エサ購入先のハマダナオキさんのお店でサプライズ!
お土産で(釣りする前なのに)いただいたのは、ヒラソウダガツオ。
「いま、たまたま佐島の漁師さんが寄って貰ったっすよ!!!」
つまりは、おっそわけ、の、おっそわけに、ありついたワケであります、のっけから。
ナオキさん、ありがとう!
ヒラソウダガツオ、、、とにかく、でかい。全身がぽんぽん。
ナオキさんは、そのまま刺身、もしくは藁焼きの土佐づくりで、いただくとか。
私は、言うまでもなく、、、オイル煮、ソウダオイルの味と匂いに取り憑かれており。
極上ネタをいただき、帰宅後の使命感に燃えながら、うみかぜ公園へ向かいました。
ところが、久方ぶりの公園というのに。
真正面から暴風、、、打ち寄せる波、波しぶき、シャワーのごとく。虹ができてるし。
冬型の気圧配置に突然変わったことで、東京湾岸は東から、これでもかの洗礼。
天気晴朗なれど、波高し、そんな生やさしいものではなく、晴朗なれど大時化!!!
停めたクルマがあっと言う間に塩で水玉模様になっておりました。
それでも、、、三角波を背景に、メンバーズはカンパーイ!!!
右から、黒ヒツジ、私、ショウちゃん、アサリちゃん、ジュンさん。
なんのためのカンパイか?
じつは、ジュンさん、奥さんハナちゃんのご夫婦に8月、お嬢ちゃんが誕生!!!
三人目となったお嬢ちゃんは「あいだ」がかなり開いたので、可愛くってしょうがない。
だから、カンパーイ! おめでとうございます! &皆さまの健康を願いまして。
それにしても、風、波は強まる一方に。
暴風と波シャワーのなか、私はそうそうに竿出しはご辞退、、、無理です。
持参しました公園定番「カニ獲りカゴ」と冷凍サンマのセット作業となりました。
黒ヒツジ、ジュンさん、アサリちゃん、張り切っております。
これを皆さまにお預けして、どこか風を避けられる場所に避難することに。
ちなみに、黒ヒツジ、このあと、大時化の海から大本命マコガレイ36センチを釣る、執念
カニ獲りカゴについて収穫は、、、ま、不問ですね。
移った先は、三崎港。
三浦半島は、東側が駄目なら西側、相模湾側へ逃げるのが常套手段。
風は時折強く背中から吹き込むものの、水辺は穏やか、陽射し燦々。
天気晴朗の、秋晴れの三浦半島そのものに佇む展開となったワケです。
投入直後から、ちょこまかと、賑やかなアタリがあって、途絶えたら、エサなし。
護岸の下を覗いてみて、納得。
おびただしい数のカワハギベビーが集合してました。
推定、500円玉サイズでしょうか、水面近くでエサを探しています。
イソメの尻尾を落としてみたら、狂喜乱舞の状態に。
底のほうは、500円玉サイズに、せいぜい毛の生えたぐらいが狂喜乱舞か?
たまたま運良く、、、針に掛かってくれました。
口の横に、たまたま。ワッペンと呼ばれる大本命様、そく、海へ戻しました。
おそらく、ワッペンが、狂喜乱舞になっているのではと推察。
針を小さくすれば、もっと掛かるのでしょうけど、それはしません。
三崎港内で、場所を移動。
水産加工場の間口付近に注目。
シラサギが、出待ちしてました! おっそわけがあるのでしょう。
停車しているクルマの下には、猫。おなじく出待ち狙いでしょう。
互いにライバル関係のようで、適度な間隔を保っての出待ちのようです。
魚市場の埠頭で、ひと振り。
先端部付近が立ち入り禁止になり、人影まばらとなりました。
そこへ新しい建物も建設中で、さらに釣り場の制約が厳しくなる予感がしてきます。
快晴の空、上着を脱いでも、汗ばむ陽気になりました。
エサは、相変わらず、食べられていきます。
おっ、掛かった、全身タイガース!!!
大本命ワッペンか、全身タイガースか、この2魚が海底を支配している?
それだけ賑やかな晩秋の海底、、、エサ付けがタイヘン!!!
アタリが途絶えたので、?????
と思ったら、ズゥズゥズゥズゥイーーーンと重く。
マダコが針先に掛かってきました。つまりは、小魚の天敵!
この子が出現すると、魚たちはしばらく退散して、遠目から見ているのかな?
そうこう考えながら、あちこち投げておりましたら、、、、、。
コン、コン、そしてギュン!!!
一瞬、リールが巻けない、しゃにむ、巻く、近づく、あっ、横走りだ!!!
青空にパキっと躍り上がりました、大本命様、やった、やりました、24センチ。
エサがよかった、パキパキのイワイソメ、黒ヒツジがハマダさんに注文したそう。
黒ヒツジ、ハマダさん、ありがとう、いろいろが結びついての大本命様。
納得、溜飲のさがる想い。
今日は、大本命様とお土産ソウダ、、、、早仕舞いにて候ふ。
帰宅、速攻、刺身、肝のせにて。
釣った直後に締めて、三時間後に食べてみた感想。
極楽、大往生、頂上クラス、肝は肝醤油より、肝そのものか、肝のせ刺身がいい。
釣りたての肝は、まだザクザクとした歯ごたえがあり、とろけるまでに時間がかかる。
そのかかる時間のプロセスと刺身とのハーモニーが身上ではないかと。
うまし、旨すぎるは、人を堕落させますね、困ってしまうほど、うまし。
大本命様、ありがとうございます!!!
ハマダさんおっそわけのヒラソウダを、三枚下ろし、冊を小さく切って塩水。
海水と等しく約3%の塩分の水に漬けること約40分。
私は、うす塩が好みなので、これぐらいの時間を目安にしています。
もっと塩の濃い味をお好みなら、漬ける時間を長くしていきます。
フライパンに、たっぷりのオリーブオイル。
ソウダガツオの身を入れて、火にかける前にお好みのスパイスを入れる。
ニンニク、トウガラシ、胡椒、胡椒の実、ローリエの葉。
ここから、極弱火で、じっくり時間をかけて煮詰めていくわけです。
↓ネットで見つけたこの方のレシピも参考にさせていただいております↓
https://www.fish-cooking.com/soudagatuo/oil-souda.html
プツプツ、やがて、グツグツと。
気泡があがりながら、ゆっくり煮たってゆくオイル。
油の色、ソウダガツオの色が、次第にキツネカラーとなってきました。
煮込むこと約2時間弱ぐらい。火を止めたらそのまま油を冷ませる。
あとはタッパウエアに移し替えて、冷蔵庫で5日間ぐらい保管。
さあ、ふたを開けた時、それは、パンドラの箱を開けた時!?
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