突然、長男が築地に行きたいという。場内の「魚がし横丁」にアジフライの美味しいお店がありぜひ食べたい。そうですか、行きますか。軽いノリで行きました。釣りの前に。
朝いち満腹で今度は場外のお店を探索。私が目をとめたのは右端のヤガラ。それもデカイ。そして右下のトゲを切り落とされたオコゼ。私の釣りではお目にかかれませんね。
ズワイガニとケガニが混成で生きたまま売られてました。おおっ。ケンカしてるのもいる。さすが築地。ヤッチャ場。ただ個人的にはズワイガニはオスよりメスが好き。勢子ガニ、香箱、地方によっていろんな呼び名のある人気者ですが、この日は見かけず。
築地をあとに向かった先は横浜の本牧海釣り施設。入園料900円也。
ここ、かなり気に入ってます。初の単独釣りもここだったし、なんといっても便利、快適。スタートの遅かった時には近くて足場のいい釣り場がうれしいところ。
トイレ、売店、釣りエサ、釣り道具、なんでも揃ってます。こういう日があっても。
沖へ伸びた桟橋ではウミタナゴが釣れてました。投げ釣りの私にはこれも縁の薄い魚。とても愛らしいカタチが特徴でしょうか。冬から春にかけてよく釣れるようです。
私に釣れたのはこれ。サメです。ドチザメと言うそう。
いきなり強烈なアタリがきて、胸がドキリ。でもあとはらくらく巻かれてきました。とてもおとなしい性質のようで、なんとか針はずしに成功。海にもどせてヨカッタ。
海釣り施設には、そば・うどんのコーナーもあります。
私、じつは最近、立ち蕎麦の病にかかっておりまして、見たら入らずにおれない。それも複数店のあるチェーン店よりも、個人の単独店。一子相伝といいますか、北斗神拳ではないですけれど、おじさんやおばさんが独自でこだわって頑張っているお店。
都内でもすでに20数店まわったりしておりまして。
このお店には2回目なのですが、今日はお弁当を用意してなかったこともあり、入店。
わかめ蕎麦を食べました。寒風に吹き曝されての釣りのなか、蕎麦をすする。うまし!
釣り座に戻ったら、ネコさんがいた。しきりに食べ物をねだってくる。自分だけ蕎麦で腹を満たして申し訳ない。今日は渡せる獲物もないし。
すかさず売店でフランクフルトを買ってきてちぎって渡す。
うみゃうみゃと食むネコさん。がんばってこの冬を乗り切ってください。
で、私といえば恒例の午睡。これも病み付きになりつつあります。
銀マットにブランケットさえあれば、防寒ウエアなので寒くない。快感、2時間を爆睡。ただ絵的にはかなりヤバイのではないかと仲間たちと周囲の皆さん。そうですかね。
おかげで目覚めた時には、次なるエネルギーが湧いてきました。
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今日はまだボウズ、なら早めに帰宅しよう。冷凍庫にいる、あれとあれとこれ。最近のストックの数々。もどったら「まこぶさ食堂」の開店だあ。
いろんな構想と睡眠は次なる食欲のためにと。
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マアジのハンバーグ、サンガ焼き?
晩秋、三崎港で出逢ったおじいさんからいただいたマアジ。まずタタキをつくり、味噌、豆腐、ショウガをまぜて大葉をつける。表裏とじっくり焼きました。
どんだけ加工しても、主張を失わないアジの味。さすがアジ。おじいさん、感謝。
そう言えば、早朝に築地でアジを食べたはずなのに、またもやアジ。飽きないアジ。
三枚おろしをとった中骨は揚げて骨せんべいに。ああ、ハイボールのおいしかこと。
「ちょっと愛して、長ーく愛して」
あ、ウイスキーの種類が違いますね。ごめんなさい。酔ってきました。肴がよくて。
冷凍庫キープだったカワハギ。これも晩秋の釣果。
今回、初トライしてみたのが皮を剥がないでの「丸焼き」
知人の知人の又聞きを試してみたのですが、これは秀逸でした。塩竃蒸しに近いといいましょうか、白身の旨味が厚皮に封じ込められているというか、濃厚、油脂もあり。
また、皮ごと食べられて歯ごたえと香ばしさ。ほんのり磯らしさもあって、この魚がつねに根のまわりにいることを改めて知らされた気持ち。
うまし! うまし! カワハギ新発見でした。
単独で冷凍庫に残っていた磯のベラ。塩をふらず素焼きにしてポン酢で食べました。
私、つくづく想うのですが、この食べ方を考えた上方の文化と歴史に頭がさがります。
うまし! うまし! うまし! さあ今年も暖かくなったらベラ(含キューセン)を釣るぞお。
一日、食べてばかりでしたが、自称「ベラの女王」はハイボールのチカラも相乗しての独り悦に入りながら、また眠るのでした。
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