2018年7月28日土曜日

夏風邪には、勝浦タンタンメン!?

折角の休日に、夏風邪、でも、海へいきたい、泳いで魚を見たい、これこそビョーキか?


ビョーキなのに、しばらくご無沙汰している外房まで足を伸ばしました。

長狭街道をくだって、着いた鴨川港にて、よちよちと竿を出す。

運転は、ヒツジだし、休みを、家でうなされて過ごすぐらいなら、

スカっと一発、太陽と潮風を浴びれば、直るのでは?

このノーテンキが、まこぶさ食堂店主の自画自賛なのですが、いつもながら。


歴史のある街並みと、リゾートマンションやホテルが混在する鴨川の町。

流れる川は、加茂川だし、いわゆる、京都ゆかりの、房総の小京都なのですね。

千葉県の奇蹟! とまで言う人もいるようですが、京の都と、船→黒潮→海道を通じて、

米作りや日本酒作りなど、深いつながりがあるようです。

房総には、紀州とつながる、白浜や片貝など、海道文化の町がたくさんありますが、

鴨川は、もっとも発展した京都の衛星都市の趣きさえ感じられます。

と、独断をかましていられるのも限界がきました、立ってるのも、やっと。

せめて、アタリでもあれば、気力ぐらいは湧くのですが、皆無、ふらふら。


クルマで、沿岸を流してもらう。

鴨川のお隣り、太海のすぐ沖に、たたずむ、仁右衛門島。

仁右衛門島は、源頼朝や日蓮に関係する、個人所有の島として有名です。

なぜ個人の島なのかは、ウィキっていただくとして、、、、、。

つい目を留めましたのは、こちら↓


仁右衛門島とをつなぐ汽船乗り場の波止に、釣り人の方がちらほら。

眺めておりますと、これがまた、魚の上がる姿が見てとれるのです。

アジのようですが、ちょい投げには、キスやメゴチ、、、いい感じ。

 ここなら私も、、、と思ったのですが、やはり、身体がダルくて、重くて。


コースを一転して東にとり、勝浦港を目指す。

途中、天津小湊から続く岩場には、浅瀬がかなりの沖合まで続く岩盤の水辺。

これは、シュノーケリングには、最高のロケーションでしょうね。

想像は膨らみ、胸は駆り立てられますが、今日は無理だ、残念、、、。

時々、照ってくる太陽の存在が、いまの私の身体には、あまりに残酷。


勝浦市に入って、興津港の河口にかかる橋上にて。

興津は海水浴場も備えているので、じつに多くのお客さんで賑わっていました。

セミの声は、ぎんぎんに響き渡り、駆り立てられるものの、やはり厳しく。

ま、こうして、真夏の浜辺を散策するのも、ありかなと。


石で組み上げた堤防に腰を下ろして、泳ぐヒツジを眺める。

小波はありましたが、むしろ魚が驚いて逃げないので、シュノーケルには理想とか。

私も、水中メガネをつけて、ひと泳ぎ、、、迎えてあげるよと海が招く。ああ。

いやいや、やはり駄目だ、今日は重い、水に入ってさらに悪化したら。

太陽で熱せられた白い石が、まるで岩盤浴の状態でもあり、少し落ち着きました。


せっかく勝浦市に来たのだからと、入ってしまった食堂。

岩盤浴?のおかげで勢いが出て「勝浦タンタンメン」にトライしてみたのでした。

市街の墨名(とな)の交差点にある、ご夫婦で切り盛りされている大衆食堂。

お昼のニュースは、近づきつつある台風の異常なコース予想で持ち切りでした。


写真で張り出された多種多様なメニューの数々。眺めるだけで、楽しい。

開き戸のガラスの向こうにはためく、鮮やかな青色、白文字の暖簾。

待ちながら、いやが上にも、期待は高まりました。


『ニュー福一』の謹製、勝浦タンタンメン。

勝浦タンタン麺の定義とは、醤油スープに、ラー油と、炒めた玉ネギが入っていること。

厳密には、やはりウィキっていただくのが一番ですが、肝心なのは、身体を温めること。

漁師や海女さんたちの、冷えきった身体を蘇生する目的だったことに注目でした。

つまり、いまの、夏風邪の、ふらふら、へろへろ、悪寒の私には、最適ではないかと。

正解、、、サイコー!!!! でした。

うまし! それも、めちゃくちゃ辛いわけでなく、ほのかに汗のにじむ辛さ。うまし!


帰宅の途につき、ようやく元気が出てきたのは、勝浦タンタンメンのおかげ?

大多喜町の道の駅では、地元産の、ブルーベリー、マツモを購入。

マツモは、自宅のメダカちゃんたちへのお土産です。

こんなことなら、最初から勝浦タンタンメンを食べればよかった、、などと。

すっかりいい気になって、帰りのアクアラインは自分でハンドルを握りました。

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