2015年12月31日木曜日

2015年 年越しそばで、大祓い!!!

家裏の神社の看板に「八方ふさがり」という文字が、、、、、、。なにこれっ?


昭和46年生、私の超カワイイ妹。

昭和37年生、ヒツジ=釣り執事。

昭和28年生、ブチョウ=釣り部長。花のニッパチ組。先日、同歳の某理事長が、、、。

昭和19年生、センセイ=敬愛する大森の超過激な法曹家。

大正14年生、ミッコはん=ヒツジの母(故人になってもうたけど)

看板は、題して「男女共通の八方ふさがり」なのらしい。

そうか、そうだったのか!

八方塞がり、ふさがってましたか? へえ〜〜。そうか!

なら私に出来ること。ひとつだけ。

喰ってやる!!!!! 塞がるモノを喰ってやる。

喰って、喰って、喰って!

喰いまくりやねん!!!!(なぜかいきなり西方言葉)


家から、ほど近い立ち食いそば屋さん、N天。

すご腕の店主が、老若男女にすごい人気。一番人気は肉そば(肉うどん、の説もあり)

歩いても行けますが、電車のほうが早い。

毎年年末になると、年越しそば用のオツユを瓶詰めで販売。

これも、飛ぶように売れてしまうのです。

ところが今年。

諸事情があったらしく、販売不能になったとか!!!!!!!!

なんでやねん、毎年、楽しみやったのに、なんでやねん????

買いに行ったのは、ヒツジなんですけどね。


ヒツジは喰い下がった(らしい)

このまま帰っては(名物の肉そばは喰っただけで)己の名折れ。

というか、ガキの使いで終わっては、どえりゃあことになる(なぜか名古屋弁)

というか、自分だけ肉そばを喰って、丸腰(手ぶら)で帰ってきたとしたら。

私が、それこそ、どえりゃあ怒るがね、はぶてるさあ、わじるさあ(どこの言葉?)

ヒツジは、必死に喰い下がり、店主になんとかオツユの持ち出しの許可を得る。

で、コンビニで水を買って、中身の半分を飲み、残りを流してペットボトルを供出。

こうして、毎年の定例行事に、なんとかこぎつけてきた次第なのでした。


年越しそば、第一弾。

肉そば。まこぶさ食堂&N天出汁ツユ。

N天お得意の、肉そば(うどんも)を踏襲しての、肉そば。

近所の100均にて豚バラと1本ネギを購入しての。

肉を食べる=肉食=活力=勝つ=災厄を払う。

といった、大祓の意味合いを込めまして、ね。

オツユ、出汁の特性が、肉そばを前提に抽出されていることもあり。

うまし! うまし! うまし! うまし! うまし! うまし! 激うま、やんけ。

さすがN天、人気プロは、伊達ではありませんね。うまし! うまし! うまし!


あまりの旨さに、活力は漲るばかりに。

いきおい、家裏の神社に、お礼参り。

礼節を尽くしましての、参詣にまいりました。

今年一年、本当にありがとうございました。

是非とも、来年は「八方ふさがり」の皆さまに、一点ほどの光明を、と。


家に帰って、しばらく、のち。

また、お腹が減ってきました。

どうしてお腹が減るのかな? という歌がありましたけれど、

12月31日になっても、お腹は減るのでありますね。

ということで、、、さきほどの、肉を煮た出汁ツユの残りで。

年越しそば、第二弾。

刻んだ長ネギを、さらにどさっと入れまして、いただきました。

皆さまの、大祓い。

災厄を 喰って年越し グーフなり        まこぶさ(新年も釣るぞグーフ)

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2015年12月21日月曜日

釣りグルマ、200000㎞の句読点。

今朝、クルマの換算計が200000kmに達しました。ケータイで記念撮影。


リーチ!!!

となった199999kmのところでハザード停車。

ドキドキしてきました。

この直前にはガソリンを満タンにしました。

朝っぱらから大義なことです。

クルマは、釣りのためだけに走ったわけではありません。

仕事の足、生活の足、帰郷の足、、、いろんな足。

いよいよ大台にさしかかる。


あと1km、、、、ついに6ケタの数字がイッキに持ち上がり。

200000kmになりました。

ヒツジ=釣り執事には、前のクルマに続いての20万㎞達成。

前のクルマは短期間で日本全国を走り回ったのであっという間に到達。

このクルマは相応の歳月を経たのでむしろ感慨もひとしおの様子。

私は初めて目にした200000という数字にちょっぴり興奮。

思わず(ウソ、狙っていた)記念写真でした。

さあ、ここを句読点に、あとどれだけがんばってくれるでしょうか。

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2015年12月18日金曜日

パラダイス? 八景島

休日の朝、晴れ。ならば釣り行きたい。八景島へと走りました(横浜市金沢区)


うわっ、なにこれ?

金沢区の緑道公園に着いた直後に見つけてしまった。

ネコ? 違う。じっくり見つめると、タヌキでした。

埋立て地の親水公園ですから、タヌキぐらいいるでしょう。

でも死骸でした。

背中の毛がなくなっていてまるで火傷のよう。

尻尾の付け根には穿たれたような穴。

まだ子どものタヌキのようでした。

このタヌキに、いったいナニがあったのか?


気を取り直して、投げました(死骸から離れた場所で)

背後には松林、北風をかわせるポイント。

ここへ来ると、12月の訪れを感じさせます。


おつまみを作っていきました。まこぶさ食堂謹製であります。

サラミとチーズのジャーキー。

どちらもレンジで約5分30秒。

即席ながらサクサクおいしいおつまみで気分転換。


緑道公園から釣り場の水路対岸は有名な遊園地。

遅い出発だったので、着いた時には開園時間でした。

高い塔は、おなじみ垂直落下型の絶叫マシーン。

きぃやあああああああああーーーーーーーーー!!!!!

眺めながら海底をサビきます。


絶叫マシーンとは対照的に、海底は沈黙。

戻ってくるエサがゾクっとするほど冷たい。

海の色もボヤっと濁っています。

北風になぶられて冷え込んでいるのでしょうか。

今日はお得意の? グーフすら来ない。


最近、釣りバッグに小型の双眼鏡をしのばせています。

珍しい鳥、釣り人の数、釣れている魚、行き交う遠くの船、、、見るモノいっぱい。

アタリのない時には、重宝しています。


ほおー、ほう、ほう、、、なるほどナルホド。

絶叫マシーンには、外国人の団体がきていました。

飛び交う絶叫がまったく意味不明だった理由を知る。

こうやって使うワケです。


うううう、しまったぁーーーーー!

巻いてきてみたら、マコガレイの赤ちゃん。

キス用の針なので置き竿が長くなるとこうなる。

でも、スポっと外れてくれたので海へ戻せました。


なんのアタリもなく、ついていた魚。

エソ? ハゼの仲間?

季節に関係なく、よくお見かけするシマシマですが、

寒い季節になると生き物の姿を見るだけで嬉しい。

ふらっと出かけて、よかったヨカッタの休日でした。

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2015年11月21日土曜日

小松市・加賀市 ちょい投げ釣り&散策

ヒツジ=釣り執事の実家・金沢市へ。用事のつかの間、市の南側へ向かいました。


小松市・梯川の河口。

石川県では、手取川と並ぶ大きな河川だそう。右手が日本海です。

ヒツジの実家から45分ぐらいで着きました。

新しい道が出来たことで、フツーに走っても小松はとても近くなったとか。

日本海は、猛烈な風と波。

河口はそれをかわしていて多少落ち着いて竿を出せました。

投入の直後からアタリは頻繁。

でもなかなか掛かってくれません。


アタリは頻繁ですが、それ以上に頻繁なのは上空の往来。

小松市といえば航空自衛隊の小松基地。釣り場は、いわゆる通称グンタイです。

戦闘機が次々と上がっていきます。一機の単独だったり、二機が添っていたり。

物凄い轟音の合間をぬうように、民間の航空機がゆっくりと上昇。

あまりに静かでハイブリッドカーみたい。機体は大きいのに。

耳をつんざくような轟音に沖縄の方々の辛苦を想ったり。

川の上流側の橋の向こうは北陸自動車道。

クルマとトラックの重奏がひっきりなし。

空と陸から、たいへんな喧噪の梯川の河口なのでした。


さらに背後に視線を感じたので、振り返るとこの方。

ガンつけてます。張り付きネコ。身体はかなり大きい。迫力。すごみがあります。

「オイ、なんとかしてくれんとなあ、新参モンにはそれ相応の流儀があるんやで」

みたいな存在感でたたずんでいる。

しょっぱなから完全に張り付かれました。

アオサギも気を使いますが、大きな猫(地元猫)はより気を遣います。


それっと、アワせてみたら、この方。

グーフ。

川の中まで来て、グーフかい? 絶対に釣るね私。エメラルド・アイ・グーフ。

へなへなへな←私のしおれる音の表現。調理免許でもとるか!

またいつものパターンかと行く先を案じながら背後を見ますと↓


「ダミダ、こりゃあ〜〜〜〜〜」

視線を外している張り付き猫殿。

クルマ横付けの河口、好釣り場。水辺の猫は毎日釣り人を見ているでしょう。

その日の状況や釣り師の腕を、一発で見切ってしまうのが張り付き猫。

「ダミダ、こりゃあ〜〜〜〜〜」

ク・ヤ・シ・イ、オマエもグーフのような体型のくせに、、、、、。


無視されると、ガゼン燃えてしまう。

直後、コンコンというアタリをあわせてくると。

そこそこ竿に抵抗があります。


それっと、あげたら。

セイゴがついていました。

ガゼン、今度は猫殿が目の色を変えていました。

ソク立ち上がってるし。現金な方よのお、好きよ。

ふふふふふふ、ここから、私のいつにないラッシュが。


セイゴが続いたあと。

それっと上げたら、マハゼ。

よしっ! いい感じ。全国一律のいい感じ。

マハゼのアタリは、シロギス、カワハギと並んで好きです。

いい感じ。解りやすい。いい感じ。

でもこれは、この先のことを考えて放流(抱卵)。

張り付き猫殿も、解っていらっしゃる(ようでした)


クン、クンと反応があって、ズイズイズイと下へ潜るような。

ひたすら巻く、無我夢中、巻いてきまして、それっ。

あっコレって、、もしかして、、、やりました、ついに釣った。掛かった!!!

サウスアイ・フラットフィッシュ。トラギスと並んでの素敵なシマシマ、、、、、。

全身タイガース!!!!! ヌマガレイ。カレイ界唯一の左眼サウスポー!

「いとしい、なんとけなげな、ここまでされてまだ生き残っていてくれたんだ、、、、」

ヒツジ年の最後に来て、再会にむせび泣くヒツジ。

よかったなヒツジ、その感激と涙をこれからの余生に活かしなさい。

ヌマガレイは、当然、放流。張り付き猫さん、ごめんね。


極めつけはこちら。

アタってるのに放置していた竿を巻くと、そこそこに重い。

こうなっていました。

モクズガニとセイゴのダブル。モクズガニは針をくわえてました。

小さなセイゴは針掛かりが悪いので、外して猫さんへ。

モクズガニは放流。

ここで総計。

マハゼ6、セイゴ7、グーフ1、ヌマガレイ1、モクズガニ1。

もういいかな、、、数々のアタリに溜飲が下がって竿をたたむことに。

張り付き猫殿もセイゴ3尾を平らげ、少し離れたところで横倒しになってるし。

現金な方、解りやすい、好きです。


釣った場所の対岸に、安宅の関がありました。

歌舞伎の勧進帳で有名なところ。

頼朝から逃走する義経と弁慶の検問突破をめぐる物語ですが、

私の好きなのは、正体を見抜いてもそれを看過する関守のなさけ、人間らしさ。

兄と弟の確執を広い心で捉えて職務に背く、いい意味での武士道といいますか。

なのに、、、、安宅の関は、松林のなかの小高い丘のなかとかで、逡巡。

結局お手洗いだけ拝借してドライブを続けました。ごめんなさい。


小松市から走って加賀市。

塩屋港の集落のなかをほっつき歩いておりますと。

楽しげな音楽が流れて移動の販売車が登場。

なんだ?なんだ?なんだ?なんだ?なんだ?


いちばんの人気はこちら。

「寺井のメロンパン」とか。

予約をされていて3つを購入という奥さんの勢いにつられて購入。

表面があまり堅くはない、珍しいタイプの「寺井のメロンパン」でした。


突如、現れた大きな木造の建物。

私が通った小学校の姿を見かけたような懐かしさ。

校舎を保存して、なかで、食堂、お土産屋さん、工作教室、料理教室、、、、。

もろもろ地域の活動が盛んなようでした。

校門より、登校です。ウン十年ぶりの、、、登校です。


校舎のまわりには、立派な銀杏の木。

紅葉して落ちた葉っぱも立派、鮮やかな黄色を目にします。

ギンナンの実もきっと、見事な、大玉の、、、とか想像してしまいます。


この方も健在でした。

金次郎さん、のちに、尊徳さん。

もう一度、この人の伝記を読み返そうかと、思う時があるのですが。

なかなかそれが、、、、、。


廊下は走らない!(全国一律の標語)

ゆっくり歩いてまわりました。


思わず目をとめたこの看板。

「食に命を賭ける会」

看過できません、この異様なまでのオーラを発散させる看板。

食に命を、、、、、まこぶさ食堂、店主、言葉とこころをいただきます。


残しの柿の木。

葉の落ちた枝になんとかついているだけの柿の実のゆかしさ。

残し、とは、これからの冬を迎える鳥や獣たちに与える「残し」。

それによって、農作物への被害も抑える。

里山の方々の知恵は、たいへん奥深いものであります。


鳥の話題で、ピーンときてしまったヒツジ。

加賀市にある片野の鴨池へも寄りました。

日本のバードウォッチャーが、必ず訪れるという観察池。

ヒツジは小学生の頃、バス遠足のたびに来たとか。

昔は小屋だったそうですが、いまは立派な建物になってました。


片野の鴨池の全景。

手前は水田で、夜になると苅った後の二度目の米を鴨たちが食べにくると職員の方。

備え付けの望遠鏡を覗くと、この日は約千羽の鴨の各種が逗留(写真のごま塩たち)。
これから冬にむかうと約4千羽近くが飛来してくるとのこと。

私が注目したのは、その鴨を狙っての猛禽類の接近。

こりゃ凄い。すごし! すごし! すごし!

つまり、この小さな保護池のなかで、鳥類の営みが展開されていることでした。


金沢へもどる途中にちらっと見た橋立港。

外洋は相変わらず大荒れ。猛烈な北風。漁船たちは、港の奥にかたまっていました。

これから北陸は、空と海を睨みながら、このような天候ばかりになります。

11月の雷を、ブリ起こし。冬将軍の訪れと、雷による鰤を待つ漁師の方々。

近くのお店を覗いてみたら、、、、、。


ズワイガニ。

とりわけ、写真のメスは、勢子ガニ、金沢では、香箱と呼びます。香る箱、コウバコ。

メスは11月いっぱいで禁漁となり、あとに来るのは寒鰤のシーズン。

それは、新幹線の開業で浮き立つ金沢市だけのことのようで、一歩でも離れれば。

南側の、小松市や加賀市、なんともゆったり、落ち着いて、これが本当の石川県の姿?

そう水を向けたら、帰り道、黙りこくったヒツジが印象的でした。

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2015年11月7日土曜日

八戸市・六ヶ所村・野辺地町 最前線釣行

八戸市には過去7回行きました。今回はさらに北上。もっと知りたい青森県のなにか。


遅くに八戸市に到着。

市街(六日町)にて、ドンコの煮付け。

初めて食べました。

30代の頃、八食市場という観光市場?に度々弾丸ツアーをしました。

1日で日帰りのそれは、お鮨の専門でしたので、ドンコという魚はなかった。

薄味に、たゆたゆと浸かったドンコ。

タラ? みたいな身のくずれと独特なトロミ。

三陸から北海道の、太平洋岸ならではの地域の魚と、店の方から教えていただく。


行動開始の未明。

完全に復活した八戸漁港の朝市を見物したい。

と向かった矢先、サイレンの音、集まる赤いパトライト。ただごとではなく。

その横には、炎、それも、紅蓮の炎。

大きく上がる火柱に呆然と立ち尽くすばかりの埠頭。

あとのニュースで知ったことですが、神社の火災。

ウミネコの繁殖地として知られる蕪島の社が燃えたとのことでした。

神社はともかく、ウミネコたちは大丈夫だったのか。

しょっぱなから、すごい光景を目の当たりにしました。


目的は、八戸市から北上すること。

国道338号線を太平洋岸にそって走ります。

川と沼ばかりの原生の風景の続くなか、小川原湖のほとりに来ました。

青森県では、津軽側の十三湖に続いての、しじみの産地とか。

沖合には、しじみ漁の小舟の姿が浮かびます。


六ヶ所村へ入り高瀬川。

小川原湖から太平洋に向かう汽水域の河川。

朝の放射冷却によって、靄が浮き立つ。

幻想的な風景に見とれてしまいました。

ただ後ろの道路は、こんな光景とは裏腹の喧噪。

稼働と通勤の時間が開始されていました。


高瀬川の河岸、なんとかクルマを停められた場所で、竿を出す。

風景はいい感じなのです、しかし、まったくもって頓狂な行動なのでしょう。

いまの日本の命運を担う? エネルギーの、最前線のまっただ中。

釣り人は、ほかに誰ひとりいません。

川にも、魚一匹の姿もなく。

後ろの道には、ダンプ、大型トラック、作業車、バン、営業車、通勤クルマ、、、。

ナンバーを見ると、他都道府県からも数多く。

東京に居ると、まったく知らなかった青森県がここにはありました。


六ヶ所村から山地の道を抜ける。

陸奥湾の野辺地町に来ました。

大きな湾の、さらに奥に、穏やかなたたづまいの港町。

期待が持てそうです。


港内、クルマを横付けの護岸で投げる。

アタリは頻繁、さすが陸奥湾です。

でも、エサがすっかりなくなるだけで、あとはコンクラーベ、根気しかありません。

たまたま掛かったらしい姿。

これは、グーフではありませんか!

今年はさらに、北海道でも大躍進だというグーフ!

グーフ、あなたの北進出、参りました。

誰か、止められないの!!!!


グーフが元気になるだけあって、暑い。

11月の猛暑日になりました。

とてもフリースを着てる場合ではなく、シャツ一枚、でもまだ暑い。

11月の青森でも、水中メガネにシュノーケリングは必携か?

ジリジリと、露出した首筋を灼く陽射し。


野辺地町は、天空が騒がしい。

青い空のキャンバスに、ジェット機が排気のアートを描いていきます。

調べたところ。

一般の民間航路、三沢基地のアメリカ軍、三沢と八戸の自衛隊、、、、。

飛ぶなあ、航空マニアには、たまらない空街道なのだそう。


クンとなって、グビグビグビ。

リールがちょっと苦しそうで上がってきた茶褐色。

アイナメでした。久方ぶり。東京ではお目にかからなくなってきた姿。

もう一匹かかってきて、二匹になりました。


ちょうど、お隣に投げ釣りの方が移動。

獲物を撮影した、その1。

「こんなのばっか持って帰って、かあちゃんに笑われてるよお」

クロソイでした。

確かに、微妙なサイズ、これだと、やはり煮付けでしょうか。


その2、カジカ。

「年々、小さくなる一方さあ。大きいのは北海道へ行かねばだめだな」

お隣氏は、毎日釣りをしているとのことでした。

昨年、東京からこちらへきて、悠々自適風な無精髭が素敵。

ここ5年ほど、全国の水辺で、グーフと並んで増えてきている自由人?な無精髭。


野辺地町より八戸市へもどる途中の県道。

錦秋を終えて、冬枯れの始まった雑木林のなかに残っていた真紅。

思わずハザードを出して止めてしまいました。


ハザード停車といえばこちら。

作物に目のない私は、どうしても気がかりだった。

あちこちにあった、竿と竿のあいだに絡まったツル性植物の畑。

凝視すれば、ムカゴがついてる。ムカゴ畑。

地層にヤマイモ(ナガイモも?)が植えられているようでした。


もどった八戸漁港にて。

広大な港で気になるのは、まず黄色い建物でした。漁港ストア。名前も素敵です。


なかに入ってみて、あっ!

早朝、店はやっておらず、蕪島の火災で、唖然としたままでしたが。

漁港ストアのなかに、こんな暖簾がかかっていまして。

すかさず入ったのですが、、、、、時刻は15時08分。

お店は15時で終わりとのことでした。リベンジを誓う!

というのは、八戸港の、そば(立ち系)、は、東日本では知る人ぞ知る存在とか、、、。

カツオとサバの最大級の集積地、だって南部は蕎麦処。しまったあああー。

うううううううううううううううう、くそう、やっぱ、リベンジだ。


気を取り直して、投げ釣り。

投げた途端にクンクン、ズーン。

巻いてみたら、なかなか重い。

おおっ、ナニかがついています(はず)


こうなってました。

マハゼ、それも大きい。

落ちにはいって、なかなか肥えています。

西日に映えて、動くアメ色。よしっ!


またまたアタリがあって巻く。

重い重いと巻いてきてみれば、マコガレイの赤ちゃん。

浅い掛かりなのでなんとか海へ戻す。

でも、この魚だけで重い重いはないわけでして。


下の針についていた。

正確には、尾っぽに刺さって上がってきたのはシャコ。

久しぶりに、仕掛けに掛かるシャコを見ました。

さらに、こんな大きなシャコを見たのは初めて。

後脚についた鮮やかな婚姻色がなんだか不気味な感じもあり。

シャコパンチが怖いのでタオルをかぶせてから針をとる。

海へもどして、帰り支度にしました。

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