部屋からもっとも近い親水公園へ。W海浜公園といいます。それでもクルマで約1時間。ほんの、ちょっとだけ、投げてみたいなと思った気分だったのですが、、、。
駐車代を払って入ってみたら、釣りをしてもいい堤防は竿の放列。遅すぎました。ウオーターフロントをまたぐという豪壮な湾岸新橋にみとれてしまうだけ。
致し方なく、人工磯と呼ばれるエリアで場所さがし。しかし、こちらも空きスペースを見つけるのにひと苦労。
前の方々が、ちょうど辞めた直後を見計らい入りました。大都会の水際は、竿を出すだけで、しあわせを感じてしまうほど混んでいます。通勤電車と一緒ですね。
人工磯。どこからか大きな岩を運んで来て構築されています。親水や釣りにも考慮をされているのか、足元は比較的いいのです。
ところが、反応がない。まったく反応がない。エサはかじられているのか、すこし無くなってはいます。でも伝わる反応がない。
沖合に、ボートが一隻やってきて糸を垂れてますが、あそこまで投げれば反応はあるのかしら? と思うほど反応がありません。前の家族たちが、憔悴しきって場所を離れていった表情が解ってきました。
ほんの少しでも、ビビっと竿先になにかが伝わらないと面白くないですね、釣りは。
置かれた岩の水際を凝視してみても、なにもいない。なにも生えていない。なにもくっついていない。沈黙の水際。
まわりは、釣り人が居るだけで、やっては帰り、また次ぎの人が来る感じ。
オマケに、エンジンのついた草刈りマシンが2台も登場。エンジンをバリバリと咆哮させながら、背後を走り回る。うるさいし、運転は乱暴。
なにも、こんな人の多い休日に、闇雲に走り回ることもないのに、、、。
シートを敷いてくつろいでいた方々は、別の場所へと移動していく光景を見てしまう。
刈り込んでいたのは、この花々たち。見たことがありません。外来種だから? そうかもしれません。
だけど、なにも休日にエンジンをぶちカマして、多くの来場者に顰蹙をかうこともなかるまいに。こんなの、人の居ない平日に、粛々ときっちり駆除すればいいのです。
こころの、ささるれだってくる私。
さらに、オマケに、この公園は、そのほとんどをゴルフ場が占有して、あとはマリーナ。海辺を見に来たり、釣り糸を垂れる人は、狭い場所に押込められている感じ。
おまえらは、そこで蠢いておればよい、みたいな。ますます、ささくれてきました苦笑。
釣り人は、それだけ忌み嫌われるマナーしかなかったという結論なのでしょうけれど、釣りをしてるなかにはちゃんとしてる人もいるわけで、ささくれますね。
ほんの1時間で竿を片付けて、帰って、料理することにしました。
冷凍庫に入れてあったシロギスたちを解凍。
さっとフライにして三杯酢。茹でた野菜をのせてみました。野菜はやや硬めでいきました。こころが、すぐ、ささくれるのは、野菜不足か、、、苦笑。
うまし!!でした。ハイボールに口をつけながら、こころが次第に穏やかに。
ちなみに前日。
ヒツジ=(注・釣り執事)が西伊豆に行ったそうです。旧知の釣り友だちと半夜を過ごしたとか。本人は諸事情あって釣りをしなくて見ていたそうですが(自己申告)釣れたアナゴを貰ってきました。
江戸前の名物マアナゴでなく、ギンアナゴ? ゴテンアナゴ?
とても新鮮なので、イッキに捌いてしまいました。
軽く、煮てみました。
醤油、みりん、お酒を少々。普通に煮た、煮アナゴですかね。
これが、なんと、うまし! うまし!
小骨の少なかったため、舌にも触れないし、うまし! 旨くイケたのでしょうか。
秀逸だったのはコチラ。
ソテーに、オリーブ漬けトマトかけ。うまし!うまし!うまし!うまし!うまし!
某社から表彰されるぐらいハイボールの進むこと、うまし! でした。
ちょっと昔、お鮨屋さんで、アナゴにハマった時期がありました。それこそ、多様に調理されるマアナゴを、あの手この手で食べて満悦しました。
しかし、このアナゴだって、ちっとも負けてないじゃない!
ヒツジは、首をややかしげている様子もありましたが、結局、ヒツジのほうが多くを食べていました。
アナゴは種別に関係なく、釣りたてを丁寧に調理すれば、結構イケる気が、、、。
身を落としたあとの、アタマ、骨まわりは、出汁をとってみようと水からゆっくり煮汁に。冷ましたあと、冷凍庫で保存することにしました。
しばらく寝かせて、次回は、なにをしようかな。身がおいしいので、骨まわりも楽しみ。
久方ぶりの釣り。近在の公園で、ささくれたこころ。それも、お魚を料理して一杯やれば、いろんなコトがスゥーーっと溶けてしまう。釣魚料理は最高。
素晴らしき休日になりました。
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