2018年7月25日水曜日

炎夏、ちょい夜釣り&ちょい泳ぎ 猿島編

とにかく、暑すぎ! 釣りは夜のみ、夜が明けたら泳ぐ。いま唯一の楽しみ、です。


明日は定休日だ!

前夜、仕事を終えてから、遅い時間に、横須賀うみかぜ公園に到着。

空いていると思いきや、とんでもない!

同じことを思う方々は多いようで、護岸は釣り人でいっぱい。

しかもクルマは、増えてくる一方なのです。

びっしりと浮かぶ電気ウキの灯りをかわす自信がなく、手元にポトンと。

ま、これでも、熱帯夜の浜辺、釣りができれば、溜飲は下がるというものです。

左斜め、横須賀米軍基地の野球場の灯りが、まぶしい!!!


エサは、アオイソメ、イワイソメ、大型サイズのオキアミまで用意。

装填十分の"食物"につられてか? アタリは頻繁にありました。

でも、なかなか掛からない。嫌な予感が、、、、、。ハリスは傷ついているし。

右隣りで投げている女性も同じ様子が続いていました。


そして、正体見たり、、、ま、こういうことですね。やっぱり。

産卵のため、群れは相当大きなものらしく、仕掛けを入れた途端にガツガツと。

このまま帰宅するのであれば、キープ。

持ち帰って、大塚「壱縁」の南部さんのネタとなるのですが、翌日の泳ぎを控えて。

釣っては戻す、ばちゃん、ばちゃん、と釣り戻しを、繰り返しました。


グーフィーとの連続する対面により、すぐギタギタになっていくハリス。

根比べ、です。したたる汗を拭いながら、結び直す。

公園の外灯の下に、どっかと腰を下ろして、開き直った気持ちになりました。

でも、暑いし、汗で、目はかすむし、こういうのは、ちっとも楽しくないですね。

駐車場のクルマは、エンジンをかけて、エアコン全開。やがて、次第に、、、。

あ、こっちのほうがいい、、、疲れていたので、気を失ってしまいました。根負け。


コケコッコーーーーーーーーーーーッ!!!

朝から、太陽ギンギラ、ギラギラ、めりめりと暑くなってました。

三笠公園、戦艦三笠のたもとが、猿島へ渡る船乗り場。

水泳道具一式を携えて、いそいそ、やってまいりました。

水着には前夜から着替えてあります、昨夜から水着で釣りをしてましたのです、暴露。


1番船は、8時30分に出船、乗船代は往復運賃に入島料を入れて1500円なり。

その乗船ゲートに、まさに一番乗りで、並んでしまっていました。

パチンコや、パチスロには、こういうオバサンは、いらっしゃいますけどね(大笑)

息子や娘たち世代のクルーたちからすれば、張り切った母親を眺める想い?

そうなの、泳ぐ気、満々、泳いで、魚を見るしかない!


鼻息の荒い母親を乗せて、桟橋を離れた船は、約8分で猿島に到着。

東京湾には、こんな素敵な、離島、無人島があるのです。

2年前の、猿島の初探訪での容態は、こちらもどうぞ↓

http://macobusa.blogspot.com/2016/08/blog-post_6.html


渡った猿島の対岸が、横須賀の市街地。

昨夜過ごした、うみかぜ公園が、左手に見えます。

右手の、横須賀中央駅のほうには、高層の建物もあります。

平地が少なく、坂の都でもある横須賀では、やはり人は「上」へと行くのでしょうか。


海水浴は、ロープで仕切られた内側で。

しかし、2年前にも感じたことですが、このロープが素敵なアイテムなのです。

猿島は、東京湾の出入り口の、浦賀水道のなかの孤島のため、潮の流れが早い。

このロープにつかまって、下を見ていたら、いろんな生物を見ることができるのです。

流れる、流される、いろんな生き物の数々、人間は、ロープにつかまって、見るだけ。


まず、まこぶさ食堂の店主。

防水カメラの自撮りも、すこしづつ慣れてきました。

フエダイ? コブダイ? こんな魚、いますね。

話しは変わって、ジドリと入れると、地鶏と、出てきます、そうか、私は地鶏だ!?


うわっ!!!

遭遇のたびに、何度も水を飲んでしまいそうになったクラゲたち。

それも、午前中は、とっても多いとスタッフに教えられたとおり、

流れに乗って、次々と現れてくるものですから、怖いのなんの!

SF映画の、円盤のごとく、早い潮にのって、どんどん飛んできます。

おかげさまで、クラゲをかわす技術は身に付きました。


私の真下に集まってくれていた、キュウセンの家族。

やっぱり、キュウセンって、かわいいなあ。

身のこなし、くねったり、ひらを打ったり、仲間とコミュケーションをとったり。

数匹の集合体のなかで、1尾だけ大きな個体がいて、次第にメス→オスへと変容するサマ。

体格の発達と、色彩や柄が、変わってきているのが見てとれます。

それは、どの家族も一様で、性転換する魚族の、不思議に触れる光景です。


人間は、ときどき、ちょっと、キューソク。

船がついて、ワンパク坊や、にぎやかなお嬢ちゃんたちのグループがやってきました。

幼稚園年長? 小学校1年2年生ぐらい、渚へ来て、おおはしゃぎ、そりゃそうでしょう。

日本人の海水浴は大きく減少しているとニュースにはありました。

でも、小さい頃は、大、大、大、大好きだったでは、ないですか!

大好きだった私は、幼少の頃、おおはしゃぎのち、波にさらわれた大洗の海。

祖母に助けられて今日があるわけですが、塩水を飲んでも、海は大好きです。


猿島は、東京湾の出入り口、浦賀水道の、まっただ中、にあります。

生き物だけでなく、いろんなモノが流されてきて、漂着。

大木、流木、超大物でした。スタッフが力をあわせて熱砂の渚を搬送中。

若者たちだけでなく、中高年のスタッフの皆さまも活躍していました。


海水浴の、エリアを策定するロープにつけられた目印。

赤い旗がつけられてますが、そのフロートの部分にあたるブイが水中観察の要所。


写真には、しっかり写りませんでしたが、浮かぶブイの周辺には、小魚たち。

ブイは、木陰ができて隠れ家となるらしく、また水流のアクセントにもなる。

プランクトンが流れ留まる箇所となるらしく、小魚が集まるようです。

小枝を束ねて海に浮かべて、魚の付き場とする漁の原理が少し解りました。


猿島の用意したレンタル釣り道具で遊ぶ坊やたち。

エサをつけて投げると、すぐにアタリがあるそうで、興奮気味。

キュウセンの姿はたくさん見るので、掛からないかなあ。


また、アタった、よ。

坊やは好調、巻いて巻いて。ところが、、、、。

あれっ? エサがない、ハリもない、結び直して交換。

坊や、ワタシには解る、、、、嫌な予感と、想像される、その正体。


正解、、結局のところ、この子ばかりが、はばかります。

日中ではなく、もう少し早い時間なら、お土産に出来る魚の可能性はあり?


売店で購入した、鳥カラの正肉部分をちょっとちぎって、泳いでみました。

水中で、さらに細かくちぎって、キュウセンたちに与えてみると、ウケてました。

鶏肉というのは、少ない脂肪分の性質の良さを、魚たちも理解するようです。

ちなみに、イカやタコにもウケがいいようです。


トリカラに惹かれたのか、私のまわりにすっと集まったのは、クロダイ。

その1尾を、なんとか写すことができました(写真左側に輪郭が見えます)

クロダイも、大と小の組み合せの家族構成で、大きなメスをとりまく小さな複数のオス。

メスに変化せず、一生オスもままのオトナも居るようですが、

キュウセンと同じく性転換する不思議な生態に、見る側も惹かれていきます。


帰りは、お昼過ぎの便で、横須賀市街へ。

一番船での渡島だったため、適度の満足感、疲労感、いい感じでした。

アメリカ海軍基地のすぐ横を通りながら、猿島の特殊な位置関係を改めて認識。


横須賀市内の、お惣菜店「茶屋本店」にてちょっと遅めの昼食。

好きなオカズを、好きな量をとって、あとはご飯と味噌汁でいただくスタイル。

これって、なんとなくですが、海軍方式なのでは?

無化調、無添加が、このお店のウリでもあり、納得のお昼となりました。

午後の眠気を、缶コーヒーをすすり、拭って、帰宅の途となりました。

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