2014年3月1日土曜日

釣り竿を持って金沢へ行ったのですが!!! その2

後編を書こうとした途端、関東地方は南岸低気圧による大雪!!!
雪にはほとほと弱い私の生地は、孤立、麻痺、支離滅裂なことになってしまい、とてもブログどころではなくなり、いまようやく回復して、金沢行きの後編となりました。


さて前編、朝の金沢港にて、猛烈な北西風を喰らい、コンビニ傘は一撃必殺。

竿を出すか出さぬか、迷いあぐねた挙げ句に、どうしたか? やめました。無理、限界。

ちなみに積雪はありませんが、こういう時の北陸は、とにかく風だけは強いそうです。


なら、ちょっとドライブしようと走り出す。金沢港のある大野の町。

北前船の頃から栄えた、落ち着きと風情のある港町のたたずまいが続きます。



金沢港から日本海側を南下して松任という海岸。壊れた傘は新調。波はそれほど高くはないですが、ここも風が強い。見つめるだけ。

高速道路のPAと一般道、そのまま海岸に出られるようになっていて、夏は賑わうそう。

しかし、人ひとりいない真冬の日本海。当然か。


PAには市場が展開されて、北陸の幸が並べられてました。


ズワイガニです。地方により、その名前にこだわりがあるようで、福井では越前ガニ。

こちらでは、加賀と能登とを組み合わせて、加能ガニと呼んでいるようです。


ズワイガニのメスがコウバコ。これもいろんな呼び名があるようで、勢子ガニ、香箱。

ミソと卵のおいしいカニです。


なぜか、このようなお店も?

チャンポン、皿うどん。薄暗い北陸の空のもとでは、かえって目立つし、食べたくなる?


地元出身、野球界の金字塔。称揚する応援歌があったのですね。聴いてみたい!


で、お昼ということで、雨風の国道を一旦市街地へ戻る。ずっと、みぞれが降ってます。


お昼は、いつもの焼肉屋さんへまっしぐら。準常連化。

金沢は、学生さんを惹きつける「飲食力」がすごいと思います。


味のある黒板。女性店主のお人柄を映す剽逸な情感が、、、、、。


あえて、細い大根をびしっと漬けたタクワンが旨い。焼肉にもぴったり。うまし!


午後は、山側へ向かうということで、約12キロ。

名山・白山信仰の本宮、白山比め(めは口へんに羊)向かいました。参道に圧倒。


白山をはくさんと呼んだり、しらやま、と呼んだり。地元では、しらやまさんと呼び親しむ地域の方々の大社。

東京にも白山がありますが、加賀地方との強い結びつきを感じたりします。


かつて、大社のある加賀一宮駅まで来ていた北陸鉄道金名線の廃線跡。

まだ線路や架線の柱が残っているので、かえって侘しさが伝わります。


大社のある鶴来(つるぎ)の街は、酒造りで知られるところ。

全国区的人気の天狗舞の蔵元、菊姫酒造の母屋を発見。


と、釣りを諦めてのドライブ。金沢駅へと帰ってきたわけです。

しかし、今回の金沢行きは、もうひとつ、帰り道に私の目指すものがありました。


金沢駅ホームに入線してきたのは、特急しらさぎ、名古屋行き。

いつもの越後湯沢経由ではなく、東海道まわりで関東へ戻る目的でした。


初めて走る線路は胸おどります。

途中、加賀温泉駅の車窓に現れたのは??? あれは観音様だろうか、、、。

夕刻の上り列車とあって「レディーカガ」は居ませんでした笑。


おみやげにした、地元とり野菜みそがカップになったみそラーメン。

最近こういったコラボインスタントが流行っておりますが、兵庫の会社が出してました。


特急しらさぎを米原で降りて、東海道新幹線に乗り換え。なんだか新鮮な感じが。


やって来たのは、米原駅に停車するひかり号。のぞみ、でなく、ひかり。これも新鮮。


うつうつ、まどろみから醒めるアナウンスで、この表示が見えた。帰ってきた。


ということで、前編冒頭の乗車券が再登場。

東京から長岡を経由して金沢、そして米原を経由して東京へ。まるで楕円を描くルートの旅の終了なのでした。

強烈な北西風とみぞれで、釣りは断念しましたが、北陸の冬の情緒、雪がなくても冬は冬。納得の一周でした。


0 件のコメント:

コメントを投稿