目覚めたら青空でした。なら行かんばもったいなかね、と、三浦半島を目指す。
現地の釣りエサ店には9時過ぎに到着。
お客の引けた店主は商品の値段つけをしながら電話の応対。
「みんなボクが10時から遊びに行くと思ってるみたいですが、これからが大変なんです」
解ってます、、、ご商売は大変です、、、こんなご時勢だしね、、、、お疲れさま。
以上、私が車中で寝ているあいだ、ヒツジ(釣り執事)との会話と伝聞。
城ヶ島の小磯へ。
そよ風、さざ波、水にすこし濁りはありますが、台風の荒れ後には見えず。
スカっと晴れ渡った空が快適、家を出てきてよかったとしみじみ、、、。
底は岩ばかりなので、軽くそろっと投げてアタリを待つ、、、。
途端に、ビビン、ビンビンと魚から電話がかかってくる!!!
美しいベラ、、、、ニシキベラ。
シュノーケリングのお伴を地上で拝見する。
浅瀬にたくさんいるので、まず掛かってくるの?
ビビン、ビンビンから、ゴンゴン、ゴクゴクっとなってこちら。
お馴染みのササノハベラ。
圧倒的な数を誇るためか、こればかり掛かってきます。
その都度、逃がしていたのですが、なんとなく後ろから見られているような、、、。
振り返ると、この方。
しれーっとした表情で立っていらっしゃいます。
そうか、そうなのね、解ってますよ、なにをおっしゃりたいか。
で、魚を持って近づくと微妙にすこしづつ離れるのですが、
水たまりに魚を置いて私が釣り座へ戻ってみると。
おおまたで歩いてきて、こうなる。
この時、両翼を広げるのは、かがむためのバランスをとるためでしょうか、かわいい。
そして、首をあげて、そこそこ大きいはずのベラを頭からいく。
細い首がコブのように膨らむものの、ゴックンとお腹に落ちていきました。
そのあと、前カットのポーズに戻って、ずっと見ているわけです。
「見る、見られる、いいフィッシング」
そんな標語がありましたね。ない?
カツ、カツカツカツときて、ギューンとなったらこの方。
本命です。一応、本命にしています。
逆に、カツ、カツカツカツときて、ギューンとならなくてもこの方なのでしょう。
エサがすっかりない。お見事! ヤラれた。あんたが一枚上。
キープのサイズが揃って、気分は上々。
とか、燃えたり、ヤキモキしたりして過ごす秋の午前。
アオサギ氏にベラをあげていると、それを見つけてトンビやカラスが飛来。
「アイツにばかりエサやって、オレらはどうなるんだよお」
みたいなので、チーカマをちぎってあげると納得してくれたようでした。
そんな時間もお昼を過ぎると、この方ばかりになってきまして。
ノースベッドグーフ。
アタリがカワハギと似ていて、紛らわしくてイケマセン。
鳥たちにもあげられないし。
場所を、三崎港の護岸に移りました。
午前中は、たくさんの釣り人で賑わっていた様子。
イワシが鈴なりになっていたようです。
そんな喧噪が終わったらしい護岸から、テンビンの仕掛けを引きました。
あらま。
本日のミニマム記録。ワッペン。エンブレム。
掛かりも浅いのでソク放流。
湧いてきた?、、、、、、秋本番の魚影でしょうか。
小腹がすいてきて三崎港ですからね、マグロでしょう。
ってな安直なノリで後ろの商店から激安の冷凍のブツを買ってきて解凍。
ぱくぱく食べたのですが、刺身ばかりそう食べられるものではなく、、、。
あとは、背後でお待ちの、トンビ、カラスへ、大感謝祭。
披露されるフライングキャッチを眺めていたら、猫まで来た!!!
胸のすく青空だ、つい大盤振る舞いの1日。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<宣伝>
『投げ釣り列島縦断』(メディアボーイ刊・税込み1700円)
全国書店、釣具店のほか、楽天、アマゾンなどインターネットでも発売中。
0 件のコメント:
コメントを投稿