先週の木曜日。それをいま宿題のように書いているのですが、内房のいつもの場所。
釣りよりも、今日のメインの目的は、今季の初泳ぎ&シュノーケリング。
8時30分という遅い到着で、とりあえず現地でエサを買い、ちこっとだけ竿を出す。
真っ青な空、グングン高度をあげる太陽、夏だ、夏なのです。
気温も上がる一方で、さあ、ひと泳ぎへの期待の高まるひととき。
モソっ、モソっ。ん?
モソっ、モソっ。ん?
モソソソソーっ。ん?
巻くと、ちょっと重い。
この方でした。夏顔ですねえ。
背後に気配を感じて。
この方がいました。ご当地名物の張り付きニャーゴ。
さらに背後には、やはりご当地名物のトンビーたちが旋回。
熱視線に耐えられなくなり、用意した魚肉ソーセージをちぎっては投げ。
地上は、炎熱となってきました。
こうなると、もう耐えられない。ヒツジは、マスクとシュノーケルで海へ。
ところが、、、ひゃああああああああ、とか、奇声を上げてます。
どこの、あぶないオッサンや?
水が、物凄く冷たいとか。
私も足首まで入ってみたところ、噛みつかれたような冷たさ。
私は、泳ぎは、イッパツで遠慮しておくことにしました。
執念で(やせがまん?)で、水中を眺めているヒツジ。
上がってくると、歯をガタガタさせながら話しました。
とても、耐えられない。長く浸かっていられない冷たさとか。
同時に、魚の姿が見えない、ウミタナゴを1尾見かけただけとか。
いつもお見受けする、クロダイ、メジナ、ベラ、キュウセンが居ない。
あとから来た投げ釣り師が教えてくれました。
昨日、北東の風が吹いて、水温が2度も下がったそうです。
ヒツジが、唯一、シロギスの群泳を目撃したという場所。
砂浜側にある河の流れ込みでした。
川水のほうが陸地で熱せられて温かいので、その流れに添って泳いでいたとか。
ちょっとやってみ、というので、投げてみたところ、一発で針がなくなる。
「あ、グーフはその5倍以上は泳いでいたなあ」
それを、早よ言わんかい!!!
気温はさらに上昇。
地上は、暑くて、立っているのがやっと。
海水は、冷たくて、泳ぐ覚悟ができない。
寒暖差のジレンマ地獄。
どうすれば、いいの?
帰る、帰らない、帰る、帰らない。
こころを、見透かすように、この方まで、あきれ顔で横たわる。
その時でした。
ブルっ。ブルブル。
まるで、一陣の清涼のごとく。
こころ、ときめく。ああ、これは確か。
姿を確認できた時の喜びが、この方にはありますね。
1尾でじゅうぶん。
納得できた瞬間でした。
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