2018年5月27日日曜日

環境展に行ってきました

東京ビッグサイトで5日間にわたって開かれた、2018 NEW環境展を見てきました。


 毎年開催されている環境展、今年は私の平日の休みとのタイミングが一致。

ぜひ一度は見たかったので、東京ビッグサイトへ向かった次第でした。

時流を反映してか、地球温暖化防止展と銘打たれたイベントも併催。

空気、水、土、資源の再生利用、、、企業、団体、地方自治体、学校などなど。

いろんな方面が取り組む、地球を「よくするため」の方策や製品を見学しました。


見本市、メッセ、展示会、、、いろんなイベントが多々ありますが、

東京ビッグサイトの規模での展示は、また格別な印象があります。

とにかく、広い、高い、果てしない、途方もなく。

パンフの位置図とにらめっこしながら、自分のいま居る場所を確認しながら歩く。


いきなり専門的な機械やシステムは、理解するのが大変。

そこで入門として、クルマ、いつもお世話になっているパッカー車(ゴミ収集車)

ゴミの集荷、搬出ひとつにも、臭いや音を抑え、働く方々の安全を考えた工夫が。

説明に聞き入るのは、プロの関係者ばかりのようでしたが、シロウトにも解りやすい。


事業や生活から出た廃材や不要品を、砕いて、捨てられるレベルへ加工する機械。

詳しいところまではわかりませんが、その仕組みぐらいは、勉強、勉強、見て、考える。

社会科見学というのは、おとなになってからのほうが、有意義? でないかと、、、。


↑こういった固形物が、こういうふうに加工される、という過程。

少しづつ、土に戻る、戻せる、ということを、見ていきました。


作ったもの、便利なもの、生活必需。

ありとあらゆるものは、いつか、古くなり、朽ちて、使用が難しく、捨てる時がくる。

環境に、できる限り、負荷を課すことなく、いかに、安全、無害に、終わらせるか?

いま、日本の企業の、意地と技術力が試されているようであり。


細かな水滴を噴霧するミストは、注目のアイテムのひとつ。

解体工事などの業務用から、一般的な街角の、冷却、防塵の対策まで。

いろんな大きさ、タイプがあるようです。


下水道、週末処理、最終的に、川や海へ水を戻すことは、とても大きな、テーマ。

濾過、浄化への取り組み、壁になること、使った水を、使う前の水にすること。

1立方メートルの水を、浄化するために必要な水の量とは?

日頃、家庭で流している水についても、つい考えてしまいました。


水の後始末について、まずは、一杯、一服つけながら。

カフェスタイルで、お水を飲みながら、お水の相談にのります。

いろんなアプローチ、前向きな取り組み、小粋な提案の会社もありました。


毎年、全国で、必ず起きる、洪水、氾濫の被害。

一時的であっても、その被害を食い止めるための防水フェンスの提案製品の展示。

さまざまなカタチで起きる災害の即時対応の必要性と同時に、

人間の生産活動、地球温暖化、の根本の理由との整合性を考える機会にもなりました。


えっ、この会社が、こんな取り組みを!!!

環境展は、企業にとっても、新しい顔、自社のこだわった環境性能を謳う機会のような。

意外だった、なんとなく解る、そういう出会いも多々ありました。

環境性能というのは、いま一番のキーワードのようですね。


クールビズへの取り組みも、ひきを切らず。

こちらは、特殊な環境下で働くための、冷却装置を備えたジャケット、パンツの展示。

鉄工所など、炎熱のなかでの労働にたいへん重宝する仕様でした。

クールビズの考えとは、趣きが異なりますが、専門職の方には、理想のジャケット?


バイク、しかも、レーサーが置かれていたので足を止めてみましたら。

いろんな、大小の冷風扇が並ぶブースなのでした。

ひんやり、すずしい、だから、作業もはかどる、安全、安心。

夏の、鈴鹿8時間耐久レースでも活躍しているという冷風扇でした。


展示は、東京ビッグサイトの屋内だけにとどまらず。

外では、廃棄物における、種別・選別のデモンストレーション。

また、ゴミを環境に配慮しながら燃やし、発電、給湯するシステム製品の実演。

小さな会社であっても、その想いと技術力は、圧倒されるものばかりでした。


小休止。

ちょうどお昼にさしかかり、展示ブースの片隅では、お弁当の販売が開始。

環境展なので、どんな内容のお弁当か? ほうほうほう。

まこぶさ食堂の店主として、ここのチェックは重要、ただの食いしん坊です。


地方自治体での、参画も、拝見できました。

投げ釣り、河川や海岸での泳ぎやシュノーケリングといった、

つねに、水、土、山、森、空気と触れ合うことが大好物になってしまった私。

とりわけ、自然環境の回復に力を入れる自治体、企業には、注目してしまいます。

最後の清流を守る高知県、スタバよりスナバを重要視する鳥取県、、、、。


♬島根うまれのしまねっこぉぉぉ〜、で、すっかりお馴染みの島根県。

釣りにおいて、川、湖、海、いづれも、日本屈指のサイコーのフィールドゆえに、

できれば、日本の各都道府県の、お手本となられることを、期待したりするのです。


島根県 江津市の「苔」を利用した、緑化作戦の展示。

木々の生い茂る山地を、右に左に蛇行して進む豊富な水量の江の川。

河口の街江津で、かつてお会いした、画期的発想を持った方々の生き方を思い出して、

急激に、行きたくなってしまったりするのでした。


粉砕した瓦(石州瓦)の再生利用を考案した展示の数々。

水を濾過できる能力によって、水生動物の暮らせる環境の構築。

庭や駐車場に敷くことで、コンクリートやアスファルトにはない、熱吸収や水はけ。

降雪とフェーン現象の同居する日本海側らしい発想、着想に感心することしきり。

全国の、瓦産地に、再生利用をめぐるいろんな連携提案やヒントになるのではと。


水のことに触れたせいか、水辺へ行きたくなる。

東京ビッグサイトの有明から、若洲海浜公園のある埋立て地はクルマならスグ。

釣り客の皆さん、ベイゲートブリッジを行き交うクルマを眺めながらお昼を食べる。

世界でも指折りの大都会の、前の海で、かろうじてでも魚の姿はある。

これは、誇れることなのか? それとも、努力次第で、もっと増やせるものなのか?


「やっぱ、人間が、もっともっと、深く、考えてくれんとにゃあ」

木立の茂みには、白い野良ニャーゴさんの姿、ご機嫌はいまひとつの様子。

「魚が居るとにゃあ、ワシにも回ってくるにゃあ、カリカリだけじゃ飽きるにゃあ」

そう勝手に解釈しながら、環境展、海浜公園の埋立て地を、後にしたのでした。

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