2014年11月8日土曜日

投げ釣り列島縦断 新展開、黒ヒツジ出現編(日記まとめ書き)

またひと月近くもブログを未更新。困ったこと。日記のまとめ書きは好きになれませんが、溜めてしまった写真を眺めながらポツポツ綴る秋の宵。まず案外好評の4コマから。


更新が遅れるのも、じつは、ヒツジが、、、ヒツジの整理整頓も悪いから。

↓10月の月初は、投げ釣りの盛んと言われている、北近畿地方へ。


海辺に連なる家屋を前に投げる。前々から行ってみたかった京都府丹後半島の伊根。

静かな内湾の集落にて、オモリが水面に着くと、ドボンと音がします。のどかな光景。


家屋は、表を小さな路地がつなげていて、裏側(いえ、こちらが表?)舟のガレージに。

「舟屋集落」と呼ばれる独特な漁師町です。干された洗濯物が、いい風情を出してます。


釣れた魚の1は、カワハギ。ある意味本命、小さいですが本命、うれしかあ〜。

とても、いいアタリを感じて、ヨチ!!!という感じ。


これは、ハタ類の子どもか???

関東では、なかなかお目にかかれない珍魚が飛び出す。赤い斑点が美しい。

美しいけど、ヒレにチクチクした刺があり、触るとまことに痛く、針外しが難儀。

それでもなんとか外れてくれてホッ、、、、と、ここまでは平穏な旅でした。

雨が落ちてきたので、竿を仕舞おうとしたところ、事件発生。

我が『白雪姫』(と勝手に命名の白い竿)が抜けない。抜けなくなったのです。

どれだけ引っ張っても、頑として動かず、ねじっても動かず。これはイカン。

つまり、これが抜けないとレンタカーの車内に入れることは出来ても、帰りの新幹線には

まず乗せてもらえないでしょう。胸がドキドキしてくる展開となりました。


焦りは募りますが、まずはなにか食べてから考えようと、ふと目についた食堂へ。

網野町(京丹後市)の市街を出たところに、いい雰囲気のお店が、、、。

すかさず入店。奥さんひとりで切り盛りされてました。


鴨なんばんうどんを注文。これが、あっさり塩味なのに上品な脂分が効いて、絶妙。

うまし、うまし、うまし、、、流石、京都府の人のテイストはひと味違うなと感心。

人間、お腹が落ち着くと、冷静になれるもの。『白雪姫』を作る会社を扱うお店をカスタマーセンターに電話にかけて教えてもらう。すぐ近在の峰山町(やはり京丹後市)にあると知った次第でした。

峰山町のN村釣具店様。助かりました。ご快諾を感謝。本当に助かりました。抜けない竿をお店に預けて、無事、帰途に。

こうして『白雪姫』は、しばらくガレージ入り。現在は手元に戻りました。感謝。

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10月中旬、かねてから懸案の青森県へ走る。新青森駅のねぷたモニュメントに気合いも入ったのですが、この旅には、ひとつの目的があったのでした。後述。

とても広大な青森県を、時間の許す限り走るばかりの展開になりました。


朝から、下北半島を北上。むつ市内を抜けて山間に入ると、恐山。

ドピーカンに恵まれて、噂に聞く、おどろおどろしさがありません。ドピーカン。

字曽利湖の湖畔に、硫黄の臭いが立ちこめるのみ。


この道や行く人なしに秋、、、、、。

下北半島の林道は、すれ違うクルマもなく。走り去ったカモシカを見かけたのみ。

ヒツジは、仲間?に気を使ってか、終始、ノロノロ運転でした。


大間の岬をまわって、仏ヶ浦。難所、絶壁、飢餓海峡、、、、しかし。

天気がいいので、晩秋の海辺ワインディングドライブの様相。釣りは?


脇野沢港。

一日2本のむつ湾フェリー(冬期運休)を待つ間、竿を出す。アイナメが釣れました。

温暖化の影響とかで、関東ではほとんど姿を見かけることが少なくなってきている魚。

ポンと釣れてきた無邪気な瞳に、ちこっと胸が痛くなったりしまして、、、、、。


これには、かなり驚いた。フェリーが着く30分ほど前。

エサを投げた直後にガクン!!! 引っぱりこまれる。

重い、重い、重い、重い、、、浮いてきたのはカレイ。40センチを超えてました。


このカレイ。マコガレイなのか? それとも別種か? すごく力のある元気モノ。

とにかく、針掛かりが浅く、外して海へ戻すと、ビュンと沖へと泳いでいきました。


そして、脇野沢港からフェリーに乗り、平舘海峡を横断。

向かったのは蟹田港。念願のひとつであった下北半島→津軽半島への渡航。

下北・脇野沢の港を背中に、感慨ひとしお。

やがて懸案の、目的だった辿り着いた場所、お店なのでした。


2年前の初冬、初めて津軽を巡った時に、たいへんお世話になった食堂。

平舘後田港に、早朝から開けている素敵な灯り。ママとマスター。朝定食500円。

夜はまるで、健さんの映画の舞台のような北の食堂。変わってなかった。

ここを訪ねたかった。

↓その時の模様は、バックナンバーのこちらをクリックください。

http://macobusa.blogspot.jp/search?updated-min=2012-01-01T00:00:00%2B09:00&updated-max=2013-01-01T00:00:00%2B09:00&max-results=50

この時に撮った写真を掲載したのが、↓こちら「投げ釣り列島縦断」(メディアボーイ社)



海峡を釣る、のなかに、当然、津軽海峡も出てくるワケですが、2年前の御礼を、ママとマスターに告げて、この旅のひと区切りをつけたワケです。

ところで最近、当ブログに「黒ヒツジ」なる人物からのコメントが書き込まれました。

誰やこれ? 私のこと知っとる人か? と、早速、気になったら、案外あっさり判明。


横須賀うみかぜ公園、木曜日の男。M川さんでありました。某日のツーショット。

↑上述の本にも、かっこいい姿を披露、健筆されてます。健筆だけでなく、いつもいつも。

私がラインをかぶせたり、仕掛けを絡ませたり、地球と綱引きしたり、ハリスが切れてしまって途方にくれたり。

その度に嫌がる顔ひとつ見せずに、修復の過程をつないでくれる、カッコいいM川さん。

ははははは、ヒツジはひとりではない。オーッホホホホ。わあっっははははははははは。



↑つい興にノリ、まとめ書きブログもまたまた4コマにておそまつ。べんべんべんべん。

1 件のコメント:

  1. こんにちは。ご機嫌いかがでせうか、黒ヒツジで御座います。先週は東伊豆行脚、お疲れ様でした。
    マダムとヒツジ大兄には釣り場で一緒になる度に酒肴(点火起爆剤)ご相伴にあずかるとともに楽しい語らい。毎度感謝!感謝!であり、黒ヒツジ名乗る事はマダムへの忠誠の証しで御座います。釣り場では何なりと申し付け下さい。さて、今回も釣りに留まらず地方の風景、街の佇まい、食べ物。興味深く読ませていただきました。画像のカレイはマコガレイですね。それもコンディションの良い個体だと思います。
    追伸…健筆などとはとんでも御座いません『投げ釣り列島縦断』発行にあたりヒツジ大兄火だるま…火付け犯です。

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