2019年7月13日土曜日

釣り竿を持たないと晴れるジンクス 三河編

所要で豊橋市内へ。折角だから、渥美半島へも足を伸ばして、、、となりまして、。


豊橋駅前は初めて、、おおっ、スペースシャトルが飛び立っているのか!

豊橋は、通過するばかりだったので、新鮮な風景でした。

新幹線こだま号で、2時間ちょっと、、のぞみ号で名古屋へ行くより遠い?

目的用事がないと来ない土地?、それはまた、本当の意味での旅かも、率直に。


駅前から、市電が出ていました。いいなあ、路面電車の街というのは、、、

大塚にもあるもんね、えっへん、なんて旅に出てつい地元を自慢してどうする!

いえ、ほんと、市電(東京では都電)のある街、地域は素敵だと思うのです。

電車の路面とクルマの路面が、共存できる、ゆとり、便利、ヨーロッパ的?、、

ところで、電車なのですが、よく拝見するとパトカー仕様?  でした。


用事のひとつ、駅前の右手、北側へ伸びる水上ビルディングへ表敬訪問。

水上とは、河川を暗きょにして、その上にビルを建設したため。

幾棟ものビルが、河川の流れをなぞるように建っているのが印象的でした。

1階が店舗、2階から上が住居、超大型ビルという斬新な発想は評判を生み、

経済成長期の象徴でもあったそうですが、現在は空室、空店舗が目立ち、、、


駅にほど近い立地を考慮して、再生へのさまざまな試みのなかにあり、、、

若い方々を中心に、志向性のはっきりした飲食店・雑貨店などが出店、

豊橋の魅力ある新しい見所になりつつあると、、、書かれているガイドもありました。

ところで、豊橋駅には、赤い電車の名古屋鉄道もやってくるのですね。


やって来るといえば、さきほど降りた新幹線で、気がついたことがありました。

在来線の線路の横を、一緒に走っているんです。一応、仕切る柵はありますが。

猛スピードでの通過を、アゼンとしながら眺めてしまうこと、しばし。

新幹線といえば、必ず高架線、という図式では、なかったみたいです。


豊橋駅の南側へも回ってみました。

昭和の匂いを残しつつ、令和の刷新?、相応にリフォームされたお店が並ぶ。

こういったリニューアルを見て、常々思うことなのですが、やり過ぎないこと!

作り過ぎ、直し過ぎ、意識し過ぎ、、は、痛くなりがちに、これがホント難しい。


豊橋で、気になって、いただきましたもの、その1、ギョウザ。

県境をまたいだ隣町の浜松が、宇都宮と並ぶギョウザタウンの双璧ですので、、

余波ですかね、ポツポツ、とですが、手作りギョウザが目立ちました。

底に敷かれたモヤシが、とてもヘルシーでマルです。もやし、へるしー、オヤジ。


その2は、豚汁、、豊橋といえば、豚汁なのだそうです。何故か?

地方都市なのに、東三河の中心地だったために空襲を受けた豊橋市。

復興の闇市で人気を博した"汁物"がルーツにあるということです。

うまし! さすがはご当地、八丁味噌仕立て、濃くて、あまし! 塩分控えめ。


コケコッコーォーーーーーー! レンタカーを借りて、レッツゴー。

海へ向けて走っていくと、市立野外教育センター、その先に砂浜が広がっていました。

クルマが横付けで、太平洋、砂浜、とくれば、サーフィン、投げ釣り、、、

豊橋市が誇る野外教育センターの浜辺は、素晴らしい環境でした。


釣り人と、サーファーの棲み分けが、スムーズにできた海岸線、、、、

と、感動するところはココではなく、浜辺、砂浜、産卵にくるアオウミガメへの配慮、、

海とだれもが接する岸辺での、人間のこころ配りの大切さと申しますか、、、

豊橋市の野外教育センターの在り方、考え方に、襟を正した次第でした。


よしっ。せっかくだから、と。

初めての渥美半島、このまま走って、伊良湖岬を目指すことにしました。

砂の台地、緑の生えた砂丘の地形を、道は上がったり下がったりしながら続きます。

畑には、トウモロコシ、スイカ、ああ、夏はきぬ、ですねえ。


ようやく見つけた(道中にあった)喫茶店、ここしかない!と入店。

モーニング一丁、なにも食べずに市街を出たため、お腹が空いてました。

充実のモーニング、安価、ひきたつコーヒーの香り、癒されます、、納得のモーニング。

やはり、名古屋を抱く愛知県の誇りのモーニングと、言わんばかり、、でした。


そして、走っていた国道で気がついたのですが、この数字は、、

あの、42号線ではないですか! こんなところも走っている事実にびっくり!

国道42号線といえば、紀伊半島を一周する、沿道には、旨いお店ばかりが集う、

あの、食い倒れな、素敵な、、、通称・紀州飲食街道がなぜここに? 後述。


半島というのは、岩と砂の出っ張り、、というのは渥美半島も例にもれず。

それも、相当な規模の、岩、砂、砂丘、なぎさが、現れるのでした。宝庫か。

しかも、連日の雨続きにかかわらず、なにかの拍子か、タイミングか?

雲は薄くなり、淡い陽射しがさしてくるは、おかげで釣り人のみなさまの数が凄い。


渥美半島のハイライトのひとつ、という、恋路浜と高台のビューホテル。

中京エリア屈指の身近かな観光地、保養地、、なるほどねえええ、と感嘆!

太平洋の黒潮に洗われる突き出た岬を眺めること、しばし、、いいところ、、、

ボォーーーーーーっと、して、一日を過ごす人も多いでしょうね。


日出の石門、と呼ばれるところ、この穴からのご来光がおめでたいとのこと。

伊良湖岬のパワースポットとして注目されて、結構な数の来訪者がいました。

海外の方も目立つので、日出づる国の、さらなるご利益の地か。


国道42号線は、伊良湖港からは国道フェリーになっていまして、、

通称、伊勢湾フェリーですね、国道42号線のワケが理解できたワケです。

鳥羽から先、道は、尾鷲、熊野、新宮、串本、周参見、白浜、田辺、、、

大きな紀伊半島をぐるりと回る道へとつながっているワケでした。


島崎藤村の椰子の詩情でも知られる伊良湖岬。

黒潮と海風がいろんな種子を運んでくるのでしょうかね。

南方をイメージさせる鮮やかなピンクの花を見つけました。

えっ? 栽培種? 植えられたモノですかね、検索サプリを作動、結果は?


それにしても、竿を持ってこないと、空はたいへんよく晴れるようです。

どちらの浜辺にも釣り人がいらっしゃる、波も小さいし、いい感じなのです。

この方の釣果を見せていただきましたら、おおっ、やはり、いい感じですねえ。

手ぶら、丸腰、手出しせず、、、ほーら、神様はやはり、いらっしゃるのか?


とか、、、半分、口惜しくて、後悔しながら豊橋市内へ戻ってきました。

朝出て、さくっと回ってお昼ぐらい、、渥美半島はそれぐらいの規模でした。

伊良湖岬を回りこんでからは、三河湾の、まるで湖のような水面と干潟の風景。

ここは一丁、豊橋の先の豊川まで行ってみることにしました。


豊川市といえば豊川稲荷。初めての参拝をしました。三大稲荷とか。さすが大きい。

初めて知ったことですが、豊川は戦中、海軍工廠のあった関係で空襲された。

勤労の学徒、女学生がたくさん犠牲になり、その御霊を慰める大社でもありました。

そういえば、東京もみたま祭りが近い、、しずかに合掌。


と、すこし殊勝な気持ちになったところで、門前の飲食街をぶらぶら。

ちょうど、お昼時といいますか、すっかり遅いお昼なため、おなかが空いてまして。

浜松に近いから、うなぎ、、飢えるとなんでもよくなる悪いくせ、、うろうろ。結果↓


煮込みうどん、東三河は、うどん地域であるとか。当然、八丁味噌仕立て、うまし!

きしめん、冷やしで、、ほぼご当地、うまし! すっきり、切れのいい、きしめん。

三大稲荷で、お稲荷さま、出来過ぎ、定番、鉄板? うまし!

いつもより多めに食べております!みたいに爆食してしまう中京のご飯?


おなかが一杯になると、つぎにくるのは、睡魔、ねむし! 

気合いを入れようと、さらにもう一丁とドライブ、、一度、コンビニで仮眠。

こうして着きましたのが、蒲郡の街でした。

干潟にのびる、橋、その先に島、、有名な絵はがきの風景をまのあたりに。


絵はがきの風景、その後ろには、蒲郡クラシックホテル、優雅、格調高い。

建築物の見物に訪れる方々、、、外国の方も多くいらっしゃいました。

たまには、こうした観光名所散策もよいのではと、、。


その眼前に広がる干潟で行われていた、アサリ漁。

三河湾の貝類は、とても味が良いとの評判でした。


で、爆食後のはずが、つい弾みで買ってしまった豊橋のチクワ、名代です。

焼きたて、太い棒を持ったままで、はふはふ、といただく巨大な胃袋にアゼン。

お土産といきたいところですが、数本まとめてでは量が多いと断念。


そこへ、目に飛び込んだのが即席ラーメン6袋入り。えっ、これは見たことない!

昨今の、ご当地ブームを反映してか、隠れ名物の匂いがぷんぷんしたので、つい購入。

こうして、再び豊橋駅から新幹線で帰京したのですが、痛感したこと、重複しますが。

釣り竿を持っていかないとよく晴れる! このジンクスが破られません。

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