あっ、山手線だ!
懐かしい記憶がビビーンと蘇ったけれど、ここはJR奈良駅。さらに。
あっ、京浜東北線だ!
スカイブルーの電車までもがやってきました。
私の田舎にも、似た趣向のタイプの電車が最後のお勤めとして走ってます(秩父鉄道)
というわけで関東人にはとても懐かしいのです、なにもかもが。
ふと思ったコトですが、この懐かしさこそが、普遍的人気観光地の秘訣なのかも。
著名な寺院だけではない、いにしえの都、営み、歴史の幅、厚み、洞察のこころ。
そのあたりをみなさん、よく解っていらっしゃるような。
懐かしいから来てしまう、に、お邪魔いたします的な関東人。
あっ。
こういう文言を見つけたら、入ります。
そうおっしゃるなら、まずは、見てみないとです。
コピーライターやなあ、惹かれますやん。
入ってみて、買う、買わん、は、あんた次第やで。そんな感じです。
わかってまんがな。
でもほんと、いいお店でした(天理市にて)
さて、川へやってきました。
沈下橋を発見、この橋を見たらまずは降りていきます。
降りて、渡って、川をみんしゃい!(急に九州か?)
奈良県と三重県を結ぶ国道の境界付近でした。ご当地では、しずみ橋と呼ばれるらしい。
ええ川やで、見てみいや。解ってまんがな。
あっ、鯉や!!! 驚いて逃げていきよる!
仕方ない、他の魚はどうや? なあんもおらんね。
沈下橋は、そう誘ってくるようで素敵なのです。(宇陀市の宇陀川にて)
お地蔵さまを守るちいさな東屋の社。
こういった処仕方に西国の歴史や余裕みたいなものを感じたひととき。
西陽を浴びた女竹の林を風がゆっくり抜けていきます。
晩春ですなあ。(名張市河川敷にて)
名張川へ注ぐ農業用の水路にて。
流れまでの高さについ腰が引ける。へっぴり腰でござりますなあ、仕方ない。怖いのだ。
大きな川から遡上する元気のある魚を狙うポイントということですが、、、。
ウキを流した途端、ウキがイッキに沈んで魚は掛かる。
ところが途中でハラリと水面に落ちてしまいました。
気を取り直したところで、ウキがペコンと沈むこと再び。
ピラピラピラと掛かってくれたのは、ちいさなウグイの子ども。
ほんとにちいさい。でも、おなかはふくらんでいる。
ヒレにはほのかにオレンジ色がついて、産卵の時期を告げていました。
結果として、ですが、このちいさな1尾が唯一の釣果。
三重からふたたび奈良県側に入り。
吉野川を遡っていけば、深山幽谷の趣き。
年間の雨量も4000ミリを超えるとかで、一帯は地衣藻類の宝庫。
石橋の羅漢には、ふかふかしたコケの厚いこと。
美しい水に目を凝らしてみたものの、生命の影は見えずに残念。
奈良吉野のクライマックスのひとつ、大台ケ原の頂上付近にて。
山また山、深い山、高い山、まるで山々の起伏が永遠に続いているような山また山。
紀伊半島の水源、まさに源流の一滴がここから始まるとか。
いつまで見ていても飽きることがなく、呆然と立ち続けてしまいました。
連休中だけあって、ひっきりなしにクルマが立ち寄っては記念撮影。
関東のナンバーもたくさんいて、一度は行きたや、神々の住む大台ケ原なのでしょう。
大台ケ原からいっき下界へ。
道の駅での特設テントで吉野地方のトン汁をいただく。
あっさり、さっぱり、どこか、けんちん汁風味。
険しい山間の暮らしのなかで、塩分控えめこそが肝要なのだと理解しました。
吉野川の国栖地区にて。
引き込まれるほど美しい水面を眺めながら、ちくっとウキを流す。
逃げていく魚たちの群れ、当然、ウキも竿も自分の姿も、バレバレなのでしょう。
夏にここで泳いだら、さぞかし水中は夢空間、シュノーケルがしたい!
水を触ってみたら、まだ手が切れるほど冷たかった。深山です。
美しい川での川遊び。
美しいままを、より美しくするぐらいの心得は必要だと思います。
こういった看板の建てられる背景には、心ない行楽客の行為があるのでしょう。
川は流れてなんぼ。流れてこそ美しくなってなんぼ。川は人心のごとく。
国道、県道、街道で立ち寄りたいお店。
中京から西では、このパトライトの存在にいつも注目しています。
赤、黄、緑、青、パトライトにも色のタイプはありますが、
クルクルと回しているお店に、まず外れはないというのが信条。
オーナー氏の自信の現れのような気がするのです。(名張市国道165号線ぞいにて)
ビンゴ!!!
上記パトライト論が今回もジャストミートしました。
ミックスサンド580円で、ボリューム、味、抜群!!!
うまし! うまし! うまし! いやあ、うまいなあ。
美人ママさんとそのお母さんとのふたりで切り盛り、ビンゴ!!!でした。
ビンゴ!!! その2
西に来るとつい頼んでしまう焼きそば定食。
目玉焼き入り鉄板焼きそば、具だくさんお味噌汁、大きなオニギリ2個つき。
うまし! うまし! うまし!
この定食で、おなか一杯、しあわせ一杯。ねむし! いかんいかん、睡魔一掃を!
夏も近づく八十八夜、、という時節柄。
水田に水を引き入れる作業の始まった河川では、同時に泥も流れ出すので濁ってます。
ちょうど白鷺が佇んでいたので魚もいるだろうと推察してちくっと竿を出してみました。
しかし、この濁りは、濁りすぎやろ!!! ひとり突っ込みたくなる。
すこしマシな濁りの用水が注ぐ場所でも粘ってみましたが、やはり、濁り過ぎやろ!
ウキも動かんし、次第に耐えきれなくなってきました。(甲賀市野洲川の支流にて)
貴生川駅の駐輪場にて。
このにらみ目のポスター、全国各地で拝見します。
なかでご当地では特別な迫力というか凄みを感じたのです。
ニイちゃん、コウガモノ=忍びの目は逃れられませんぜ、みたいな。
といった物見遊山ぶらぶら、あっという間に過ぎた2日間でした。楽しかった!
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