2019年2月26日火曜日

東京湾岸癒し&234567達成

休日、出かけた直後に達成の数字↓ クルマの積算計が6桁、右肩上がりに並んで!


正直に、前々から、狙っていたんですけどね。

最後の数キロになってからは、クルマを停められる場所を考えて、そろり、そろり、と。

6ケタ数字、234567㎞を、右肩上がりで並べることが出来ました。

写メを撮って、ひと安心、ひとり悦、で久方ぶり、絵、いってみよっと。

地球の1周が約4万㎞、クロブサ号は5周を終えて、6周目に入ってます。

1998年式、言わば20世紀の産物ということになりますね。

乗ってきたヒツジ曰く、年数に対しての総距離は伸びてはいないそう。

適度にチェックすれば、これくらい楽勝、、、とのこと、、、さあ、いつまで、、。


白山通り→春日通り→蔵前橋通り→明治通り→湾岸→荒川手前を右折して、。

休日、たまに走るコースのひとつに若洲海浜公園があります。

いろんな目的の親水公園になっておりまして、ぶらぶらするだけで癒されます。

日曜日は、釣りの方々もいっぱい、目の前に、ゲートブリッジがかかっています。


この橋を、歩行者が渡れる、と知ったのは最近のこと。

なら行くしかないでしょと、展望塔のエレベータを上がってみたところ、、、。

いやはや、佳景、絶景、それより、ちょっと怖いが先について出ました。

おそるおそる、橋上の歩道橋を歩いてみました。無風だったのが幸い。


眼下に、堤防の釣り公園を眺める。おお、いい感じ。

ドローン撮影がブームになる気持ちが解ります。

といっても、高さにすくんで、なんとか必死に撮ったのがコレ。

高見の見物、なにが釣れてる?ってやるには、双眼鏡が必要ですな。


東京港の本線航路の真上から、東京を見たら、こう見える。

ゲートブリッジの頂上付近では、まるでジオラマのような東京が広がっていました。

ちょうど船が通ってくれたのですが、小舟に見えるほど高い!

クルマで、ボォーッっと渡ってるだけでは、まったく見えない東京だなと、納得、感服。


クルマからでは、まったく見えなかったといえば、コレ。

建設中の東京オリンピック2020のボート会場なのでした。

中央防波堤と呼ばれる埋立て地の水路を塞いでの工事が急ピッチ!?  休日返上。

オリンピック終了後は、親水公園として都民に開放ということですが、、、、、。


駐車場へ引き返し、ゲートブリッジを渡って城南島海浜公園へ向かいました。

こちらの親水公園でも、多用途、多目的なエリアが展開されています。

ドッグランは、湾岸エリアの愛犬家たちの定番スポットなのだとか。たくさん居ました。

息子たちの、公園デビューをつい思い出したりもしまして、、、、。


人工なぎさ、では、潮干狩りのカップルがいました。

稚貝を捕らないルールを守って、そこそこ楽しいぐらいは入ってました。

帰って塩抜き、ふたりの夕餉に間に合いそう? えっ! カワハギのエサ?

という会話にはなりませんでしたので、あしからず。


城南海浜公園、最大のエベントがこちら、航空機見物であります。

羽田を離発着する航空機の「おなか」を触れるぐらい近い位置で眺めることができる。

触る、ではなく、摘む、をやってみた図でありますが、航空機は速いですな。ズレてる。

と、水際をぶらぶら、なんとなく納得して、家に戻った次第でした。

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2019年2月16日土曜日

和歌山市内を駆け足で回ってきました

仕事終わり、新幹線から特急くろしお号を乗り継いで、和歌山市まで行きました。


天王寺で、他方から来るヒツジ(釣り執事)と合流して、所要1時間少々。

幾度か、和歌山県にはお邪魔しておりますが、県庁所在地に降りるのは初めてでした。

帰宅ラッシュの時間にかかり、慌ただしい雰囲気でしたが、足取り軽く。

毎度のことですが、東京から関ヶ原を越えて西へ来ると、気持ちが逸りますな。


なぜか? 

おそらくですが、長い西日のせいか、、、駅前にて。

さらに、とても暖かいのです、日だまりの土地、さすが和歌山だなあとしみじみ。

南紀には、すっかり虜になっておりますが、毎回あそこまで行かなくとも、、、

という、いつもながらの風狂、ふらりとやってきた次第なのであります。


「ぶらくり丁」

なんじゃこりゃ? ぶらりと繰り出して、イっぺえどうよ? ってな感じでしょうか。

調べましたところ、おおむね当たっている意味もあるとかないとか。

さらに、丁と町とは、ほぼ同義語で、丁が武士まち、町が町人町とか。

これは、城下町のなかでも和歌山市に残る数少ない表記なのだそうですよ。


数少ないと言えば、おおっ、スマートボール店を発見。

フツーに営業しておられました、素晴らしい! アーケードに生きる昭和です。

この手の遊技器具には目のないヒツジはとても入りたそうでした。しかし今日は。

引き離すのに少々骨が折れましたワ、、、私はヒツジ飼いのおばはんかっ!


と「ぶらくり丁」を抜けて着いたのは、南海電車とJRが交差する和歌山市駅前。

てくてく歩き疲れて、と申しますのは、JR和歌山駅とこの駅との距離。

歩くと、結構な行程でございました、、、おかげさまで、ナマが、うまし!

ちなみに、JRの特急と同じ名前のこのお店、お料理、スタッフの方々、極上でした。


で、気勢を上げての戻り道では、和歌山ラーメンを食してみる。

フルーティーな甘口、、麺はシャープな細麺と形容いたしましょうか。

徳島ラーメンもそうですが、なんとなく、甘さ、やさしさ、果物感覚な。

つまりは、いっぺえ飲って、帰りにすする、ご当地デザートなのかな、と一考。


すすりながら、傍らに置かれた小さな包みが気になる。

なんですかこれは? おおっ、サバや、すしや、ないの。

「早ずし」と呼ぶそうですが、なぜ早いのかは、早なれ、の寿司だから、とか。

なるほど、浅く締められた食感で、ぱくり、すっ、すっと、入ってきました。

宿に戻り、こちらも早々に、爆睡。


コケコッコォーーーーーーーーっ。

あっ、お城だ、和歌山城でした、ということは、あのお方を輩出した城下町でしたね。

「ジイ、出かけるぞ」「ワカ、なりませんぬ、なりませんぬ」ここでお馴染みの音楽。

♬ぱぱぱぁ、パパパパぁ、ぱあぱあぱあぱ、パーン! ヒヒヒーン(←馬のいななき)

暴れん坊将軍は、紀州徳川家、、、、でしたよね、、ま、いいか、許せ勢いだ。


私は馬ではなく、駅前で借りた軽自動車を、ヒツジに運転させての市中の視察?

和歌山市というのは、水の都、四方を、川と水路、海に囲まれていることが解りました。

昨夜歩いた「ぶらくり丁」周辺は、夥しい数の飲食店の数々が赤裸々に、、、、。

まるで横浜某所のような、、、では、♬ヨコハマ、タソガレ、、止めよう朝っぱらから。


水の都・和歌山市が、エンディングとなる紀の川、その河口付近を散策しました。

大きな川ですからね、クルマとナビがないとなかなか位置関係が掴めません。

橋がたくさんあって、川べりの道を、行ったり来たり、、、。

久しぶりに和歌山市へ来たというヒツジの運転では、記憶があいまいで、度々戸惑う。

クルマの置ける場所では、熱心な釣り師の方々が竿を振っておりました。


カゴ釣りの方の釣り上げたキチヌをパチリ。

小さくとも元気いっぱい、さすが黒潮の入り込む汽水域、冬知らず? 

険しい寒さの時期とはいっても、魚が釣れて、平日から釣り人がたくさん居る。

大都会の大阪からほんの1時間なのに、、、まったく違った時間が流れているような。


突然、目に留まった「食堂」の看板。

これ、大きな工場の敷地のなかにポツンと置かれたコンテナハウスなのですが、、、

食堂なのですよ、外にはベンチ、喫煙スペースもあって、、、癒されるなあ。

どんなメニューなのか、気になる、ひたすら気になってしまう、でも敷地へ入れない。


今回の和歌山行きには、主にふたつの目的(目論見?)がありました。

ひとつ目はヒツジの希望する河口堰の見学、紀ノ川に造られた紀ノ川大堰でした。

河口から、川ぞいを遡っていきますと、それは早々に現れてきました。

なんとも、これはどこで、どう見ても、お馴染みの、威圧的な、建造物です。


海と川を分ける、川と海を分ける、ここに立つと、さまざまな想いがめぐります。

上流の、吉野川、源流と呼ばれる大台ケ原、、紀伊山地の山々。

私のような初見のビジターでなく、長く、川と暮らした方々にはより一層の想い?

一方で、河口堰によって生まれた利潤もまた計り知れず、、、なのでしょうか!?

●紀ノ川の上流、吉野川遡行、源流の大台ケ原ドライブはこちらをポチっと↓


紀ノ川河口堰の最大のウリとされる、魚道へのひと工夫。

遡上する魚、海へくだる生き物たちの経路に、ゆとりを持たせた設計を謳っています。

広い河川敷を使い、ゆるやかな段差や、迷路のような湾曲、クランク状の水路。

魚たちが、出来るだけ時間をかけて、海と川の端境に慣れるような意図でしょうか。


ひとつ残念だったのは、地下に作られた魚道観察室が工事中だったこと。

流れる水が通されていないため、カラの水槽を見ながら、想像を逞しくする。

遡上する魚たちの増える頃に、また来てみたい、じっくり見たいなの思いでした。


河口堰の水門を上下させる装置を点検、整備中を拝見。

改めて、その規模の大きさにアゼンとなったり、、、。

危険なお仕事に従事する作業員の方々の一挙手に、つい集中してしまいました。

↓で、治水施設の見学だけでは済むワケもなく、どこかよさげな場所をと移動。


下流で目星をつけた場所にて、バッグに偲ばせてきたパックロッドを伸ばす。

少々ですが、エサも買ったりしていたのでした。

ただ正直なところ、なにかを釣ろう、なにがなんでも釣ろう、では、ありません。

折角なので、、とりあえず、紀ノ川の河口で、釣りをする、自己満足ですかね。

クルマを、ちょっと狭いスペースに停めた不安もあり、そうそうに撤収。


その時、竿の先に見えていたのは、お城でした。なるほど。

当地を治めるために、紀ノ川、水路、堀などの水運関係すべてを、一望できること。

これが、水の都、和歌山興隆の原点だったのですかね。

紀州徳川家、とてもいい場所をおさえていた、、、暖かい、天気もいいしね。


紀ノ川散歩をひと段落させて、、、ふたつ目の目的地は、テーマパーク・エンタメ系。

「和歌山マリーナシティ」へレッツゴーなのでした。

私、海辺のテーマパークには、それなりに行きたい派でございまして、シーワールド、シーパラダイス、スパーランド、スペイン村、ハウステンボス、、いろいろ抜けてますが、
とくに、こういうシーサイドに、ヨーロッパ系を持ってくる日本の感覚が好きなのです。


正直に申しまして、風光明媚な和歌山に、南欧風の建物は、とても似合うと思います。

ソテツがたくさんあっても不思議ではないですし、なんて、いいところだ!

関空から着いたばかりらしいアジアの若いカップル、ファミリーも目立っています。

いやあ、ほんとココ、浮き足立ってくるぐらい、いいです、マリーナシティ。


年甲斐もなく、、、いいじゃん、幾つになってもやりたいコトはやる!

500円也で「ウェーブスィンガー」に乗りました、ビュンビュン回って、キャッホー。

平日とあって空いていたこともあり、乗り放題、サイコーや、マリーナシティ。


マリーナシティが、サイコーなのは、大堤防と称して、釣りが可能ということ。

テーマパーク、遊園地、親水公園、釣り場も開放、、、なんでもアリですね。

千葉県の某所、神奈川県の某所も、これぐらいの太っ腹を見せてくれんかのお。


黒潮市場の売店で、買い食い、イワシフライだったのですが、これがうまし!

脂の乗ったマイワシ1匹を丸ごと揚げてあげて、豊満なイワシの魅力が口いっぱい。


有田みかん、昨年夏に、険しい傾斜地の裏道を走って知った有田みかんの畑。

最近みかんを食べる人が少ないという特集をテレビでやってるのを見ました。

買わせていただきました、こころして食べます、有田みかん、うまし!


とか、マリーナシティを堪能する時間が長過ぎたばかりに、帰りの時刻。

あわてて、若い頃に来て以来の、雑賀崎へハンドルを回したヒツジの横から撮った海。

「ムカシはもっと単車が走っていた、、、ホテルや旅館がもっとあったような、、」

そのムカシというのが、それこそ、生まれた子どもが30歳以上になるムカシらしい。


あっという間、和歌山市の滞在は24時間でした。

前夜の市街地でのちょい飲み、紀ノ川河口めぐり、河口堰見学、マリーナシティ探訪、冬の陽ではフル、このあたりでタイムアップですかね。

夕刻の和歌山駅で、上りのくろしお号を待ちました。あらま?

和歌山には大企業の製作所、プラントもあるためか、自由席の列はいっぱい。

出張族風の方々は、乗り換えて、名古屋や東京まで戻るのでしょうか。


やってきたくろしお号に乗りながら、ヒツジがぽつり。

「新大阪でサンダーバードに乗り換えれば金沢に帰れるな」

暖かくて、天気がよく、みかんの実る和歌山で過ごしたヒツジは、

水を含んだ重い雪のふる故郷金沢で、雪掻きがしたいようでした。

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2019年2月6日水曜日

滝見ドライブ 袋田の滝を見てきました

TVニュースによると、凍るのは7年ぶりだとか。つい衝動にかられて出かけました。


滝を見るのは大好きですが、袋田の滝ははじめて。

近くて遠いせい?、身内、友人で行ったことないのは私だけだと気がつきました。

日本三大名瀑布らしい、、、さらに、というワケではないのですが、今年は氷結。

暖冬続きの昨今にチャンス? まず常磐道、降りて国道を茨城の山地へ分け入り、、。


さすが、茨城県指折りの温泉観光地と聞くだけありました、

旅館、ホテル、お土産屋さん、ずいぶんと軒を並べておりました。

年月の経った建物も多くて、昭和の雰囲気が気持ちを和らげてくれます。

建設ラッシュの東京からちょっと離れただけで、まるで別世界。


入場券を買って入ると、滝までは岩壁を掘ったトンネルの遊歩道でした。

外気が冷たいので、隧道のなかのほうが暖かく感じられます。

足元の、行き、帰りを示す区分を見ると、休日はお客さんも多いのでしょうね。

出かけたのは平日の午前中、行き交う人もまばら、、だったのです、この時間は。


で、このトンネル、掘ったぞ的、無機質で、フツーのトンネルだなあと思ってますと。

いきなり、あららららら、なゾーンが現れたりするのです。

いろんな色彩に変化するライトの数々、不思議なモニュメントの数々。

滝を見る前にも趣向の凝らされた袋田の滝なのでした。


出た、はじまった、来てしまった、見てしまった、遂に。

展望台に着いて、ドカーンと展開される袋田の滝、いやはや、確かに、凍ってる。

その凍ってる大部分の横を、ちょろちょろと水が落ちており、これもやがて?


展望台はさらに上にも設置されており、なんとエレベーターで階上へ。

たくさんの人たちが、入れ替わり立ち変わりで、眼下を凝視。

へえ〜、とか、はあ〜とか、息も白い。

滝も凍らせる、息の白さよ。


私も、へえ〜とか、はあ〜とか。

なるほどねえ、こりゃ、へえ〜とか、はあ〜とかに、なりますわ。

写真だと、箱庭のように小じんまりして見えますが、その大きさ、落差。

確かに、関東の山地に、こんな滝があるなんて! 凍ってるし。


滝壺にズームで寄ってみまして、、、深そう?

袋田の滝は、全部で四段の階段状になっているそうで、だから迫力がある?

例えば、まっすぐ、直下に落ちる滝の持つ魅力、こうして段差を展開させる滝の魅力。

様々ですが、段差があるから一度は水が止められて、凍りやすくなるのですかね。


うわああああ、しかも、氷の壁を登ってるし。

とこれは、完全に氷結した時のポスターを撮らせていただきました。

袋田の滝は、四季折々、年に4度見るとますます好きになるという解説があり。

なるほどねえ、新緑や紅葉もよかったりするのでしょうねえ。

なお当日は、終了の近づく夜間ライトアップがあるということで、一旦、外へ。



さてライトアップの夕方までどう過ごそうかと、国道をウロウロしてますと、あっ!

この看板、このマーク、たまらん、つい入ってしまったコンビニエンス。

埼玉県と茨城県には、関東でもこのコンビニがあるのです。

北海道の方には"道民のピット"とも呼ばれている、オレンジに白い鳥、牛さんマーク。

食べ物が、フツーに温かいというのは、北の国からの知恵か。



で、国道を北上、道は久慈川にそって走っていきました。

その久慈川が、分岐するところが、袋田の滝のある大子町(だいご)の中心、湯の里。

道の駅「奥久慈だいご」には、当然のように温泉が併設されてました。

残念ながら目下、改装中で入浴はできなかったのですが、この道の駅は、秀逸!


大子町は、リンゴ栽培で知られておりましたが、そのサンプルが口を開けておりまして。

さくっと、しゃりしゃりと、甘くて、酸っぱくて、しゃりしゃりと、歯ごたえありで。

いまトレンドの、サン富士だったのですけれど、この大子町産サン富士ときたら。

うまし! うまし! うまし! 歯ごたえとあま酸っぱさの妙なる共存!

これでもかと展開される野菜コーナーに釘付けになる。


あっ、干し柿がある、、寒暖差の激しい土地の干し柿はうまし、購入。

おお、野菜が豊富、ニンジン、長ネギ、ダイコン、、購入。

あっ、干し芋、これは茨城県の特産のひとつと、購入。

この道の駅、だいご味らんど、のコーナーだって、確かに大子で、醍醐、だいご味。


すっかり主婦になり(主婦ですので)買いまくってしまう買い物オバサン。

いや、道の駅というのは、本当に駅ですからね、お土産物プラス、普段の食物がいい。

大子町は、地産地消を謳っており、ビジター、ジモティ、関係ない感じの道の駅。

いい野菜があれば、こっちはクルマだし、ついつい、冷蔵庫に入り切らんぐらい買う。


しかもここ、ロケーションがいいわ、これは久慈川の対岸から撮ったのですが、

河岸は、鮎の里川、シーズンには鮎のヤナまで設置されて、釣りや川遊び。

水辺から上がってくれば道の駅での「湯浴み」が待っているわけで、サイコーでは?

なんでもアリの、理想的な道の駅になっていたのでした。


で、さらに北上、県境を越えた福島県矢祭町にも滝があると知り、走りました。

その矢祭山駅、JR水郡線の駅舎がポツリとあり、滝のある公園があるという触れ込み。

川にかかる橋を渡って、岩山の傾斜を登っていきましたところ。


おおおっ。

今度は、これまた渋い、でもいい感じな静かな滝が水音を立てておりました。

矢祭山は、空海ゆかりの霊山とかで、なるほど、冬枯れの岩肌をなぞり落ちる冷泉。

あたりには地蔵が祀られており、しばらく、寒いけれど、荘厳な気持ちになれまして。


たまたま、取材にみえた地元TVの方々の話では、お地蔵様は、合格祈願のお地蔵様。

福島県内でも、知る人ぞ知るの存在なのだとか。

なるほどね、岩山を降りたところでは、私よりちょっと歳下ぐらいのご夫婦とすれ違う。

子どもさんの、代理祈願でしょうかね、そういう季節ですからね、受かりますように!

私たちの子どもはすでにみんな社会人なので、今度は、ちゃんとした社会人として暮らしてくださいね、と思わず祈ったりして。


むむむっ。

あの建物はなんだ? となったのは、巨大な日本建築の屋根の高さが上下してたから。

もしや、先の震災で、大屋根が歪んだまま、まだ直ってないのかと近づきますと。

こういう設計、デザイン、趣向なのです、↓こういう建物でした。


福島県矢祭町も、茨城県大子町と等しく、地産地消を掲げ、独立独歩の町なのだとか。

市区町村区の合併・吸収を避けて、地域が地域で、協力して、知恵や力を出しあう。

いまの時代、それは、とてもとても厳しいことなのですが、いまも堅持する矢祭町。

地元の方々にも賛否、考え方、スタイルがあるとは思いますが、胸熱くなるビジター。


すると警報機が鳴って、建物の後ろは水郡線だと気がつきました。

汽車が来るなあ、レールが響くな、いよいよだな、と待っておりましたら。

水郡線の水戸行き、2両編成、それが結構飛ばしておりまして、

なんとかカメラに写っていたカットでございました。

そうこうするうちに陽は西に傾きはじめて、あわてて袋田の滝に戻りました。


午前中にくらべて、旅館・土産物屋さん街を流れる川の氷が増えたような。

シンシンと冷気が山間の地域に降りて来ている感じでした。

川があると、つい目を凝らして魚の姿を探してしまうのは釣り好きの性ですかね。

もしここで泳ぐ魚影があったら、イワナやヤマメですか、、、。


などと、頓狂なことを考えながら灯りのついた道を歩く。

最終日の近づくライトアップを狙ってか、クルマたちが次々と到着。

だからでしょうか、人も増えてきたみたいで、開いているお店が多いような。

吐く息が、まっ白、空気は乾燥して、キンキン、バリバリと肌を射します。


陽の落ちた展望台では、すでに先客の方々が集まってました。

三脚、カメラをセットして、その時を待ってるような方も居ました。

エレベーターが着くたびに、その人数も増えてきまして、、、。

まるで、花火大会に集まってくるような、期待感、わくわく感が真冬の山肌に、、。


蒼く沈んだなるほどね、なるほど、、見て、立ち尽くし、観て。

ライトアップのテーマは、水墨画の世界、というのにも納得、、なるほどねえ。

さあ帰ろうとトンネルに戻ると、増えてきたすれ違う人たちの数、人気の高さを実感。

私も満足して、真っ暗になった国道、常磐道を帰ってきました。

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