毎年開催されている環境展、今年は私の平日の休みとのタイミングが一致。
ぜひ一度は見たかったので、東京ビッグサイトへ向かった次第でした。
時流を反映してか、地球温暖化防止展と銘打たれたイベントも併催。
空気、水、土、資源の再生利用、、、企業、団体、地方自治体、学校などなど。
いろんな方面が取り組む、地球を「よくするため」の方策や製品を見学しました。
見本市、メッセ、展示会、、、いろんなイベントが多々ありますが、
東京ビッグサイトの規模での展示は、また格別な印象があります。
とにかく、広い、高い、果てしない、途方もなく。
パンフの位置図とにらめっこしながら、自分のいま居る場所を確認しながら歩く。
いきなり専門的な機械やシステムは、理解するのが大変。
そこで入門として、クルマ、いつもお世話になっているパッカー車(ゴミ収集車)
ゴミの集荷、搬出ひとつにも、臭いや音を抑え、働く方々の安全を考えた工夫が。
説明に聞き入るのは、プロの関係者ばかりのようでしたが、シロウトにも解りやすい。
事業や生活から出た廃材や不要品を、砕いて、捨てられるレベルへ加工する機械。
詳しいところまではわかりませんが、その仕組みぐらいは、勉強、勉強、見て、考える。
社会科見学というのは、おとなになってからのほうが、有意義? でないかと、、、。
↑こういった固形物が、こういうふうに加工される、という過程。
少しづつ、土に戻る、戻せる、ということを、見ていきました。
作ったもの、便利なもの、生活必需。
ありとあらゆるものは、いつか、古くなり、朽ちて、使用が難しく、捨てる時がくる。
環境に、できる限り、負荷を課すことなく、いかに、安全、無害に、終わらせるか?
いま、日本の企業の、意地と技術力が試されているようであり。
細かな水滴を噴霧するミストは、注目のアイテムのひとつ。
解体工事などの業務用から、一般的な街角の、冷却、防塵の対策まで。
いろんな大きさ、タイプがあるようです。
下水道、週末処理、最終的に、川や海へ水を戻すことは、とても大きな、テーマ。
濾過、浄化への取り組み、壁になること、使った水を、使う前の水にすること。
1立方メートルの水を、浄化するために必要な水の量とは?
日頃、家庭で流している水についても、つい考えてしまいました。
水の後始末について、まずは、一杯、一服つけながら。
カフェスタイルで、お水を飲みながら、お水の相談にのります。
いろんなアプローチ、前向きな取り組み、小粋な提案の会社もありました。
毎年、全国で、必ず起きる、洪水、氾濫の被害。
一時的であっても、その被害を食い止めるための防水フェンスの提案製品の展示。
さまざまなカタチで起きる災害の即時対応の必要性と同時に、
えっ、この会社が、こんな取り組みを!!!
環境展は、企業にとっても、新しい顔、自社のこだわった環境性能を謳う機会のような。
意外だった、なんとなく解る、そういう出会いも多々ありました。
環境性能というのは、いま一番のキーワードのようですね。
クールビズへの取り組みも、ひきを切らず。
こちらは、特殊な環境下で働くための、冷却装置を備えたジャケット、パンツの展示。
鉄工所など、炎熱のなかでの労働にたいへん重宝する仕様でした。
クールビズの考えとは、趣きが異なりますが、専門職の方には、理想のジャケット?
バイク、しかも、レーサーが置かれていたので足を止めてみましたら。
いろんな、大小の冷風扇が並ぶブースなのでした。
ひんやり、すずしい、だから、作業もはかどる、安全、安心。
夏の、鈴鹿8時間耐久レースでも活躍しているという冷風扇でした。
展示は、東京ビッグサイトの屋内だけにとどまらず。
外では、廃棄物における、種別・選別のデモンストレーション。
また、ゴミを環境に配慮しながら燃やし、発電、給湯するシステム製品の実演。
小さな会社であっても、その想いと技術力は、圧倒されるものばかりでした。
小休止。
ちょうどお昼にさしかかり、展示ブースの片隅では、お弁当の販売が開始。
環境展なので、どんな内容のお弁当か? ほうほうほう。
まこぶさ食堂の店主として、ここのチェックは重要、ただの食いしん坊です。
地方自治体での、参画も、拝見できました。
投げ釣り、河川や海岸での泳ぎやシュノーケリングといった、
つねに、水、土、山、森、空気と触れ合うことが大好物になってしまった私。
とりわけ、自然環境の回復に力を入れる自治体、企業には、注目してしまいます。
最後の清流を守る高知県、スタバよりスナバを重要視する鳥取県、、、、。
♬島根うまれのしまねっこぉぉぉ〜、で、すっかりお馴染みの島根県。
釣りにおいて、川、湖、海、いづれも、日本屈指のサイコーのフィールドゆえに、
できれば、日本の各都道府県の、お手本となられることを、期待したりするのです。
島根県 江津市の「苔」を利用した、緑化作戦の展示。
木々の生い茂る山地を、右に左に蛇行して進む豊富な水量の江の川。
河口の街江津で、かつてお会いした、画期的発想を持った方々の生き方を思い出して、
急激に、行きたくなってしまったりするのでした。
粉砕した瓦(石州瓦)の再生利用を考案した展示の数々。
水を濾過できる能力によって、水生動物の暮らせる環境の構築。
庭や駐車場に敷くことで、コンクリートやアスファルトにはない、熱吸収や水はけ。
降雪とフェーン現象の同居する日本海側らしい発想、着想に感心することしきり。
全国の、瓦産地に、再生利用をめぐるいろんな連携提案やヒントになるのではと。
水のことに触れたせいか、水辺へ行きたくなる。
東京ビッグサイトの有明から、若洲海浜公園のある埋立て地はクルマならスグ。
釣り客の皆さん、ベイゲートブリッジを行き交うクルマを眺めながらお昼を食べる。
世界でも指折りの大都会の、前の海で、かろうじてでも魚の姿はある。
これは、誇れることなのか? それとも、努力次第で、もっと増やせるものなのか?
「やっぱ、人間が、もっともっと、深く、考えてくれんとにゃあ」
木立の茂みには、白い野良ニャーゴさんの姿、ご機嫌はいまひとつの様子。
「魚が居るとにゃあ、ワシにも回ってくるにゃあ、カリカリだけじゃ飽きるにゃあ」
そう勝手に解釈しながら、環境展、海浜公園の埋立て地を、後にしたのでした。
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