ナオキさんのお店でエサを購入。
天気がいいので、遊歩道をつたう油壺湾の入り口へ向かうことに。
ここへは3年ぶりぐらい、海岸の景色がおぼろげだし、だから道筋は新鮮。
ジョギングの御仁に抜かれながらも、期待がふくらみます。
あっ、青い鳥が、すぐそこの梢に止まったりして、なんだかいい感じ。
という気持ちをズガーンと落としてくれたコレは一体?
おそるおそる崖の下を見てしまいましたが、ナニもありませんでした。
遊歩道の起伏と同じく、気分も、上がったり下がったり。
目的地に到着すると、先客さん2名。
カップルで投げ釣りなので、テンション上がりました。
ところがです、その眼前に浮かぶ白いブイの数々、まるで釣り場全体を覆うように。
先客カップルさんたちは、そこを必死にかわすように巻き取ってはいるのですが、
私にはその自信がない。きっとブイをつなぐ真横に這うロープの餌食になること確実。
ダミダこりゃ〜〜〜。
またテンションが下がったのに加えて、諦めてとって返した遊歩道は上り。
釣りをする前から汗ばむ展開となりました。きびしか。
ちなみにこの日、当ブログ常連うみかぜ公園メンバーは、黒ヒツジ&JUNさんのふたり。
私とヒツジ(釣り執事)が登り勾配にフラフラになっているところへ携帯が鳴る。
JUNさん、本命マコガレイ39センチを獲得の朗報。
やりましたね、あれっ? 黒ヒツジは?
結局、三崎港へ。
いつもの場所、通称・白灯堤防のある護岸。
だったのですが、いつもと違う光景にはばまれる!
護岸の右角が広い範囲にわたって金網で囲まれてしまい、立ち入り禁止に!!!
近隣では、超低温冷蔵庫の建物の増設工事も開始されており、唸る重機がすさまじい。
釣り人の存在できるスペースがますます狭められてきた印象でした。
立ち入り禁止になった距離をなんとか稼げないものか?
といっても、私の投げる距離では、ただリキんでいるだけみたい。
ここは丁寧にと心して、じっくり、ゆっくり、底を探っていきました。
釣り人同様、居住の肩身の狭くなったネコたち。
左端が母ネコと推察、右側の仔猫は右前脚を負傷、大きく腫れて痛々しい。
チーカマをちぎって食べさせると、母ネコがすべて仔猫に譲って自分は食べない。
なんとか一匹、魚が掛かれば、生のおっそわけができるのですが。
ツツツツーンという感触で掛かってきた三崎港迷物。
赤くて、痛くて、怖い方。これでは、ネコたちに渡すわけにいかず。
ところが母ネコは対処方法を心得ているのか、ねだってくるのです。
でもナニかあったら大変なので、海へ戻しました。
コの字形の港湾入江を歩いてさぐる。
岸壁から離れた船の水流が魚たちに活性を与えないだろうか。
流れの帯に投げてみたりもしました。
しかし、とにかく、三崎港、まだ春らしい水辺を感じません。
もはや、これまで!
コンビニでお昼を買ってさらに移動。
長井港まで戻ってくると、先客さんがちょうど竿じまい。
運よく先端部が空いたので、対岸の堤防との間を探れました。
ただ先っぽなので、行き交う船には神経を使います。
前日までの大荒れから穏やかになり、釣り船たちも大賑わい。
港の内外に注意を払って、投げる、探る、あっ船だ、あわてて巻く。
ついに、ちいさなアタリをキャッチ。
おおっ、サイズもちいさいですが本命が居ました。
針先がほんのちょっと掛かっているだけなので放流。
まず、この1尾で気持ちがグーンと上昇気流に。
長井港には、魚は居ました。
いまの季節は、居なかったら、どんどん移動するのがいいのですかね。
アタリは小さくとも、魚がのってきたり。
魚がのらなくても、エサはついばまれていたり。
明らかに、魚たちが活動している証しを感じました。
水温を測ると16度、気温は21度、陸上はとても過ごしやすい日和。
ゴン、ときて、ドーン! 巻くと首振り。
水温16度ともなると、この方も起きていました。
今年も「ベラの女王」を目指しますか。
右のお隣さんは、パパと娘さんのコンビ。
玉ウキがよく動いているらしく、おふたりとも夢中、集中。
海の底、海の中層、それぞれに、春はようやく来ているのだなと。
足元には、吐かれたイカスミがポツポツと。
ツツツツツイーン。
そんな感じ、エサをくわえたまま、どこかに持っていこうとしていた感じ。
小さなホウボウでしたが、ほうぼうを這っていこうという意志が伝わりました。
胸ビレは、まさにバタフライ!!!
この世のものとは思えない魅惑の色彩と紋様に、見入るばかり。
うつくしか。
アタリが賑やかになってきました。
ブルっときた。
キューンときた。
まさに、目の覚める春胎動の一発でしょうか。
ああ、ここへ移ってきてよかった。粘ってよかったと思う感激の体格。
パキっと張りのある砂色とピンク、青紫の艶やかボディでした。
今年もまた、シロギスの季節がやってきたようです。
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