ブログでふりかえると1年半ぶり、、光陰矢のごとし。
昨年は鯵ヶ沢や白神まで行きましたが、外が浜へは寄らなかった。不義理の渡し。
イケマセンなあ。自戒しながら、荷物を持って待つ上野駅、蘇る北帰行の情緒?
はやぶさ号、速いですね、これでもかと飛ばす! 乗ってしまえばスグの、津軽。
うかがう時間までちょっとあるので、レンタカーで青森駅周辺を流す。
港に停泊、展示されている青函連絡船・八甲田丸。
高校の修学旅行での、行き帰り、お世話になりました。あの頃、みんな若過ぎた、、、
船内には、そんな懐旧の想いをとげる鉄道車両の展示などもあるそうです。
青森駅前といえば、繁華街で知られる新町の界隈、いろいろお世話になってます。
そして、平行するように、古川という、問屋街、市場が並んでいます。
新幹線が"新青森駅"で新設されたことで、旧ターミナルの街並が温存された。
例えば、築地が移転しても"場外"が生き残って健在という感じだと私は思ってます。
なので、一個人によるささやかな市場、朝市なども、残されているのです。
採れた野菜、果物、鉢植えなどを並べての、交流の場、語らい、現役確認の場が展開。
都道府県の県庁所在地の玄関口で、この様なぬくもりの場に触れ合うことができる、、、
いいなあ、やっぱり津軽はいい、、と、はやぶさ号に揺られてきた身体にはしみじみと。
そして、ほんのちょっと郊外へ出るだけで、広がる平野、山々の稜線、、、
まっすぐに伸びる、北海道を目指していく新幹線の高架橋が増えましたが、、津軽。
ああ、またここへ来た、来てしまった、、けども、また来たかった風景だ、、津軽。
竜飛岬に向かう国道280号線は、いつ来ても、どんな季節も、多彩多情な、津軽。
しみじみ、ハンドルを握っていると、あ、スノーシェイドに鳥、、、ゆっくり停車。
モウキンさんには、目がない私ですので、一応、外へ出て語りかけてみる。
不思議なもので、鳥、とりわけモウキンのなかには、人を恐れない。通称タカちゃん。
それは、こちらが棒などを持っていたら駄目ですが、手出ししない様子を見せると。
一旦、近づき過ぎたのか飛び立ちましたが、すぐ横の標識にとまる通称タカちゃん。
「ワタシにかまわないでよ」という表情は見てとれましたが、静かに佇んでます。
首まわりが白い、、はやぶさ号、、ではないですね、、トンビでは勿論ない。
しばし、お互いに見つめ合うことができて、なんとなく満足、、その場を離れました。
タカちゃんとの出会いに陶酔、しばし遅刻しましたが、平舘港そば、浜乃食堂に到着。
いつものとおり、はためくノボリ、揺れてる暖簾、今日はお昼の入店でした。
思い起こせば、初入店が2012年の12月、竜飛岬の行き帰り、そして、巡り会い。
その時の様子、近隣での釣りなど、よろしければコチラ↓
http://macobusa.blogspot.com/2012/12/blog-post.html
7年前の出会いの時、牛飲馬食、昏倒、店内小上がりで爆睡になったのにかかわらず、、、
いまも呆れることなくおつきあいしてくださるマスターとママとの再会。
マスターは最近、足腰が痛いそうで寄る年波、、、なんのこれしき、これからですよ。
料理長(ママ)は、体力回復、気力充実で、これから、いまから、けっぱってね、と。
ホタテを運ぶトラックが停まって常連さんが入店。カツカレーを平らげながら、、、
今年はヤマセが吹いてちょっと大変、、ヤマセは農作物だけでなく、海水温にも影響とか。広い青森県のことですから、局地的な、出来、不出来のあることを、知る食堂。
なるほど、そうでしたか、、なるほど、、地域の食堂は、すべて学習の場であります。
マスターいわく、外が浜のホタテマンズ、みなさん、頑張っていらっしゃる!とか。
お客さんの会話に耳を傾けながら、黙々と料理を作る料理長の背中。
ひと頃は、早朝モーニングからお昼、夕食、夜中まで、ほぼ通しの営業でした。
津軽海峡に近い小さな港町に、こんな凄い食堂があるんだ、感激した私。
漁師さん、地元の方々、そして訪れてくる釣り師、、船釣り、投げ釣り、磯釣り。
もともとは、釣り好きのマスターと料理長が、語らいの会場として開いた食堂。
おふたりとも、まったく違う畑を勤めてこられて、まるで人生の句読点、のように開店。
定番メニューでは、私のイチオシは野菜炒め、同行ヒツジはラーメン各種。
さくっと寄って、朝はおにぎり味噌汁、お昼は浜あがりのラーメン、どんぶり。定食。
夜は、夜で、、ああ、マスターが琥珀色の液体の入ったボトルを、、ああ。注ぐ量が。
えっ、今夜は透明、、それってデンシュ、、田酒、、津軽の雪よ、津軽の海よ、、
どうにも止まらなくなって、気がつけば、明るくなってくる下北半島側の空ってか。
今日、あれっ? 新しいメニューが増えていることに気がつきましたが、、、
いただきました料理長による、津軽好菜の数々を列記↓
ウスメバルの塩焼き。ウスメバル、温暖化で産卵床の海藻が減少して数が減ってます。
ちょうど、漁協関係者の方がお弁当を取りに寄られて。
「それ、私が釣獲調査で釣ったメバルです」とのこと、うまし!でございました。
ホタテの唐揚げ。
うまし! 文句なしに、うまし! これがカレーにのっかったのが、新メニューとか。
ミズ、と呼ばれる、山菜のおひたし。鮮烈、目の覚めるうまし。シャキっとせんば!
ワカメ、そしてホタテの佃煮、気をつけないと、いろんなモノがすすむ、すすむ。
ヤリイカのお刺身、津軽海峡、平舘海峡、、海峡筋は、イカ三昧。
さきほど書き忘れましたが、釣り師は、、イカ師、エギ師、たくさん来ます。凄い。
イクラです。函館産とか。海峡を渡って、いくらでも来る。うまし! すまん。
釣獲調査で掛かったウスメバル、ふたたび。今度は、梅干し入りの、煮付け。
梅干しは、畑で採れたモノを、自家づけ、、、うまし! 料理長の腕の見せどころか。
と、結局、1年6ヶ月ぶりにも、またして牛飲馬食の限りを尽くしての、お見送り。
今回は、日帰り、究極のタッチアンドゴーになってしまい後ろ髪引かれました。
過去の、2回目以降の津軽行き、浜乃食堂入店のアーカイブを一気にこちら↓
●津軽ふたたび春あさき水辺を彷徨い辿り着いた撃沈編
●初夏の津軽で魚は目覚め、私は轟沈編
●子どもさんたちが青森市内「匠や」開店で人事不肖編。
●津軽釣女 完全なる丸ボウズのち轟沈編
●圧迫骨折した料理長(ママ)を見舞ったはずが自沈編
新青森駅までの帰り道、蟹田の港で、初めて港のタワーに上りながら思ったこと。
私は、いつも、津軽に来て、人に触れ、情けに触れて、浜乃食堂で倒れていたな。
マスターと料理長、そして地域の方々の優しいお人柄に甘えさせてもらい、
行き着くところは、いつも、津軽の海、、、ではなくて、夢心地、夢舞台、、夢食堂。
津軽海峡線が走ってきて、駅で待ち合わせの停車。
浜乃食堂へ寄らせていただいている間に、歳月が過ぎて、交通の流れも変わりました。
北海道新幹線が開通して、新青森すら、通過駅となり、通過する人も多い津軽半島。
厳しい本州最北端の風土に遊ばせていただき、いつも飲んで倒れていた浜乃食堂。
これって、私は、人間失格ではないのか?
たまたまコンビニで見つけたパン、工藤パンという青森の会社さんのパンらしいです。
ダザイは好きではないですが、つい買ってしまった、帰りに飲むハイボールと一緒に。
ちなみに、砂糖をまぶしたバターを食パンに塗るのが青森スタイルだといま知った私。
それは、きっと、立ち寄る、立ち寄ってしまうこころの拠り所があるということ。
人間失格も酔いから醒めると、自己再生。自己分析。
拠り所への再訪を期して、毎日の原動力にしているのかもしれません。
●浜乃食堂ブログ
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魚が好きなのか。釣りが好きなのか。求めて旅する、今日もまた。
「投げ釣り列島縦断」で検索ください。
マコちゃん先日はお忙しい折り御来店頂き誠に有難うございます🙇🏻♂️一年半ぶりなのについ先日お見送りしたのに今日ような感じで再会させて頂きましたょ〜👍美味しいお土産まで頂き感謝の念に堪えません有難うパピーちゃんにも宜しくお伝え下さい裏方のお勤めご苦労様さま多謝🙇🏻♂️
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