この季節ですから多少の覚悟は決めてましたが、今回こそキツかった。
西高東低のもっとも厳しい時期に追い打ちをかける今季最強の寒波だったとか。
そこで相応の別の収穫を狙っていたのも、また私の目論見だったのです。
仕事を終えて、ふらふらになって乗り込んだ上越新幹線。
ハイボールを開けて、改めて見つめた乗車券は東京発東京行き。ふふふ。ほくそ笑む。
ここに、今回の旅の目的もありまして。
上越新幹線は谷川岳を突き抜けて新潟へ。
予想に反して晴れてました。トンネルを抜けるとそこは青空だった?
長岡駅を歩く。いつもは越後湯沢で特急はくたか号に乗り換えるのですが、なぜか長岡駅を経由してみました。
釣り竿を抱えて駅ビルを歩いていると、すれ違う方々の視線がヘン。
釣り竿は、長くて細いので、かえって目立つ?
スキーやボードはフツーなのでしょうね。
念願だった駅そば、正確には駅ビル構内のそばをいただきます。有名らしい。
かき揚げ載せ。そばは、平打ち、ちょっと「へぎ」風。ツユはライトですが、うまし!
お腹も温まり、ちこっと長岡駅前の周辺を散策。初歩きの街。
雪山の見える繁華街は、いいもんですね。新潟市より山々が近いというのもいいなあ。
長岡駅に戻ると、良寛さんの銅像があったりしまして。城下町らしいなあ。
というか、長岡駅で降り立ったのが初めてなもので新鮮。
越後湯沢駅や新潟駅は乗り換えで知ってるつもりですが、中間の長岡駅は初めて。
ぶらり途中下車の旅、なんであります。
金沢へ向かう特急北越号。越後湯沢からの「はくたか号」とは違います。
ここが今回の旅のひと味違うところ。
北陸三県と新潟県を足して「北越」とか。なんだか、北越おかき、を想像。
食べることばっかり、ちょっと反省。
特急北越号を待つ長岡駅のホーム。
小学生たちのモコモコした装いが北国を感じさせまして、しみじみと眺めてしまう。
頬が赤くて、声が大きい。よしっ! それが、よしっ!
入線してきた特急北越号を撮りました。手ブレですが、なんだかいい雰囲気(独り悦)
ホワイトとグルーンの車体カラーが印象的でした。
北越号の最大のハイライト。日本海の砂浜ぎりぎりを走る。
有名な寝台特急トワイライトと逆方向になりますが、浜辺の夕陽が素晴らしい。
海は穏やかでした。真冬に奇跡的らしい。ああ釣り場がいっぱいある。感動、感激。
しかし大時化の光景もまた格別とか。列車は打ち寄せる高波の飛沫を丸かぶり。
さらに猛吹雪では幻想的な車窓とか。演歌の叙情を瞼に浮かべたりしまして。北越号は一路金沢を目指します。
すっかり日の落ちた金沢駅に到着。
走ってきた北越号の顔におつかれさま。あ、この心情は、もしかしたら「鐵子の部屋」?
金沢駅から向かった先はおでん。金沢おでんです。
フカシ、とか、ヒロズ、とか、関東炊きとは呼び名が違って、食感も違う不思議なおでんたち。加賀野菜もふんだんに取り入れられているようです。
強い昆布出汁と透明なおツユがそれらを引き立てます。金沢おでんは、お店によってお値段もピンキリだそうですが、ご当地B級グルメと呼ぶにはちょっとはばかる上品さ。
うまし! でも関東生まれの私には、真っ黒なドブ煮おでんが食べたくなったのも事実。
小品で頼んだ富山湾のガスエビのから揚げ。うまし!ですが、ヒゲや手足が歯の間にはさまり、痛し!でもありました。桜えびの大型版をいただいた感覚。
着き出しでいただいた富山湾ホタルイカ。春先から初夏のものと思っていましたが、すでに出回っている。もう春は来ているのですね。
翌朝、釣りの前に朝食を取ろうと向かった先は「八幡のすしべん」
石川県内にだけ20数店舗を展開するなんでもアリのドライブインすたいるの食堂。
24時間営業の、たいへん気合いの入った店舗もあります。
雪はないけど、風強し、猛烈な北西風とみぞれ。決して晴れることない北陸の真冬。
雪がないほど風が強烈、だから積もりにくいを地元の方々から聞きました。
そこで、北西風に立ち向かうべく、朝食から気合いを注入しました。
かけそばに、ゲソ天と茄子天。ちなみに茄子天は加賀野菜とか。かけそばには七味をいつもより多めに入れて、体内の炎(ほのお)に火をつけました。
釣りへ行くのに、大げさですが、しました。食べてばかりですが、、、、、。
店内には、おでんも浸かっています。
昨夜、金沢おでんを食べたにかかわらず、朝いちからまた食べました。
ツユの色は薄いが、お出汁たっぷり。うまし! であります。マスタードたっぷりで。
「八幡のすしべん」の素敵なところ。
お弁当、おかず、ご飯、お菓子、いろんな食品を扱いながら、24時間営業のお店にはカウンターと座席。つまりは、飲食の一切合切が揃っていること。
ちょっと私の仕事とは違いますが、そのココロが響き合うところでしょうか!!!
いきおい、金沢港へイザ出陣したのでした。
金沢港。白灯台、通称・大浜。旧粟ケ崎埋め立て地。その角。
往年の名釣り場だそうです。そこでこんな感じでした。
この1枚の写真で、この朝の状況をお察しいただければ、助かります。
コンビニで買った500円傘(いつもは100円傘だけど奮発しての)が、一発で崩壊。
息すら苦しい直撃の風、かぜ、カゼ。1月の島根県の石見三田どころじゃない。やはり石川県ですと、緯度が北へいくぶん、風速、その冷たい温度。猛爆でした。
だ、だめだ、持ってきた竿をとても出せる風でなく。
このあとのことは、その2でブログります。毎日、とても忙しくて、パソコンに向かう時間すら眠たくて。お待ちいただければ。
寒し、さむし!!!