2016年7月11日月曜日

7月を告げる内房初泳ぎ、、、のはずが。

先週の木曜日。それをいま宿題のように書いているのですが、内房のいつもの場所。


釣りよりも、今日のメインの目的は、今季の初泳ぎ&シュノーケリング。

8時30分という遅い到着で、とりあえず現地でエサを買い、ちこっとだけ竿を出す。

真っ青な空、グングン高度をあげる太陽、夏だ、夏なのです。

気温も上がる一方で、さあ、ひと泳ぎへの期待の高まるひととき。


モソっ、モソっ。ん?

モソっ、モソっ。ん?

モソソソソーっ。ん?

巻くと、ちょっと重い。

この方でした。夏顔ですねえ。


背後に気配を感じて。

この方がいました。ご当地名物の張り付きニャーゴ。

さらに背後には、やはりご当地名物のトンビーたちが旋回。

熱視線に耐えられなくなり、用意した魚肉ソーセージをちぎっては投げ。


地上は、炎熱となってきました。

こうなると、もう耐えられない。ヒツジは、マスクとシュノーケルで海へ。

ところが、、、ひゃああああああああ、とか、奇声を上げてます。

どこの、あぶないオッサンや?

水が、物凄く冷たいとか。

私も足首まで入ってみたところ、噛みつかれたような冷たさ。

私は、泳ぎは、イッパツで遠慮しておくことにしました。


執念で(やせがまん?)で、水中を眺めているヒツジ。

上がってくると、歯をガタガタさせながら話しました。

とても、耐えられない。長く浸かっていられない冷たさとか。

同時に、魚の姿が見えない、ウミタナゴを1尾見かけただけとか。

いつもお見受けする、クロダイ、メジナ、ベラ、キュウセンが居ない。

あとから来た投げ釣り師が教えてくれました。

昨日、北東の風が吹いて、水温が2度も下がったそうです。


ヒツジが、唯一、シロギスの群泳を目撃したという場所。

砂浜側にある河の流れ込みでした。

川水のほうが陸地で熱せられて温かいので、その流れに添って泳いでいたとか。

ちょっとやってみ、というので、投げてみたところ、一発で針がなくなる。

「あ、グーフはその5倍以上は泳いでいたなあ」

それを、早よ言わんかい!!!


気温はさらに上昇。

地上は、暑くて、立っているのがやっと。

海水は、冷たくて、泳ぐ覚悟ができない。

寒暖差のジレンマ地獄。

どうすれば、いいの? 

帰る、帰らない、帰る、帰らない。

こころを、見透かすように、この方まで、あきれ顔で横たわる。


その時でした。

ブルっ。ブルブル。

まるで、一陣の清涼のごとく。

こころ、ときめく。ああ、これは確か。

姿を確認できた時の喜びが、この方にはありますね。

1尾でじゅうぶん。

納得できた瞬間でした。

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