度重なるテレビ露出やネット情報で、あまりに知れ渡り過ぎたという葛飾区立石。
地元の方や、知る人ぞ知るの存在だった飲食店が、全国区的知名度になったそう。
『いま、なぜ、立石なのか?』
日曜日は、平穏な、葛飾区の、普通の街の姿を取り戻している、、ということで。
散歩がてら、浅草線→京成電車に乗って向かった次第でした。
駅前の商店街やアーケードは、がらーんとしてました。日曜日ですからね。
ポツンと開けているお店もありますが、休みは"休み"と言わんばかりのシャッター状態。
むしろ、人目を気にせずどんなお店があるのか確認するには好都合。
とにかく初めての"立石詣で"なので、ビギナー向きには日曜日なのかな。
噂の、人気通りのひとつと紹介されている、仲見世アーケード。
平日では、行列を区切って、分散させての行列もあるようです。
ちなみに、知人で立石に通うTさんによると、立石入門は一見にはとても大変とか。
まずは、知人を通じて、入ってから流儀を得る方式が無難ということですが、、後述。
もっとも、テレビやネットで有名なお店は軒並みシャッターなので、
中身のディープさ加減は解らず。
唯一、角地のお鮨屋さんは開店中で、行列が出来ていました。
若いカップルや、男性の友人同士といった、みんなビジターのお客層ばかり。
店内は、カウンターのみ、立ち食いスタイルで、肘の触れ合う大盛況なのでした。
アーケードを離れての、こちらも著名と紹介される店舗のまわりを歩く。
人通りがなく閑散としてますが、飲食の内容、定休日、営業時間、店主のポリシーなど、
予備調査するには、うっけつけの状況でした(後述)
もっとも、平日に(私の定休日に)来てしまったら?
ああ。人事不詳、、、、、、、果たして自宅に戻れるのか心配になってしまう。
家屋と家屋との隙間に、とても素敵な門構えを発見。
これが、立石名所のひとつとされるヨコチョウなのでした。
灯りの点く時刻にやってきたら、まるで誘蛾灯のように見えるのかしら?
想像しながら、ずいずいと奥へ奥へと進み入ります。
なるほどね、、、、なるほど。
これは、確かに、たまりませんね、好きな人には、たまらん。エキサイト。
酔うほどに、酔えば酔うほど、名宮、迷宮、ワンダーランドになるのでしょう。
このお店のなかに、馴染みがあったら、通いますよね、どうしても。
ただ、一歩間違えると、ですよ、最近流行のテーマパークみたいになったら、、、、。
ここで、後述とした、立石の流儀について。その1。
お店の店頭に、多く掲げられていたのが、飲酒をした人の入店禁止。
お酒の街なのに、いったいコレはどういうことか?
簡単にいえば、よその店で飲んだ方はご遠慮いただきたい、、、つまり。
ひとつのお店で、とことんいきなさい、じっくりお付き合いください。
このように、捉えることが大切なようです、立石は。
一決主義、一穴主義、いさぎよく。ハジゴはアカン、ということ?
もうひとつ感じたこと、、、、その2。
店主のこだわり、ポリシーに、協力、賛同いただきたいという主旨。
味、嗜好、雰囲気、これらを共有して楽しみましょうという示唆を感じました。
飲み助、呑み師には、とても大切な矜持みたいなものだと思うな、いまシラフの私は。
もっとも立石に限らず、すべての飲食店にあてはまる客の流儀だとシラフの私は想う。
お酒、、、だけでなく、、、食堂も名店が多いと評判の立石。
シングル、ファミリー層を問わず、日曜日も賑わっておりました。
深酒しなければ、最後のシメは、いつもの食堂で、、、、、。
これぐらいはまったく許されるとは、常連の知人Tさんの言葉。
あっ、このお店は、立石にもあるの?
浅草にある有名な芋ようかんの銘店を発見。
運良く、奥から女将さんが出てきて、暖簾分けの経緯を伺う。
つい買ってしまった、芋ようかんと、やはり名物のあんこ玉。うまし! あまし!
浅草に負けじと、道頓堀もありました。
こういうお店のたたづまいが、東京で、まったく違和感なく溶け込んでしまう。
立石の魅力、いえ、葛飾区には、まだそんな風情を残していると言えますが、、、。
昭和が残っている、亀有や柴又に比べて、立石には、昭和が色濃いのでしょうかね。
とはいうものの、立石も駅前や線路端を中心に、再開発の波がやってきていました。
2020年を前に、著しい変化を遂げる街のひとつなのかもしれません。
だから、いまのうちに、行ってこよう、見てこよう、食べてこよう?
ただ、それだけでなく、どこか懐かしく感じる風景を覚えておきたい。
人通りが少なく、とても明るい時間に、葛飾区のダウンタウンを散策。
短い時間でも得るモノがあったなと、しみじみ想ったシラフの私なのでした。
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