2013年12月9日月曜日

師走しょっぱなの釣魚料理 二品

釣って、作って、食べる。近頃やってないなあと反省しつつ。

久方ぶりに「釣りたて」を帰宅直後に捌いていただきました。


駿河湾・沼津の原海岸へ。

砂浜から振り返れば、ポッカリ小さく富士の頂が。すっかり真っ白。高嶺の美しさよ。

快晴の空に映えて、うれしくなり、おもわずマル。


海側といえば、天気晴朗なれど波やや高し。

壮大な駿河湾のうねりが足元までやってきます。正直に、私は渚があまり得意ではありません。海なし国に育ったせいか、足元まで波が押し寄せるというのがちょっと怖い。

一応、狙っているのはソウダガツオ。12月の海なのにまだカツオがいるという事実。温暖化でしょうかね。時々小魚を追うナブラがたって血が騒ぐ!?

でも、なかなか飛びかかってくれません。


とっかえひっかえ、いろんなモノを投げました。

テンビンに弓ヅノ。ネズミに弓ヅノ。テンビンにワーム。ネズミにワーム。あの手この手。

そしてついに「ガツーン」という引き。ジグにつけたサビキに食いついてくれました。


引っぱりあげたり!!! ソウダガツオ。やりました。これが釣りたかった。本命。

毎年、1尾は釣ってみたい魚。ふふふふふと思わず笑みがこぼれてくるのも帰宅後の楽しみがあるから。

溜飲のさがる想いでした。


ちょうどお昼にかかったので、近所のスマル亭へ。静岡県といえばスマル亭です。


大定番、桜えびかき揚げのせでいきました。さくさく、香ばしい。

独特のもっちりした麺との相性もたまりません。青ネギのみじん切りも関東人にはとても新鮮に感じるはずです。うまし!!!


午後は渚の潮騒を離れて、沼津湾、静浦港の岸壁へ。

人気の大堤防は、いつもの喧噪とかわらぬヤッチャ場の状態。港内側はのどかでした。

のどかだけど、魚のほうは??????

右隣さんは、駿河の海が気に入って、関東から裾野市に移り住まわれたとか。

小魚の配給目当てのねこさんが、ちょうど中間で待ち受けしてくれています。

獲物がないので困った時の簡易食。魚肉ソーセージでご勘弁願いますぜ。


帰宅後、活け締めしたソウダガツオを早速俎上へ。

三枚下ろしにした身をざく切りしたら、準備完了。ワタからはシラスがたくさん出てきました。シラスって本来は初春から初夏のものではないかしら? 海のなかに異変が起きているのでは?

釣りをしていると、ちょっとは、自然の科学を学べるのでしょうかね。


毎年の恒例になっているソウダガツオのオリーブオイル漬け。

またの名をソウダガツオ出汁のオリーブオイル。

どちらでもいいのですが、ソウダの味をゆっくり煮込んで出汁をだすことが肝要か。

香辛は、黒胡椒、リーフ類、赤トウガラシ。

タッパウエアに入れて冷蔵庫で1週間ぐらい寝かせるのがいい感じ。

1週間後が、楽しみ楽しみ、なんでありまする。で、その続編へ↓

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1週間後、小分けにしたオリーブオイルを持って未明の横・横道路をひとっ走り。


向かった先は横須賀うみかぜ公園。すっかり冬の候となり、冷え込み厳しい朝でした。

しばらく探ってみましたが、まっっっっったく反応なし。冬の海底にいやな予感。

でも、ここへ来たのは目的があったからです。

この、ふたりのイケメンはMさん(左側)とそのお友だちKさん(右側)

ともに湘南BOYなのですが、釣りは冬のカレイ釣りと夏のイカ釣りしかしないというストイックな方々。Mさんはうみかぜ公園木曜日の男として、一部のカレイマニアのなかではとても有名です。

そのMさんには、とてもやさしくしていただいているので、まこぶさ食堂オリーブオイルをおみやげに。これが目的なのでした。

しばし、竿を並べながら、談笑。冬は、釣りよりも、釣り談義が楽しい?


そのMさんが引っ掛けてしまった貝殻。中にはちいさなマダコが入ってました。

貝殻やたこ壷を使ってマダコを獲る漁の原理がよく解ったような。

ちなみに、MさんとKさんの釣果。

私の着いた直後に、Kさんが30センチぐらいを1枚。

Mさんは、エンジンのかかりが悪かったものの、私が辞したのち、30センチ級2枚、45センチを1枚と、さすが、サスガ、流石!!!

うみかぜ公園木曜日の帝王の貫禄なのでした。写メが届いたのですが、受け取り期限を超えてしまい、残念、ゴメンナサイ。


目的は果たせたので、横須賀港よりへ移動。いつもの落ち着いて、のんびり出来る場所へ。

ちょっぴり気に入ってる静かな場所なのです。


ブルっときて、ブルルルルーンと走る。

これです、これなんです、このアタリと長く尾を振るような反応のときめきよ。

この感動を味わいたくて、いつも海へ来る。やはり、女王は女王。

このぐらいのキスを4尾釣ることができました。冬なので、満足、満足。


コツンときて、ブルブルブル。

このアタリはマハゼ。この方も混じってきました。なんだか嬉しい。冬になったので、どんな魚が掛かっても嬉しい。

なんでも嬉しい師走かな。


キスは、背開き。マハゼは腹開きに。

くだいた高野豆腐をまぶしての天ぷら。骨せんべいも揚げました。

釣りたてですからね。うまし! ツユよりも塩だけでいただく。うまし! うまし!

納得、充足の師走の休日でした。

後日、Mさんより、オリーブオイル、ご家族より絶賛の嵐というお褒めの言葉をいただく。うれしかああああああああ。

↓ラストはその余波をかって、独り悦に入る漫画、全開まこぶさ食堂にて、おそまつ↓


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