2016年6月14日火曜日

日暮里・立喰そば経由→浦安で釣り。

立喰そばが食べたい。日暮里へ行く。あ、釣りもしたい。浦安へ行く。休みでした。


店主は、じつにユニークな発想の持ち主です。

デリバリーしないお店であっても、メニューをお客さんへ配る。

獅子匠(立食そば師匠)から連絡を受けたヒツジ(釣り執事)はお店へ一目散。

以来このマイメニューは家宝になってしまいました。

眺めているだけでしあわせになり、次第に居ても立ってもいられない。

同店は無休24時間営業でもあり、スクランブル発進!


日暮里駅・東口。

再開発の繰り返される山手線沿線のなかでも、著しく変貌した一帯のひとつでしょうか。

聳え立つ二棟の高級タワーマンション。

こんなことになろうとは、、、、!!!???

昔を知っている私は(おもに高校時代)、いつも隔世の感におののいたりしています。


再開発に残された一角の片隅。

開いてた、よかった、いい匂いがしてきた。

ふっとひと息がつける。

看板と灯りにいやされるのがこのお店なのです。


カレーそば小盛り、ミニげそ、ソーセージ天。

同店の魅力のひとつに「小盛り」という量と値段を設定していること。

例えば、かけそばの小盛りならば100円で食べられる(うどんも同様・長ネギ入れ放題)

私が思うに、下町の駄菓子屋的な文化を残しているのですね。

近在の高級マンション群には、塾に通う子女がたくさん居ます。

その子らが、夕食までのツナギに立ち寄っても食べられる。

駄菓子屋の使命を同店は果たしていると思うのですね。

実際には、最初の一歩には保護者が付いていくぐらいの勇気が必要と存じます。


プラス30円で、冷やしにもなります。

写真は、かけそば小盛り、なす天、ソーセージ天。

冷やしを食べたくなる季節感が6月なのかなあと、しみじみ。

お腹が満たされたところで、さあ、次ぎ、行ってみよーーーーっと。


江戸川区・一之江の釣り餌店に立ち寄り。

イソメとあわせて購入したのは、藻エビ。

淡水や汽水に住む種類らしいです。生きている、ビンビンしてる。

これを買ったからといって、果たしてナニが掛かるのか?

なんせ、もうお昼近くになっていました。

気休め? 気分だけでも、、、みたいな。ひと切れのパンのような。


一之江から途中、瑞江へまわりこみ、浦安を目指す。

閉店してもうすぐ1年になる、Y製麺所の前を通りました。

店を囲んでいたヨシズは取り払われて、何事もなかったような住宅に。

テントとシャッターだけが、お店の名残を留めていました。

「しもたや」となった普請を眺めながら、過日の賑わいを思い起こすこと、しみじみ。


久方ぶりの浦安。

というか、日曜日・祝日の午後からしか来ない場所。

理由・家からの最短のひとつ。

それでも餌店に寄れば、2時間近く。現実ですが帰りの大渋滞を考えれば致し方なく。

そういう認識ぐらいの場所なのですが、気持ちは晴れる。

なにかしらの、反応があればいいのですが。


先客は、2名様。

エサを落として岸壁のヘリを狙っていました。

「あの人らはかなりスゴイぞ」と、ヒツジは自身の道具もロクに出さずに凝視。

なにが、スゴイのか?


タマげました!!!

これは、クロダイさんではないですか?

それも、私の釣ったことのあるような、シマシマ。それがない逞しいクロガネ。

オトナの姿のクロガネは、惚れ惚れしますね。ホレボレ。


タマげましたパート2

玉網を落としてナニかを掬っていた。

見に行きましたところ、スズキの若衆。

真っ昼間でも、掛かるものなのですね。


ガゼン、みるみる顔色が変化してきたヒツジ。

ビンビンと弾むエビを、針に2尾つけて投げやあと命令される。

スズキの若衆はともかく、クロガネを見ると、人格、血液型の一変する性分のよう。

だったら、真下に、ポトンと落としたほうがいいのではないの?

と、私は日々より考えるのですが、そういうことではないらしい。

よう解らん。だけど投げる。


その直後のことでした。

ギューンっと、竿先が持っていかれる!

写真は構えている絵図ですが、以降はパニックになりそれどころではなく。

グイグイグイグイ、すごい引き、ゴクゴクゴクゴクと首を振るような感覚。

必死、しゃむに、弓のようにしなった白雪姫(そう呼んでる)を立てるのが精一杯。

巻いて、寄せて、巻いて、寄せて、、、ところが手前で軽くなり。

あれっ? ハリスが切れていました。なんで? 残念。

私も火がついてしまった!!!


ハリスをもう少し太くして再投入。

また来た!!! でも今度は、さきほどとは違う引き、重し!

重い重い重い、、、あれっ、ちょっと軽い。重い重い重い、ちょっと軽い。

ゴクゴクゴクっという、首を振るような律動感が無いのですね。

なんとか、姿だけでも見たい! 重い重い重い。

テンビンの下から現れたのは、ひらべったい。

あ! この方でした。怖い刺がある方。大きな瞳でこちらを恨めしそうに見るし。

下あごにちょっとだけ掛かっていたので、お戻りいただけました。

脱力。

最初のあの魚は、違う方ではなかったのか?

そう考えると口惜しいのですが、早々に、帰宅の時間が近づいてきました。

日曜日。粘ったら最後、浦安といえば、ネズミーランドであります。凄い人気。

ニッチもサッチも行かない、気の遠くなるような大渋滞が待っているのです。

明るいうちに抜けないと、翌日は労働へ行けないのです。疲れて、行きたくなくなる。


後ろ髪は引かれますが、そそくさ道具を片付けてクルマに戻る途中。

横づけで釣りをされていた方との挨拶。

釣果を見せていただいて、またまたタマげてしまいました。

これは、、、、、、ウナちゃんではないですか!!!!!!!!!!!!!

しかも、デカイ。正真正銘、本物の江戸前ウナギ。

浅草や築地の専門店で食べたら(食べたことないけど)どえりゃあ値の張るような。

「東京湾は奥地に入るほど、おそろしか」

抜け殻となっているヒツジをなだめながら、なんとかクルマまで戻りました。

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