2016年6月19日日曜日

日曜日のギマ、ヒマ? ザマ? リマ? ギマという珍魚

日曜日です。まだ雨は落ちてない。なら行くか? 行こう。朝10時に家を出て浦安へ。


首都高から一之江の釣り餌店、浦安のコンビニに寄って、現地到着が12時ちょうど。

ほどなくして、ネズミーシー(ランド隣接)からは派手な花火が打上りました。

上海がオープンしたので、こちらも負けじとアピールなのか?

いえいえ、いつもの定例なのでしょうけど、歓声まで聞こえてきて賑やか。

日曜日ですものね。

とか、のんびり構えていたところ、、、、ツン、ツンというアタリ。

ん? なんだこれは? 

そろーっと、聞いてみたところ、キーンと走りました。

大暴れ。濁った水に現れた横倒しの姿を見た時には、クロダイか?(恒例の過剰期待)

ヒツジ(釣り執事)のタモに収まったのは、この魚。


 ナンダコレハ?

「ギマだ、ギマ。ギマや、ギマギマ」とヒツジ。

は? ギマ。なんやそれ?

リマは知ってるけど、ギマ? (中高年ギャグになってきた・以下、中高年G)

「こんな大きなギマを初めて見た」

呆れ顔のヒツジから、この魚は、珍魚であることを理解しました。

顔および前半分はカワハギのよう。後ろの三分の一はブリみたいなカタチをしています。

しかも場所は、江戸川に繋がる汽水域の水路。

東京湾の奥地には、変わった魚が入ってくるものです。


しかも、立つし!!!

立ってるじゃないの、この子。

背と胸ひれの両サイドには、三本の矢、、、もとい、三本の大きな棘。

その棘を使って立ってしまう。記念撮影には、理想的な、どや顔のポーズ。

違法投棄された冷蔵庫の上で、まるでモニュメントのよう。

さらに大きな可愛い瞳には瞼があって、目を細めたりするのです。

ギマ? 

ヒツジはこれまで、房総半島や湘南、静岡のキス釣りで釣ったことがあるそう。

でも、こんな大きなのは見たことがないと見開く瞳のザマ。(中高年G継続)

ただ、針を飲んでしまっていました。

思案のあと、締めて持ち帰ることにしました。

ケータイで検索したところ、「美味」と書かれてあったこともあり。


ヒツジといえば、この方との綱引き。

先週に引き続き、好かれているらしいエイちゃんに。

計3枚も掛かってしまいまして、ためては巻いて、ためては巻いて。

2度バトンタッチして巻いてみましたが、これは、重いわ。時々、動かんし。

暴れて沖へ向かうと、ハリスが切れる前に、竿が危ないのではないかと。

風に吹かれて鳴る糸のセクシーさと言ったら。

エイちゃんを取り込み、戻すのは大変。罪な、やあつさ、、おー、止めよう中高年G。

帰宅してから、網に洗剤をかけて必死に洗っているヒツジも印象的でした。

オシッコの臭いがツーンと、なんとなく。すごいアンモニア臭。


こんな道具も持ってきてみました。

先週、現地でお会いしたクロダイ名人(と勝手に命名)に刺激されたヒツジの道具。

カッコウだけは、整えてはきたのですけど。

この日もたくさんのクロダイ狙いの方々が集まってきていました。

しかし、アタリは、まっっっっっっったくなし。

ヒツジ曰く、「アタリがあったら、本命かセイゴ。ここには、これしか居ない」

と、いうことですが、まわりの皆さんも、クロダイさんの姿を見ることなく。


私の投げ竿にアタった、2尾目のギマ!!!!

引きはまたもや強烈でした。つくづく不思議なボディ。

重ねて実感する、前カワハギ、後ブリ。

先ほどのと同じく、測ってみたら、29センチでした。

後ろのスリムな伸びと尾びれが、身長を稼ぎ出しているのですね。

これも針を飲まれてしまい、本体に詫びて、締めてのお持ち帰り。

さらに特性として、体中から溢れ出るネバネバ、のめりも、すごいのでした。

折しも、雨雲が広がって、パラついてきた雨と風。

速攻、片付けて帰宅。2尾のギマを急速冷凍しました。

これで、ネバネバを自動解消しようという常套の手段。後日、調理いたします。

宿題が増えてきました。

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