解凍したキューセンのオス。
赤♀から青♂になりかかる、境界線上的な異化過程でした。
持ち帰った直後に急速冷凍。
冷凍、冷蔵の進化が、日を置いても楽しめる家庭の味に寄与していると思うのです。
ウロコを落とし、ワタを抜いたら、アルミホイルに載せてガスレンジのコンロへ。
ちりちりと、素焼きにしました。
[キューセンの産地と状況]
先週、10月27日、静岡県土肥港。
同港の北側に流れ込む土肥山川の河口にて。
清水港とをつなぐフェリーがやってきて、時刻はあたかも陽かたむく頃。
そろそろ、止めようかなと思ったところの、ラストの魚。
アタリは鮮烈でしたが、針を呑まれてました(ウデだ。相変わらず)
素焼きに、ポン酢でちくっとやりました。
上品。うまし! うまし! うまし!
いやあ、ほんと、うまいなあ。
キューセンという魚、生身では半透明であり、水気があり、ボソボソしている。
それが、火を通すことにより、適度な締まり感覚と気品ある上質の白身魚に。
解凍したクロダイの子ども。
チンチンとカイズの中間ぐらいのサイズです。
味噌汁にしようと、熱したお湯に入れて、ひと立ちさせながら、しばらく。
お湯の表面に脂分が浮かんできたぐらいで、弱火にして味噌。
[クロダイの子どもの産地と状況]
今年の8月のお盆休み、お墓参りをサボって出かけた高知。
17日の夕刻、伊野町(現在は、いの町とヒラガナ表記)の仁淀川の河口の護岸。
期待したものの、予期しなかった雷光と雷鳴。
慌てて、クルマに避難して、カミナリ雲の立ち去るのを待つ。
雲の晴れ間を見て、速攻、道具を片付けたところ、掛かっていました。
針は大きかったのですが、呑まれてた(ウデだ。いづれにせよ、ウデだ)
コンビニで氷を追加して、持ち帰ってから急速冷凍した次第。
この時の詳細は、こちら→ http://macobusa.blogspot.jp/2016_08_01_archive.html
青ネギをポロポロと散らして出来上がり。
うまし! さすがは、鯛。鯛じゃ、鯛じゃ、鯛じゃ。
上品で、口中と鼻孔に広がる、鯛ならではの、脂分と味噌のハーモニー。
ただ、身に箸を付けると、なんとなくですが、皮に磯の匂い、があるかなと。
河を遡上する魚なので致し方ないのですが、煮沸が足りなかったのかなと、反省。
そこで、身だけを取り出して、今一度、コンロに載せて素焼きしてみました。
うまし! うまし! やっぱ、鯛じゃ、鯛じゃ、鯛じゃ。
上記、キューセンとの味わいの違いを堪能しながら、焼酎のそば湯割り。
11月ですから、ガソリンも変えてみることにしました。
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