにとうとうクルマから出るのも嫌になってきていました。閃いた当初は、城跡にはクルマで上れるもの、、、とタカをくくっていたのですが、甘かった。バスかタクシーで途中まで。あとは徒歩で、、。ひえええ。

気力減退、お土産を買って帰ろうとしたのですが折角ここまで来てそれは勿体ない、いくしかないと気持ちを奮い立たせて徒歩。がんばりました。いやはや佳景かな。

吹いてくる風の爽やかなこと! また、お城のガイド氏の解りやすい解説、お人柄にはとても惹かれてしまい、竹田城跡、その人気の理由に納得いたしました。


お城に登城しましたら、お腹が減ったために、そば。

すこし移動して、出石の名物、皿蕎麦。
うまし! 一人前5皿に2枚追加してしまい、関東では珍しい干したサヨリの炙り焼きまでいただく。店内盛況、猛暑には冷たいおそばでありますなあ。この出石をはじめ、出雲、奥出雲、、、西のそば名所は、日本海からすこし山側に入った所にあるような。
城見物、そば、フツーの観光旅行だ。



そして、ここまで来たなら見てみようと、城崎温泉へ。

城崎、白浜、加賀温泉郷、、大阪人の三大行楽の湯だそうですが、本当ですか? いずれも大阪駅から特急で直行できる便利さも売りですが、ちょうど到着した列車を見て納得ですわ。凄い人気! またぞろ降りてこられる、人、人、人、、、。

せっかくだからと、温泉街の外湯で湯浴みを試みたのですが、お盆ですからね。入り口付近がコンサートの出待ちみたいになっており、エアコンの効いた車中に居たほがいいと判断しました。いつかは、静かな季節に、もう一度うかがいたい。

城崎を離れて、竹野海岸、引き返して、久美浜湾へ。
山陰の海岸線は、笹川流れや能登半島とはまた違った磯肌美と申しますか、緯度が南になったぶん、松が多くて穏やかな印象を受けます。炎天下であっても明確に感じました。


日本海というのは、とにかく夕陽が美しい、ドラマチックだと思います。

沈む太陽が水平線にくっつくと、消えるまではあっという間、、、近くで花火の音。

暗くなってから、妙に元気になったりするとハンドルをにぎり、走る走る。丹後半島の付け根を横切り、天橋立、宮津、舞鶴、高浜、小浜、、、内陸に入って道の駅へ。

横になっても夕陽の残像が瞼にうかび、それでもやがて、深い眠りに、、ZZZZZZZ。


コケコッコーーーーーーーーっ。

昨夜、ちょうど台風が通過して、道の駅でむかえた一過の爽やかさ。
小浜から山中を通って京都大原へ抜ける通称サバ街道を南下。途中から山越えで琵琶湖の湖岸へ出て、堅田、雄琴、坂本、、、同行するヒツジの旧知を訪ねてしばし談笑。

鐵なヒツジは、金沢へ向かう湖西線の特急や隣接の京阪電車が気になっていた様子。


近江を辞して、再び山越え、比叡山越え、ひええええっと琵琶湖を眼下に、東山。

熊谷ナンバーは、ついに上洛を果たす、熊谷直実なり、あつべえなり、みやこも暑いですなあ、とりあえず、酔狂で通過してみた渋滞の祇園、、エアコンの効いた車内のおかげ。

ラッキー! ハートマークのMKタクシー発見、いいことあるそう、です。

 

あとは、京都東ICから高速に乗って帰るだけ、、山科付近は恒常的な大渋滞でしたが、乗ってしまえば、案外スイスイ。延伸完成の新名神は長年の亀山問題もクリアされて走る美学のように走っていけたのでした。好調に気を良くして途中下車してみたのは飯田市。

熊谷へ帰るためには、中央高速経由がだんぜん混まないし、便利なため、、、。


飯田市の名物とは? それがなんと焼肉!

焼肉店の数、全国ナンバーワンということで、市内を回ってみましたら確かに、多い!
夕方ということでさっそく伺いましたのは、母と娘さんで切り盛りのちいさなお店。

ウーロン茶で、焼肉、これがいいのです、うまし! おいしかったぁ。


飯田市の発見その2は、元善光寺、、はて? 長野市ではなくて、、元、もと?

ウィキってみましたら、元祖は飯田市で、長野市に移ったとか。先出の総持寺のように、規模の拡大や諸般の事情によって移動した社寺の元祖のほうを、祖院と呼ぶそうです。

なるほどねえ、、ちょっと勉強もした?今夏。飯田市からは焼肉摂取の元気もあってか、駒ヶ根、伊那市、辰野、諏訪、甲府、雁坂峠で秩父、熊谷着。夜道をずっと国道の旅。

渋滞にイライラ、へとへとになる高速道を尻目に、淡々と帰ってきました。

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