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menu1
ギュウギュ汁(ゴンズイの味噌汁)
menu2
クサブ・クサビの三杯酢(ササノハベラ、ホシゴンベ、トラギスの南蛮漬け)
menu3
メゴチの天ぷら
menu4
キス、アジ、小鯛の一夜干し
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今日はいきおいで作っちゃおう。
先週と日曜日の獲物は冷凍庫にあります。帰宅するなり、流しに出しました。
海はまだまだ残暑。水汲みバケツでくんだ水に触ると、まるでぬるま湯のよう。
魚たちもへばっているのか、いまひとつエサに飛びついてくれません。深いところや物陰で休んでいるのかな。シロギスは砂に潜って寝んねかな。沈黙の竿先。
そのなかで、唯一元気だったのがこの方。ゴンちゃんです。
ゴンズイと書くと、ちょっと怖い。実際、背びれと胸びれの鋭利なトゲは怖い。不用意に刺された人を見たことがありますが、しかめた顔は蒼白でした。おそろしか。
でも、このゴンちゃん。九州の長崎や熊本ではよく食べられている。
ギュウギュと呼ばれています。ゴンちゃん、ギュウギュ。どこか愛らしい。海のナマズですものね。
「ゴンキャットフィッシュ」と呼んだら、叱られますか。通じたりして笑。
このゴンちゃんがたくさん釣れて、しかも針を飲まれてしまった。そこで計3本のトゲを切り落として持ち帰り、今回の目玉にしてみます。
ゴンちゃんの頭を落として、ワタを抜く。あとはブツ切りにしまして↓
ダシを入れずに、コウジ味噌の味噌汁。シラガネギを少々。試行錯誤でしたが。
うまし! であります。うまし! さすが海の鯰さん。淡白で上品な脂がほのかに出ていて、飽きのこないお味噌汁。ほぐした白身もうまし!
ギュウギュ汁、ちょっと病みつきになるお味でありました。
続いて、根際でよく掛かってきたササノハベラ、ホシゴンベ、こちらも針のみしたものを持ち帰り。ウロコを落とし、ワタを抜いたら片栗粉をまぶして油で揚げる。少し長めに揚げたので、中骨付近まで浸み渡りました↓
三杯酢にドブ漬け。
タマネギとニンジンを添えました。ベラ類ならではの磯の臭みが消えて、身肉が引き締まっています。うまし!
こちらも、長崎や佐賀など、西九州の食べ方です。うまか、おいしか。好いとお。ちなみに隠れてはいますが、トラギスも入ってます。これも、うまか。
ここに、トウガラシを入れればもっとよかった。次回にやってみます。
甘辛酸。あまからすっぱいに、いま凝っていたりします。
1尾だけ持ち帰ったメゴチくん。さくっと天ぷらを塩で。
うまし! 当然、江戸前天ぷらの陰の帝王と私は呼んどります。すごか、メゴチさん。
キス、小鯛、マアジは、一夜干しにすることに。マアジは、仕掛けを巻いてくる時に飛びついてきた。ラッキー!
ワタを抜いて腹開きに。ほんの軽く塩をふって↓
洗濯物干しに吊って、ベランダに干しました。日光をさけての陰干し。風通し勝負か。
向こう側のマンションの飼い猫が見ています。欲しかね? なら、きんしゃい笑。
約5時間ほど干して完成。まだまだ夏の陽気。
これぐらいで留めないと、瑞々しさが乾涸びてしまう笑。きっと、うまし!でしょう。
明日の朝食を、民宿ふうに、軽く焼いて食べてみます。たのしみたのしみ。
ざっと、ゴンズイ、ササノハベラ、ホシゴンベ、トラギス、メゴチ、キス、小鯛、マアジの8魚種。
釣魚八珍、食べてしまえば、あっと言う間なんですけどね。ごちそうさま。感謝です。