金沢はヒツジ=釣り執事の田舎です。
その法事にともなって、延伸された北陸新幹線に乗りました。
仕事帰り、あたふたしましたが、なんとか発車時間にセーフ。
地下深く潜った上野駅のホームに、新型EW7がすべりこんで来ました。
上野〜金沢を、かがやき号は2時間22分。
あっけなかった、、、、とくに長野から金沢は、高い壁とトンネルで外があまり見えないこともあり、ワープしたような感じ。
ついこないだまで、在来線の特急が唸るように走っていた日本海側の情感がない。
といっても、仕事疲れにハイボールが加わり眠っていただけですが、、、、面目ない。
市街の東側を流れる浅野川。
この対岸付近にヒツジの父の生家があったそうです。
岸辺の護岸が改修された以外は、なあーんも変わっとらん、そうです。
ヒツジの子どもの頃は、魚がたくさんいて、毎日のように魚とり。
いま、その影は、見る影もなく、魚の居ない河川には変わった、、、とヒツジ。
浅野川を高台から眺めました。
加賀前田藩・百万石の城下町。
京都市、松江市と並んで、県庁所在地では数少ない非戦災都市。
いまは、大学城下町。さらに、大学病院城下町とも言われているそう。
写真の右手上には、デーンと構える国立大学病院の威容。
河岸の右手に、ヒツジの通った中学校があります。
金沢市民に親しまれている医王山。いおうぜん、と呼びます。
その中腹にある池にて鯉にエサやり。ヒツジの故人たちもこれが大好きだったとか。
鯉に混じって、鮒、亀も参上しますが、鯉のパワーと数に力負け。
エサをうまくより分けて、撒く腕のみせどころなのです。
法事を終えて、精進の席。
古式慣習の街も、いまは肉、生もの、あまり関係ないのだとか。
加賀茄子、炙りの赤イカ、能登マグロ、ガンド(ブリの子ども)、甘エビ。
雑誌の金沢特集の常連が並んでいて、思わず笑みがこぼれます。
法事を終えて、、、ちょっと日本海へ出ました。
ヒツジの実家にあった竿を積んでます。法事のあとなのに、、、、、、。
いえ、ヒツジの伯父と母は釣りが好きだったので、これも供養ではないかとヒツジ。
釣りバカというのは、なんでもいいようにこじつけますな。
海浜道路(能登さとやま海道)を走ります。
金沢から43㎞北上。羽咋川(はくいがわ)の河口に来ました。
中学生の頃のヒツジは、毎週のように金沢駅から七尾線に乗り、ここへ来ていたそう。
カワガレイ、チンチン、セイゴ、ハゼ。たくさん居たそうです。
この日は季節がずれていたり、まだ早かったこともあり。
ま、過去の素晴らしい思い出というのは、いつも通りの結果です。40年近く前だしね。
たまたま通りかかった常連氏との会話が白熱。
やはり、本格的な開幕はもう少しあと。
加えて河口の上流に造られた河口堰。
これが完成してから、魚たちは遡上してこなくなったと力説。
水の流れが止まり、汽水域の魚には暮らしにくくなったようです。
羽咋川と邑地潟(おうちがた)を分けてしまった可動式河口堰。
いわゆる「ギロチン方式」ですね。淡水と海水(汽水)を完璧に遮断してしまった。
塩害対策とのことですが、日本海側の潮位の差がそれほどありますかね。
さらに淡水側はブラックバスが放たれて繁殖、大問題とか、、、力の抜ける光景です。
羽咋川河口。日本海との接点。
この左手が千里浜。砂浜をクルマで走ることのできる名所のひとつです。
しかし、この砂浜もやせ細っていき、ヒツジの子どもの頃の三分の一の幅しかないとか。
陸地側から川による砂や泥の流出量が少ない。
ここにも可動式河口堰の影響が出てきていると常連氏。
つかの間の釣りを終えての帰途。
ちょっぴり暗くなった気持ちを変えようとアイスで気分転換。
「五郎島のおさつアイス」なのでした。お芋そのもののカタチでした。
「あ、ほんとにサツマイモの味がする!」
おいヒツジ! 旨いのはわかるけどハンドルから手を離すな。
お土産はカレー。
郷土の英雄、松井さんも登場していました。こちらは東京の会社の製作。
ほかに東京にも「金沢カレー」のお店ができていますが、地元とはかなり味が違うとか。
大学城下町ですから、大学生の食文化が育てたB級グルメでしょうか。
かがやき号、ふたたび。
金沢駅の高架ホームから「東京行き」に乗る時代が来ようとは、、、、。
ヒツジの故人たちも、みなこの開通を待ち望んでいたそう。
それは残念ながら果たせませんでしたが、子どもや孫たちはコレに乗り東京へ。
トビラが閉まって富山、までは覚えてましたが、ハイボールも回って熟睡。
目が覚めると、見慣れた大宮の街が近づいていました。
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