2015年4月19日日曜日

東京湾岸。あっちとこっちの2週間

春なのに、どうにも体調が悪い。安定しない天候のせいかと理由づけて、
それでも「釣り」に行く時は得体の知れないエネルギーが湧いてくるから不思議。


強風下、アクアラインを超えたら千葉県木更津市。夜明けのアウトレットを抜ける。

巨大なショッピングスペースに向こうにコンビナートの煙がたなびく。

日本離れした光景、これが湾岸側・千葉の原風景なのかもと妙に納得。


北東の風、寒し。それを背にするために富津半島の南側で投げる。

軽く投げても、よく飛びます。追い風参考、追い風アシスト、特技になってます。


カツカツと明確なアタリ。齧ってますね、前歯でしっかりと。

ま、この方だけは、どんな場所、どんな水温、時化でも好天でも、お元気です。

うーん、逞しい。最近、尊敬いたしております、フク来たる! 割りきらないと。


フク来たるを続けていられるほど、富津の南側はのどかな日和。

竿を持って眠くなるほどのあたたかな陽射し。フク様だけが、私を起こしてくれます。


背後には、ワンボックス。

熊手のような道具を引っさげたオジサンが登場。波打ち際で貝をとるとか。春らしい。

ところが「震災のあと、なかなか獲れなくなったねえ、、、」

そうそう渋々、場所を換えていかれました。


いつまでもフク来たる!に飽きて、こちらも場所を移動。南下して下州港へ。

港の北岸に流れ込む川を見下ろせば、すごい魚の数々。小さなボラたちでした。

カラダを横にしてヒラを打つボラたちに、なごまされたりしまして、、、、。


三浦半島側に向けて竿を構える。

ちょうどその頃、黒ヒツジことM川さんが横須賀うみかぜ公園にて熱投中。

ケータイで交信を図るも、良型のキスが掛かった情報を得る。

対岸、神奈川側は、水深、潮流れ、ともに条件が揃っています。とくに春の時期。


こちらは、浅い海。ええいままよ!と、やはり追い風アシストにお願いして、投げる。

黒ヒツジ氏との、あっちとこっち。おマツリになれと気合いだけは飛距離10キロ???


堤防のテトラポッドには、鮮やかな華が咲いていました。

アオサノリとオレンジ。オレンジ色は、なにかの卵のようです。春らしい萌芽の烈火。

しかし、かかる水シブキの冷たいこと。海水だけ、まだ冬の海の状況。きびしかねえ。


針にひっかかってきた、ポニャポニャの生命体。なにやら腔腸動物の仲間らしい。

2個になってますが、釣り上げた時にはくっついていました。恋愛の季節、私は野暮なことをしたらしい。反省。

ごめんなさい。すまん。2個を一緒に海に戻しました。すまん。


一方その頃、黒ヒツジは、、、、?(渡る世間は鬼ばかり風に)↑

36センチのマコガレイ、執念のスタート。やりました、写メがくる。やりました。

しかし私は、ついぞチカラ尽き、クルマの助手席にて搬送。ZZZZZZZZZZZZZZZ。


帰宅後、目覚めたら、黒ヒツジ氏より再度の写メ。

マコガレイのキモを、アンキモ風にテイスティ。結構イケたとか。好肴らしき。

黒ヒツジよ、おぬしも酒飲みよのおぉぉぉーーー(悪代官風に)

写メに感心していたら、さらに素晴らしい試合速報が届く。

私のお世話になっている部長=委員長の故郷の街が、春の甲子園で初優勝。

春夏通じて、日本海側で初めて優勝旗を持ち帰ったとか! ↓


(これを書いてる時点で)古いヤツでごめんなさいね。古いヤツだからいつまでも嬉しくてですね。甲子園で初優勝。やりましたね、福井県敦賀市。

あの星稜高校でさえ成し遂げられなかった快挙を、ひと足先に達成。北陸やりました。

ちなみに、私の母校は、何べんもやりましたけど(すまん、自画自賛)

福井県敦賀市、やりました、おめでとうございます、祝杯、乾杯、倒れました。ZZZZZ。

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↓ 一週間後、体調あいかわらずですが、釣りへ行く。こんどは横浜市八景島周辺。


この日も強い北西風で、風を背にできる場所を見つけて竿を出す。追い風アシスト継続。


アタリはありません、気配もありません。

それでも戻ってくる針には、小さなハゼの仲間がくっついてまして、、、なごむ。


八景島との水路は、程度の水深があり投げ釣りには好条件。

しかし、連絡橋の周囲左右には、このような看板あり。引っ掛けたらいけないのです。


手前の鳩に注目。

脚が片方ないのですね。釣り糸、釣り針、引っかかってしまったのでしょう。

しきりにエサをねだる姿に胸が痛みます。近くのコンビニでポップコーンを買ってきて、食べてもらいました。周囲の鳩たちのなかにも、指のない鳩が多々。

釣り糸、釣り針、それは仕掛けをキャストする時にも、注意万端。引っかけないように。

これは、都会の水際で、もっとも気を配るところと思います。


アタリなし、気配なし。針には、小さなメゴチがついている。

でも、これでは面白くないです。ブルブル、とか、ビビビ、とか。

魚との交信、応答がないと、釣りは面白くない。


なにかしらのアタリをとろうと、こういうコトもやってみる。

護岸の壁が高いので、胸部と腹部を圧迫されながら、うんうん粘る。

なにも、さわりませんねえ。きつし、苦しか、諦めるしか、、、。


結局、恒例、倒れ込む。

背後の石垣に風を遮られて、これがよく眠れるのです。沖天の太陽は暖かいし。

毎日、ここで昼寝してたら、体調不良、肌の曲がり角も直ったりして。

潮風とは薫風、海には、人間の自然回帰の原動力がみなぎっているのか?


覚醒後、おかげで気力と体力が回復。

西日のなか投げ続ける。アタリはますます遠く。そのまま戻ってくるエサの冷たさよ。

一方その頃、うみかぜ公園では、、、、先週に引き続き粘っていた黒ヒツジ氏より、

34センチのマコガレイ獲得の報。やりましたね。


よく眠れたおかげで、この日はこれで終わらなかった。

横浜市立大学病院駅より、モノレールに乗車。釣り場の後ろの上を走る車両にいつか乗りたいと想っていたのでした。ちょうど帰社タイムに突入。


横浜モノレールより高見の見物その1。

杉田のゴルフ場。打ちっぱなしなのに、すごい広さ。球場1個分ぐらいあるのか。


横浜モノレールより高見の見物その2。

八景島を擁する平潟湾。大都会なのに、どこかゆったりした余裕の水辺。

水際に、たくさんの老若男女が集まってくるのを理解できるような、、、、。


横浜モノレールより高見の見物その3。

八景島駅に到着。眼下には小島に宮代。おおお、さすが歴史ある金沢八景。

鎌倉時代からの由緒を感じたり致しまして。


京急金沢八景駅まで歩く。

駅前はいま、再開発のまっただなか。以前に訪れた時の「うぞうむぞう」的な飲屋街は一掃されたような印象に、ずんずん不安になっていく。

帰社タイム、下校タイムにも重なり、無表情な人並みにますます不安に。


民家の峡間に、赤い快特がのぞく。庭には春の花。

これが、京急のいいところ、、、、、なのですが、、、、ほんの僅かになってました。


高さ2mぐらいの地下道。くぐって駅の北側は、旧家群がでんと構えている。

さすが、鎌倉時代からの名家は、揺るぐこと無くを実感させられる地下道。


旧店、まだありました。粘っておられました。お隣はシャッター。残念。

京急らしい、京急沿線、私鉄沿線、京急はかくあらねば、、、、燃えます。


赤ちょうちんもありました。

粘っています、周囲はすべて取り壊されて再生建設の覆いのなか。

学生時代、京急の街に住んでいました。すべてこうでした。懐かしい、なにもかも。

釣りのあと、ちょっと足を伸ばして元気再興。おかげで、また倒れ込んだのですが、、。

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2015年3月23日月曜日

横須賀うみかぜ公園、春まだ浅しの2連戦

先週、今週、うみかぜ公園を訪問。
春の訪れに期待して向かいましたが、やはり苦戦の2週分のリポートです。


 パキっと晴れた東京の空。三寒四温でグズっていた雲を押しやったような青い色。

首都高速もついスピードが出てしまいますが、そろそろ天王洲コーナーが、、、、、、。

若者よ、急ぐな人生、ストレートだけでない。それはオジサン、オバサンも同じです。


横須賀うみかぜ公園。思ったより、人が居ないことにアゼン。

それもそのはず、後方より猛烈な風が吹き込んでいる。三浦半島の低い山々をかすめて吹き下ろす風の冷たさ、強さ。

おかげで、軽く投げてもよく飛ぶのですけどね。投入点80m(追い風参考)


ん? サビいていた時に、なにか触れたような、と巻いてきてみると、、、。

マコガレイの極小。風に舞いました。魚へんに葉。という文字がぴったりのような。

9号の針が、唇のほんの先に掛かっていたので、ソク放流。よかった、よかった。


このあとは、なんの気配も、前触れも、一切なくなったうみかぜ公園。

天気晴朗なれど、、、の状態。風になぶられるだけの時間になりました。


 短いのべ竿を出して、足元に落としてみたのですけどね。

コツンともしない。目を凝らせば、ちいさなちいさな魚たちが「メダカの学校」状態。

春は来ているのでですけどね、うんともすんとも、なんともはや。

びゅうびゅうする風の音を聴いているのが辛くなってきました。カラータイマー点滅。

クルマに逃げ込む時間の到来か。


 この日は、黒ヒツジことM川さんがご欠席。次男クンの卒業式とか。

3月は親御さんたちも大変です。お隣に先客されていたのは、M川さんのお知り合いOKさん。奥さんとふたりで竿を並べてがんばってました。

しかし、その奥さんも途中よりクルマへリタイヤ。解ります。よく解ります。

折角の休みとはいえ、風が強く、冷たく、よく解ります。私もリタイヤしました。ZZZZ。


私の爆睡中、うちのヒツジ=釣り執事が釣ったシロギス。

久方ぶりに、アタリらしいアタリをとったと喜んでいました。魚へんに喜。

春は確実に来ているのです。でも、これ一尾のみでした。


帰宅後、まず釣れたてのキスを塩焼きに。

20センチ以上あったので、なかなか食べ応えあり。うまし! うまし! であります。


久方ぶりの調理なので、冷凍庫で眠っていた釣魚たちも解凍。

キス、アナハゼ、掛かってしまったミニミニカレイなど。


片栗粉をまぶして、じゅっと揚げる。奮発して、油はオリーブ油を使いました。


揚げた魚たちを、三杯酢にこれまたじゅっと漬ける。いわゆる南蛮漬け。

少年時代、長崎市に住んでいたヒツジは、これが好物。釣ってきたキスをオバサンが次々に南蛮漬けにしてくれたそう。冷蔵庫にはつねにタッパウエアが格納されていたとか。

三杯酢には、刻んだタマネギ、ニンジン、ピーマンも入れるので、野菜もとれて健康的。

うまし! うまし!とハイボールも進んで、この日は終了。


↓翌週の第二ラウンドへと向かうのです。ブログのまとめ書きはいけませんね。
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ヒツジの大寝坊により、大遅延で到着のうみかぜ公園。

風が強まり、雨まで落ちてきて不機嫌になる私。朝は晴れていたのに、、、、、。

ところが第1投目、痛快になるアタリを体感。巻いてきてみて、魚へんに喜。

おおお、気を取り直す。


本日は、黒ヒツジM川さんが登場。ヒツジツイン状態であります。

ところが、天候は悪くなる一方で、風雨ともに強くなる!!!!!

近況を語り合うことはできたものの、またまたカラータイマー点滅の私。ダメだ。


私の爆睡中、黒ヒツジ、執念のスタート。しかもダブル。

段差仕掛けでのダブルは初めて、と話していたと、後からヒツジが語る。

サイズには苦笑いの黒ヒツジ氏ですが、やはり、カレイは戻ってきた。春来たるか?

でもね、風に力尽きた2週にわたる連戦、私の願望をこちらに↓



↑ま、向かい風の時はどうするんだ? とツッコまれそうですが(苦笑)

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2015年3月9日月曜日

そして金沢、ラストラン、さよなら、はくたか号

縁あって、年に数度の、金沢行き。パックロッドをしのばせて向かったのですが、、、。


上越新幹線の車内放送がこう告げる。
「本日は積雪と強風のため、お乗り換えのはくたか号は長岡始発となります」

えええっ。通常の越後湯沢でなく、長岡駅ですか? 

着いた長岡駅では、たくさんの人が、はくたか号を撮影していました。


長岡発の、はくたか号は、そう珍しいことではないらしい。

雪と強風は常套の北陸路。ほくほく線の内陸路、海側を走る信越線。状況に応じてのコースの選択を、空模様を窺いながらの運転。これも春先の北陸路を行く、醍醐味といったら鉄道関係者の方々に失礼でしょうか。

そして、はくたか号の運転は、3月13日まで。翌日3月14日からは、北陸新幹線の延伸が開業して、この電車に乗るのもきっと最後になるのです。

はくたか号の名前だけは、新幹線になっても残るそうですが、、、、、、。


一面の雪景色のなかを疾走する、はくたか号。

東京はドピーカン、からっ風。こちらは雪かみぞれ。とりわけ冬は、そこを実感します。


海辺も走ります。信越線、直江津からは北陸線。

日本海は大時化。北西風を喰らって、はくたか号は時折すごく揺れます。

クルマで高速道路を走っている時、横風を受けて、おおっ、となる感じでしょうか。

通常の「ほくほく線」とはまた違った車窓に、新鮮味を感じてしまう。

運転廃止の直前にきて、貴重な体験をしていることに、ちょっぴり嬉しかったりして。


大時化の日本海とは裏腹に、車内は暖かい。

このコントラストが、日本海側を旅する旅情のひとつ、といっても過言でない。

と、、、、ここまでは、平穏な金沢行でした。

急遽、急停止する、はくたか号。どうしたのか? えええっ。


「お客さまに申し上げます。だだいま、強風のため、先行する列車の運行を見合わせております。運転が再開されましたら、順次、進めてまいりますので、いま、しばらくお待ちください」

車内放送。これは、冬の北陸路では、よくあるケース。致し方ないのです。北国の人が、我慢強くなる証拠といいますか。

ここから幾度も停止を繰り返したなかで、たまたま踏切のなかで停まったところを撮る。

上がらない遮断機に、諦めたクルマが次々とUターンしていく。これも日本海側らしい。

結果、金沢には、3時間30分遅れての到着と相成りました。ちょっと、疲れましたが、特急料金が払い戻されるので、なんとなく、強気になって(アホか)そのまま飲み屋へ直行。


金沢には、いろんな食材が揃っています。

加賀と能登、山海の珍味がすべてあると言う人もいます。

私が、これはいいな、と感じるもののひとつ、金沢おでん。金沢は、おでん、です。

関東や関西のおでんとはまた一風変わっていて、透明のツユが特徴でしょうか。

それでも出汁が浸み渡っていて、しつこくないので、いくつでも食べられるのです。


店によっては、注文を聞いてから出汁に入れるスタイルもあります。

それは、高級店。握り鮨みたいですからね。このお店は大衆店。予め浸けこんである。

食べたいおでんを、片っ端からお皿に入れてもらい、食べる。うまし! うまし!

地元のお酒、万歳楽とか、菊姫とか。結構イケるじゃん、わたし。やばし! やばいわ。

カウンターの横には、山口県柳井市から出張で来たというサラリーマン氏。

大島での、瀬戸内海釣り談義にまで発展してしまい、ぶりぶり酔ってしまう。やばし!

釣りをしていると、全国の沿岸のいろんな方々と、瞬時に友だちになる。やばし!


金沢には、ラーメンもあります(あたり前か)

シメで向かったラーメンは、とても有名なチェーン店。ナルト(金沢の人はハベンという)の中央に書かれている8。これがシンボルみたいです。

国道8号線の通る府県には、必ずあるというラーメン店。なぜか埼玉県にもあるとか。

これを、いっきに、ずるずると平らげた次第ですが、この時にはその記憶もないぐらい

の、酩酊、昏倒、つまりは轟沈。大丈夫か、私。

まったく記憶にございませんって、昔、テレビで見たエライ人の言い訳みたいな、私。


コケコッコーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!

目覚めたら、ここは金沢。あたり前か。フラフラしながら撮ってみた市街地。

金沢市片町。繁華街の中心とか。右側には、再開発中のビルの姿が。

そそくさと出発して、途中、釣具店でアオイソメ(地元では青虫)を買って、

いちもくさん海辺へ向かったのでした。


竿を伸ばしたのは、大野川。

海は大時化でとても釣りなどできる状態でないため、金沢港からさらに一歩奥に入った汽水域の河川で投げる。

ムカシは、カワガレイ(ヌマガレイ)がたくさん居たという汽水の河口。さらに、運が良ければ、越冬しているカワギス(マハゼ)も居るかも、ということですが、、、、、。


釣り座は、河岸の奥が公園になっていました。木谷公園。

案内板によると、木谷とは、加賀藩政時代の豪商で、その邸宅のあったところとか。

海運業を中心に全盛期には、日本橋の三井とタメ線級の財力を成して、ブイブイだったそう。加賀の豪商といえば、銭屋五兵衛が有名ですが、その銭屋さえ、若い頃はこの木谷家で修行をしたと書かれてありました。

さすが加賀百万石、なので、あります。しかし、維新になり、時代は変わり、木谷家も本格的に、銀行業、鉱山事業へ進出。

ところが、結果として、三井さんや、今日の財閥の方々に、負けたのでしょうね。新しい時代は、そう甘くはなかった。末裔の方々は、地元のために活躍はしたけれど、規模を小さくして今日に至るというふうに結ばれていました。

栄枯盛衰、世の無常を感じさせる案内板でした。でも、まあ、まだ解りませんよ。これからも、まだ、なにがあるか解らない。

そういう世の中だなあ、と想ったりするのですけどね。


と、、、、前向きに物事を考えて、黙々と打ち返す私なのですが、アタリは一向にない。

奮発して、針にはアオイソメを3つもつけてみたのですが、齧られた形跡もなく。

汽水域らしく、潮の干満で、道糸は適度に流れて、いい感じはするのですけど、巻いて戻した仕掛けには、魚の反応は皆無。

カワガレイとか、カワギスとか、それは、遥か昔の夢物語だったような心情に。


 パックロッドと同時に、カニ網も投げ入れてました。

みかん袋に入れたエサは、コンビニで購入したサンマの煮付け。

前回の津軽にて、釣り落とした(?)モクズガニの遡上を目論見ましてね。

匂いあり、脂ありで、期待の寄せ餌だったのですが、、、、、、、、。


一瞬の根掛かりのち、そのまま持ってきたら掛かっていた牡蛎。

中身がちゃんと入ってました。牡蛎といえば、石川県では能登の内浦の養殖が有名ですが、金沢でも牡蛎は育つ。大野川は汽水域ですからね。

佐渡島の加茂湾のような、とても良好な状態で育つのでしょう。

持ち帰って開けて食べてみるか? 迷ってしまうも、結局、河へ戻しました。

ここで、大野川を諦めて、思い切って海側への転進を決意。


内灘海岸の放水路へ向かう。

途中、内灘駅の踏切を渡ると、懐かしい電車の顔が並んでました。

たしか、京王帝都電鉄の井の頭線の電車ですね。

リタイヤしたあとも、金沢ではまだ現役バリバリで頑張っていました。


内灘海岸へ向かう。

時化状態でした。内灘といえば、五木寛之さんの『内灘夫人』を思い出します。

とっても熱い小説です、いまでも、たまに読み返して、熱くなってしまう。

私ははるかに、若輩の世代ですが、先輩たちの世情や血潮を思い浮かべて、熱くなる。

読後、必ずカラオケが唄いたくなり、フォークルやユーミンや。

『内灘夫人』の舞台となっている、砂丘から見下ろす日本海。


内灘の放水路。放水路とは、内陸側にある河北潟との間に切り開かれた水路のこと。

そこを防潮水門によって堰き止めて、海水と淡水とを分けている場所です。

海側には、防波堤が築かれているため、高波でも釣りは出来る、、、と判断。

アオイソメを、やはり3つつけて投げ入れました。


防波堤の外では、浪の花ができていました。

ここへ風が吹き込むと、空中に舞ってキレイなのだそうですが。

滞留したままだと、ただの潮の泡のようで、なんだか公害の海にも見えてしまう。

でも、これ以上、風が強まるのは困るので、留まっていなさいね。


おおおおおおおおおーーーーーーーーーーーっ!!!

なにかキターーーッ、な図。ついに。

しかし、しかし、また、いつもの、しかし。

ゴミばかりを引っ張る展開の、しかし。

時化の海は、防波堤の内側に大量のゴミを集めているのでした。

かなわんわあ、おもし! おもし! パックロッドでは、キツか。

捨てられた傘まで引っかかってくる始末。

「弁当忘れても傘忘れるな」

これは、北陸地方の教訓だそうですが、私には、弁当のほうが大事やけどね。

気持ちが萎えてきて、お腹が空いてきました。


竿を仕舞って、金沢市街へ戻る。

準常連となっている、浅野川ぞい、鈴見橋たもとの焼肉店へ。

このお店は朝から開けており、夜行バスや長距離バスの運転手さんたちも憩うお店。

80歳を超えたママが、やさしく、快活に迎えてくれる、私にとっても憩いのお店です。


飲みたいものを飲み、食べたいものを食べる。

ママが私の顔を見て即座に、入れてあるボトルと氷、炭酸、、、、まだ明るいのに。

バラ肉、レバー、頬肉、ロース、ホルモン、厚揚げ、タマネギ、ナガネギ、食べたいものを片っ端からガスロースターに載せて、片っ端から焼いて食べる。うまし! うまし! うまし! 白菜の漬け物も、おいしか!

寒風吹きすさぶ日本海から戻ってきたこともあって、次第にぶりぶりと酔っていく私。まだ明るいのに。大丈夫か、私。

金沢には、いろんな食材が揃っています。なかで、やはり、一番は焼肉でないでしょうか。もの凄い焼肉の人気。カニやブリや鮨などは、観光に来られた人に食べさせておいて、金沢市民は、焼肉ばかり食べている。

これが、私の率直な印象なのですが、いかがでしょうか。加賀平野でとれたお米も焼肉にマッチしていていて、うまし! うまし! うまし!

結局、今回も、飲むか食べるかしているだけで、本当に、大丈夫か、私。


帰る時間がやってきました。

金沢駅へ入線してくる、はくたか号。新幹線にバトンタッチの直前とあって、いろんな人が最後の姿を撮ろうと集まっていました。


想えば、縁あっての、金沢行き。

はくたか号には、20回以上は、乗ってきたと思います。

上越新幹線で越後湯沢へ。ここで乗り換えて、金沢へ。戻りも、同じコースで東京へ。

東京〜金沢間には、米原回りを含めて、いろんな経路がありますが、航空機を除けば、最短時間となるのが、上越新幹線とき号と特急はくたか号のコンビでした。

これも、いよいよ、最後か。


入線してきた車両とは別に、待ち受けていた車両がありました。

能登半島の和倉温泉から先着していた、これも、はくたか号。

ここで繋がって、越後湯沢を目指すわけですが、和倉温泉、福井、金沢。はくたか号は、

北陸三県すべてを走ってきたのですね。たくさんのファンが、撮影をしていました。


今日は、遅れないでね。

でないと、上越新幹線に乗り継げないから。新幹線は待ってくれないからね。

これも、はくたか号に乗る時に、いつも胸につかえたところ。

でも、これが最後だと思うと、なんだか、とても愛おしくなる見慣れたボディ。

これまで、在来線では、最速の160㎞を誇ってきたそうです。

フェーン現象で、うだるほど暑い北陸の夏。

厳しい北西の風雪に晒される北陸の冬。

ずっと走ってきた、はくたか号。さようなら、私の、はくたか号。


車内では、記念のカードが配られました。

3月14日の土曜日から、はくたか号は、新幹線の名前になります。さらに、途中駅をほとんどすっとばしていく、かがやき号という超高速列車も走ります。

東京と金沢が、大阪へ行くのと、ほぼ同じ時間になるという新幹線のスピードの脅威。

北陸に、どんな時代がくるのでしょうか。

私には想像もつきませんが、また新幹線の通った時に、金沢を訪ねたいと想います。

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