箱根を抜けたら、ぴかっと光る富士の山。天気上々、高嶺に残雪、うつくしかあ。
岡山駅にてこだまに乗り換え。のぞみと同じ車両に見えますが、色と柄が違う。
その名もレールスター。
普通車なのに横に2×2座席。つまり、グリーン車と同じ配列なのでゆったり。素敵です。
連休なのに、行楽や帰省の家族が皆さんすべて座れている。ゆったり和気あいあい。
速度を求める新幹線でも、ゆとりの旅を感じることができました。
東京〜新大阪間にも、走っていて欲しい。もちろん、東北、上越、北陸にも、ね。
車内販売だって充実。うそ。
まこぶさ食堂謹製の発泡スナック。左上は、新作のコンブです。右はゲソ。左下チーズ。
右ラスク、左上トンジャーキー、左下軟骨入りナゲット。釣り非常食も兼ねています。
食べているうちに下車する新尾道駅に着きました。
尾道市街側から向島を望む。しまなみ海道のはじまりです。
ふたつの橋は、以前からかかっていた尾道大橋と高速道路扱いの新尾道大橋。
濃い緑の潮流が、これからの釣り旅の期待を駆り立ててくれます。
ちなみに、ここは釣り禁止でした。なぜだ。いろいろあったのでしょう。でも残念。
橋を渡って走る。島をつなぐ橋。この橋と道は尾道市と愛媛県今治市を結んでいます。
ちょっと走っただけで腹が減った。
向島にて、尾道ラーメンを食べました。とろっと甘味のあるスープ。いまや全国区のラーメンですが地元で食べるとおいしく感じるのは、旅情が加味されるせい?
こちらは同じ店で出されていた塩味仕様。
島嶼部と潮流の街、近在には塩長者で名高い伯方島。私的にはこっちのほうが、うまし!
因島北インターを下車。
まず向かった先は、広島県立因島高校。海辺からなだからな傾斜を上ったところにありました。
私にとっては「聖地巡礼」であります。この高校が出身の2人組、以前は3人だったんですけど、彼らの紡ぎだす詩情と旋律にのめりこむこと10余年。
ついに、昨年に続いて辿り着きました。この写真を同好の士である次男に早速の送信。
私は「どや?顔」の頂点に達しているのを自覚しました。
気を取り直し。正気にもどし。冷静になり。
因島からフェリーに乗りました。橋の掛かっていない島。岩城島に渡ることにしました。
キップは船内で買います。クルマまで船長さんが回ってくれる。むかしのバスみたい。
狭い水道筋を唸るように進むフェリー。はよ上陸したかあ。といってもスグでした。
岩城島に到着して驚いたこと。
右側の自転車たち注目。アジアの皆さんの買い物帰り。ベトナム? ミャンマー? フィリピン? とてもエキゾチックなんです。
中国語も飛び交っておりました。だから中国地方? ごめんオバンギャグ。
岩城島の高台より望む。
島と島が重なり合い、あいだを大河のように潮流がくねっている。
島が波打つ。だから、愛称しまなみ海道?
本名は、芸予諸島。安芸の国と伊予の国をつなぐ。瀬戸の情緒に酔いしれまして。
潮の引いた堤防突端より待望の第1投。
こころ晴れ晴れ、飛び行くオモリの軌跡を追いました。
潮流、やはり凄まじく、左から右へと瞬時に流されてしまいます。強烈なエネルギー。
お隣りの堤防には、福山から来たというおふたりさん。真鯛が釣れ出したという情報を聞きつけて、駆けつけてきたとのこと。
写真撮影をお願いすると、軽くポーズをとってくれました。決まってます!
福山のキャスターおふたりさん、近影。いい顔してます。内海男児。野球少年のよう。
本命の真鯛は釣れましたでしょうか?
岩城島はそうそうに立ち去りまして、再びフェリーでめぐる。なんせ急ぎ旅。
銀の橋を走り、お塩で有名な伯方島の親水公園の石積み堤防からキャスト。
この時点ですでに西日に。ポイント選びに悩むほどの、しまなみ海道。
ガクン、ゴクゴクとアタリ。この日はじめてのアタリ!
必死に巻いたら茶褐色の魚体が。やったあ、アイナメでした。
ところが、ひっぱり揚げようとした瞬間、ドボン。がっくり。
呆然としている図。陽はすでに島影にかかろうとする時刻。
気を取り直し、再度の来訪に賭けて粘る。粘りました。暗くなるまで。しかし。
陽が落ちると途端に寒くもなってきた。かなり震えている図。伯方島。
真っ暗になった道を南下。愛媛県今治市に入りました。偶然みつけたこの公園。これが。
素晴らしかった。駐車場完備、常夜灯完備、24時間オッケー、入場無料。
子どもさん連れが多いのも、柵もあって安心。賑わっていました。
さすが釣り王国の愛媛県。ああ、これが東京や神奈川にあれば、素敵なのに。
今治城です。ライトアップがキレイなので撮ってみただけ。でも、ここはお堀は海水なのだそうです。ということは、昼間はボラとかいるのかな。
今治市街の居食屋さんでこの日はブレーク。鶏皮炒めをアテに。あっという間に1日目終了しました。コンビニの駐車場にて車中泊。ZZZZZZZZZZZZZZZZZZ。
翌朝。しまなみ海道を尾道方面に戻る。因島からフェリーで渡った生名島で投げる。
急流、急潮を喘ぐように進むフェリーを眺めながらの釣り。景色は抜群です。
アタリがあってエサはなくなるのですが、魚は掛からず。正体はこちらでした。
声をかけてくださったOさんは御歳86。瀬戸内海、触れ合いの釣り旅。夏みかんをいただく。最近、ちこっと景気のいい話があったそうで口調もなめらか。
「釣りして遊んどらんでしっかり金を儲けなさい」とお小言をいただく。触れ合いの旅。
生名島から因島に戻り、さらに尾道方向の向島まで戻る。親子さんが釣ってました。
ハマダイコンの花の揺れる浜辺でのんびり竿を振るカップルさん。いいですねえ。
瀬戸の河岸のわずかな敷地に花が植えられています。ゆっくりとした時間。
いろんな場所が釣り場であり、釣り人がいて、声をかける人がいて。
最後の釣り座とした向島の東端の入り江。帰りの時間を気にしつつ竿先を見つめます。
小気味いいアタリ! 待望のアタリ。シロギスでした。瀬戸内海のシロギスを初めて釣りました。うれしかあ!
でも、結局こうなってしまいました。車中泊、走り続け。釣り続け。ねむし!
目覚めた時には、帰途につかねばならない時間でした。
尾道に戻り、レンタカーを返す直前になにか麺を食べたい。
市街地は尾道ラーメンの店先に並ぶ方々で賑わっていましたが、私は意地で蕎麦に。
西を旅してもスタンドタイプの蕎麦にこだわりたい。肉そばを食べました。
キツい関東ダシに慣れているので、ややソフトなインパクト。
新幹線を待っていると目撃してしまった親子4人さん。
「撮り鐵」家族さんでした。
お父さん、長男さん、次男さん、妹さん4人のすべてが高級一眼レフ。
追い越し車線を疾走してくる、のぞみ、みずほ、さくらを流し撮り。
すごかった。子どもさんたち、将来は鉄道カメラマン? レースカメラマン?
勝手に撮ってごめんなさい。すごかったです。
こだまからのぞみに乗り換えを待つ福山駅にて。
あ、こんな駅前にお城がある。と見とれてしまった。
いつもは通過するだけだから気がつきませんでしたが、いろんな発見がある。
僅かな時間でしたがこころに残ったしまなみ海道を反芻することしばし。
滑り込んできたのぞみに乗り込むと、再び気絶の車中となりました。