2016年2月6日土曜日

最短距離の釣り場に向かい、、、ガガーリン!

今週の定休日は大寝坊。天気は抜群。口惜しか。で、懸案だった最短と思ったあの場所。


目の覚めたのは11時。結局いつもの浦安か、となったところで考えこみました。

針路を西にしたほうが、、、、せめて西日を頼りに、となって、首都高の羽横線へと。

目指した場所は、かねてより懸案の京浜工業地帯の一角でした。

ゴミ焼却場のエネルギーを使っての、浴場、温水プール、植物園まである。

これが大都会や、と言わんばかりのハイパーな光景のなかの保養施設。

疲れていたので、ここで湯に浸かるのもありかな。と揺らいだのですが。


目的だった施設の外側の岸壁に出てみました。

眼前に、きゅわーんと伸びる二本の塔。

素敵でした。なんだあれは? 緩く吹く向かい風のなかの、二本の巨塔。

火力発電所であることを、帰ってから知りました。

ここでも、温泉が湧いているようでして。


ところが、いきなり。

ガガーン! ガガーン! 

やってはイケナイことの、第一項目に、ガガーン!

地球は青かった、、、、、私も真っ青になった、、、って、ガガーリンか、わたしは!

って、ガガーリンって、いまの2016年。

いったいどれぐらいの人が知っているのか、ガガーリン!

わたしの年齢では、アームストロング船長が、せいいっぱいなのに。ガガーリン!!!


すっかり怯えてしまったわたし。

禁止って、アタマごなしに書かれてしまえば、怯えます。

でもなぜか、投げ竿を取り出してしまったのにはワケがある。

投げ竿しか、持っていないから。

そこで、軽いオモリを選んで、ソロリと軽く投げたりしまして。

まわりの方々がみんな投げ釣りをしているので、

斯様なライトな、控えめな投げ釣りなら、許されるのかな?

しかられたらヤメヨウ、みたいな心持ちで目の前の鶴見つばさ橋を見てました。

トラックが途切れることなく湾岸線を行き交っています。

アタリは、、、、、。魚は、まったく行き交うことなく、、、。風に吹かれるのみ。


背後にはこの方、ミケコさん。

張り付く気配もなく、よく眠っていらっしゃいます。

これで誰かに魚が掛かったら、速攻、起き上がったりしてね。

そうなることを欲するのですが、彼女は微動だにせず、よく眠っています。


左側は、京浜運河。

東京から横浜につながる大工業地帯の海の道。

人間の生産活動は、滞ることなく続けられています。


投げ釣りに飽きて、短い竿で足元にポトリと落としたりもしてみる。

魚がいると、ツンツンとか、グッっと竿先がおじぎしたりするのですが、、、。

まっっっっっったく、気配もなく。

ひとり、またひとりと帰っていくまわりの方々。

今日は、初めての釣り場に来ただけでもいいかな。


ミケコさんは、定位置らしいベニア板の上で寝てらっしゃいました。

あたたかい居場所を知っているミケコさん。もっとも寒い時期だからこそ。

そして毎日釣り人を見ているミケコさん、今日はダミダこりゃあ〜〜なのかも。

釣果は寝て待て、、、という格言もありますしね。

今日は爆睡するに限るって? そうなのか、そうなのでしょう。

来る途中でたまたま見つけた立ち食いそば屋さんのことが気になってきたわたし。


約3時間、釣りをしました。

海を見たから気持ちは晴れました。

朝寝坊の定休日はこれでいいのだ。

帰りしな、踏切りにかかる。

大工業地帯に勤める方々を乗せるJRの線路。

夕刻にさしかかり、お腹と気持ちが、あの、立ち食いそば店へと逸る。


ガガーン! ガガーン! ガガーリン!

来る時は開いていたのに、その、下ろされたシャッターの冷たさよ。

午後2時までの営業とケータイのネットで知る。

こうなりゃ、はよ帰ろ。早よ帰って、早飲みぢゃあ。やれん。やっとられん。

汐入の入路から羽横線に駆け上がり、いちもくさん。釣れなくてもいい。

家から、できるだけ近い釣り場を、これからも探していこうと!

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